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8/28【全日本】3度目の三冠前哨戦 第2の新技不発も野村が王者圧倒で断言「99%俺が勝つ」

『2019 SUMMER EXPLOSION』北海道・旭川地場産業振興センター(2019年8月28日)
○岩本煌史&ジェイク・リー&野村直矢vs宮原健斗&青柳優馬&フランシスコ・アキラ×

 野村の新技第2弾は不発となったものの、王者・宮原を終始圧倒。三冠ベルト最年少戴冠を確信し、「99%俺が勝つ」と断言してみせた。

 9・3後楽園の三冠戦へ向けた前哨戦はこれが3度目。ここまで直接勝利を1回ずつ奪い合ってきたが、野村は残る前哨戦2戦で宮原を追い込むべく第2の新技の投入を示唆していた。

 この日も両者は激しく火花を散らしたが、目立ったのは野村の勢いだった。2日前の紋別大会で直接黒星を喫しているものの、それを払しょくするように宮原を攻め立てた。序盤こそ互角の攻防となったが、野村は試合権利に関係なく控えの宮原にジャンピングエルボーで突っ込み、場外戦に持ち込んで圧倒。ストンピングを連発すると宮原を踏みつけながらポーズを決めるふてぶてしさもみせた。

 その後も野村は止まらない。場外戦を仕掛けてきた宮原を客席に叩きつけて返り討ち。2度目の直接対決ではショルダータックルを連発し、久々にノムラロック(仮)を披露して絞め上げる。フロッグスプラッシュを両ヒザで迎撃されて串刺しブラックアウトを食らい、エルボー合戦も宮原が頭突きで制したが、野村はフルスイングのカウンターエルボーで応戦。フロントハイキックで反撃する宮原をスピアーで豪快にねじ伏せた。

 最後は岩本がアキラを料理。両者の間で決着はつかなかったものの、野村が前哨戦2勝目を挙げる形に。試合後は険しい形相で王者とにらみ合い、両手を腰に当てるベルト獲りポーズを決めるその表情は自信にあふれていた。それもそのはず、この日、宮原との攻防は常に先をいってみせた。王者を終始圧倒した野村は「もう今日やってみて確信しましたよ。俺が99%勝てると。9月3日、新しい時代、俺が全日本プロレスの顔になりますよ」と断言した。

 そして野村にはまだこの日出さなかった第2の新技がある。「まだ自分にはいろいろ出してない技、考えてる技があるんで、それをどこで出すか。まだまだ向こうは警戒する部分があると思いますよ」と宮原に揺さぶりをかけるように言い放った野村は、「逆に向こうの技は俺、全部知ってるんで。向こうが考えてることはたぶんもうないと思うんで、完全に俺が有利でしょう。ベルト絶対に俺が巻いてみせますよ」と豪語した。

 強気そのものだが、この日の戦いぶりをみればビッグマウスとはならない。三冠戦は6日後。試合後のリング上で旭川のファンに誓った「俺が9月3日、必ず三冠ベルト巻きます。そして最年少戴冠、記録作ります」との言葉も説得力十分だった。

【野村の話】「オイ前哨戦あと1回。宮原健斗はよ、99%勝てるとか言ってるみたいだけど、その自信、いったいどこからきてんだって。もう今日やってみて確信しましたよ。俺が99%勝てると。9月3日、新しい時代、俺が全日本プロレスの顔になりますよ。楽しみにしといてください。(ノムラロックが久々に出たが?)まぁ、あれも久々に出したんですけど、タイトルマッチ当日どこで出るかわからないですけど、まだ自分にはいろいろ出してない技、考えてる技があるんで、それをどこで出すか。まだまだ向こうは警戒する部分があると思いますよ。逆に向こうの技は俺、全部知ってるんで。向こうが考えてることはたぶんもうないと思うんで、完全に俺が有利でしょう。ベルト絶対に俺が巻いてみせますよ」

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