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8/18【全日本】GAORA前哨戦で真っ向火花 吉田宣言「ヨシタツ幻想に絶対ギブアップしない」

『2019 SUMMER EXPLOSION』北海道・苫小牧市総合体育館(2019年8月18日)
○ゼウス&吉田考志vsヨシタツ&田村男児×

 吉田が王者・ヨシタツと真っ向から火花を散らし、「ヨシタツ幻想には絶対ギブアップしない」とGAORA王座獲りへの覚悟を示した。

 8・28旭川大会で王者・ヨシタツにFTO・吉田が挑戦するGAORA王座戦を控える。前夜の札幌大会では吉田の試合をヨシタツが花道から視察し、心理戦を仕掛けていたが、この日、最初で最後の前哨戦が組まれた。

 ゼウスと組んだ吉田はヨシタツ&田村と対戦。いきなりヨシタツと先発で対峙した吉田は一進一退の先手争いを展開。ショルダータックルでなぎ倒されてもハイキックをかいくぐり、逆水平を繰り出したが、ヨシタツも不発に終わらせる。互角の立ち上がりとなったが、再激突ではヨシタツがフロントハイキック3連発、スワンダイブ式ミサイルキック、ミドルキック連打、フィッシャーマンスープレックスで攻めに攻める。吉田も負けてはいない。エルボー合戦を逆水平で制すると、ジャンピングバックエルボー、ノーザンライトスープレックス、トラースキックの連続攻撃を敢行。師匠リッキー・フジ譲りのカミカゼで叩きつけた。

 最後は両者が場外でエルボーと逆水平を打ち合っている間、ゼウスがアルゼンチンバックブリーカーで田村を料理。唯一の前哨戦は挑戦者・吉田が制した形となった。本番は10日後、この日の戦いを通じて「(ヨシタツは)100%のうち10%も出してないと思うんで、本番にならないと全然予想がつかないですね」と好感触はつかめず。ヨシタツ攻略の糸口はまだ見いだせていないものの、「必ず北海道にGAORAのベルトを。北海道で獲って札幌に持って帰って、地元のスポンサーに一日ずつ置かせてもらえれば、少しでも恩返しできるのかなと」とGAORA王座獲りにかける思いは燃え上がる一方。「ヨシタツ幻想ですか。あれだけは絶対ギブアップしないという気持ち」との覚悟をのぞかせた。

 一方、王者・ヨシタツの吉田評は厳しい。この日、田村が大いに奮闘して沸かせたとあって、「もうちょっと頑張らないと勝てないんじゃない? よっぽど田村の方が頑張ってたと思うよ」とバッサリ。「もっと技に1個1個、俺に勝つっていう執念込めないと俺には勝てないんじゃない?」と敵に塩を送りつつ返り討ちへの揺るがぬ自信を口にしていた。

【吉田の話】「100%のうち10%も出してないと思うんで、本番にならないと全然予想がつかないですね。必ず北海道にGAORAのベルトを。北海道で獲って札幌に持って帰って、地元のスポンサーに一日ずつ置かせてもらえれば、少しでも恩返しできるのかなと。あとは僕の師匠のリッキー・フジさんに一目散に報告したいですね。所属のFTOももちろんそうですし、親ももちろんそうです。(ヨシタツに勝つ手段は見えてきた?)全く正直見えてないです。YOU TUBEでいっぱい研究してるんですけど、ヨシタツ幻想ですか。あれだけは絶対ギブアップしないという気持ちです。(ヨシタツも)ギブアップする人間じゃないと思うんで、必ず3カウントで獲ってみせます」

【ヨシタツの話】「田村頑張ったね。あんなやるとは思わなかった。田村凄いんじゃない? よく頑張ったと思うホントに。吉田? 今日初めての前哨戦。もうちょっと頑張らないと勝てないんじゃない? よっぽど田村の方が頑張ってたと思うよ。もっと技に1個1個、俺に勝つっていう執念込めないと俺には勝てないんじゃない。ベルト2つ持ってるんだよ俺。ダテに16年もやってないからね。まだ旭川まで時間あるから徹底的にやりましょう」

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