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8/19【全日本】世界タッグ挑戦決定 ゼウス&崔宣言「勝って俺たちの歴史始まる」

『2019 SUMMER EXPLOSION』北海道・登別市総合体育館(2019年8月19日)
○ゼウス&崔領二vs青柳優馬&青柳亮生×

 世界タッグ挑戦が決まったゼウス&崔が青柳兄弟に快勝。タッグ結成間もない二人だが、崔は「勝ったらここから俺とゼウスの歴史が始まる」とベルト戴冠をタッグチームとしての出発点と定めた。

 8・17札幌大会でゼウスが諏訪魔を撃破し、崔との世界タッグ挑戦を表明。王者組の暴走大巨人も迎撃を宣言し、この日9・3後楽園大会でのタイトルマッチが決まった。

 ゼウスと崔は優馬&亮生の青柳兄弟と対戦。ゼウスが亮生にリフトアップスラムを敢行すれば、崔も同じ攻撃で続くなど、対抗意識も垣間見せたが、これといった連係は飛び出さず。それでも崔が得意のキック攻撃を連発し、ゼウスはブレーンバスターで二人まとめて投げ飛ばすなど付け入るスキを与えず。最後も崔がミドルキックで優馬を蹴散らし、ゼウスがアルゼンチンバックブリーカーで亮生をギブアップに追い込んだ。

 ゼウス&崔が暴走大巨人にみせつけるような完勝を収めた。世界タッグ戦正式決定の報を受け、ゼウスは「なお気合が入りましたね」と高ぶる一方。「今日こうやってまた領二と組んで青柳兄弟と試合。難なく勝つことができたんで、いいウォーミングアップになってるんじゃないかなと思います」と振り返った。

 急増タッグの感は否めず、チーム歴と実績では暴走大巨人二分がある。崔は「正直リスペクトしかない」と王者組に一目を置いているが、「一つ気に入らないのは何か新しく組んだからと言って歴史に勝てないよみたいな、そういう風潮。実績ある奴には組んだばっかの奴は勝てない? やかましい。今日この瞬間、歴史が生まれる。過去のことは全く関係ない」とその差を問題視せず。むしろ「負けたら何の言う権利もないし、組んだ意味もなくなるし、勝ったらここから俺とゼウスの歴史が始まる」と世界タッグ獲りを二人のタッグチームとしての出発点に定めた。

 「絶対勝ったろう思って。それしか考えてないです」(ゼウス)、「黙って最高の試合をして、認められて、ベルトをいただきたい」(崔)と口をそろえた二人はタッグの頂点を目指すのみだ。

【試合後のゼウス&崔】
――9・3後楽園での世界タッグ挑戦が正式に決まったが?

▼ゼウス「先ほどこっちの会場に向かう途中で世界タッグ決まったの知ったんで、なお気合が入りましたね。今日こうやってまた領二と組んで青柳兄弟と試合。難なく勝つことができたんで、いいウォーミングアップになってるんじゃないかなと思います。前も彼が言うてたとおりプライベートでは接点がない二人なんですけどね。リングの上っていうのはプライベート関係ないんですね。リングの上での気持ち、男としての本質の気持ち、そういうのでつながりがあるのがリングの上なんでね。それこそ、やっぱり二人でチャンピオンになってね、50年後ぐらいかな。一緒に酒とか飲んでその時のことを語れたらええなみたいな。そんなイメージですね。絶対勝ったろう思って。それしか考えてないです」

▼崔「今回、戦う相手が諏訪魔&石川で本当に良かったなと。誰も文句ないでしょう」

▼ゼウス「そこが最強やからね」

▼崔「正直、ずっとやってきてるから俺が参戦してからあの二人ずっと知ってるし、俺もゼウスも罵倒する言葉がみつからない。正直リスペクトしかないですね。ただ、一つ気に入らないのは何か新しく組んだからと言って歴史に勝てないよみたいな、そういう風潮。実績ある奴には組んだばっかの奴は勝てない。やかましい。今日この瞬間、歴史が生まれる。過去のことは全く関係ない。勝負ごとは一瞬にして逆転。その日から歴史は作られる。そんな周りの言うことは全く関係ない。この団体の歴史がどうとか全く関係ない。今は俺らが最前線で走ってるから、俺らに正義がある。俺らがどうなるか。負けても勝っても責任取るのは俺ら。そこでしょ。あと負けたら何の言う権利もないし、組んだ意味もなくなるし、勝ったらここから俺とゼウスの歴史が始まるし。それはホント真ん中がない話というのかな。勝つか負けるか、それしかないんでね。もちろんそのリスクは背負ってリングに上がるし、久しぶりにワクワクしてますね。勝つだけじゃダメなんですね。内容で魅せないとダメ。そこまでがこのタイトルマッチの勝負。いろんな選手がいると思う。エリートがさっとベルト獲る奴もいるし。けどね、30後半になって俺もゼウスもいろんな経験してきて、いろんなことがあって、つらいことも楽しいこともいっぱい経験して、思い通りにいかないことも山ほどあって、やめようかなって思うことも山ほどあったんですよ。でもね、俺は人間は結果やと思うんでね。その結果、今ピークで二人が組めてタイトルマッチに挑める。そのことが一番素晴らしいと思うんでね。だから黙って最高の試合をして、認められて、ベルトをいただきたいなと思います。甘くはないのは重々わかってます。死ぬ気でつかみにいきます」

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