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8/29【NOAH】望月蹴り勝った! 拳王下して2連勝、蹴撃戦に後楽園沸騰

『N-1 VICTORY 2019〜NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE〜』東京・後楽園ホール(2019年8月29日)
Bブロック公式戦 ○望月成晃vs拳王×

 ドラゲー・望月と拳王のシングル初対決がN-1・Bブロック公式戦で実現。壮絶な蹴撃戦で聖地・後楽園を沸騰に導いたうえで望月が激勝し、2連勝で勝ち星先行に成功した。

 望月1勝1敗からの3戦目、拳王初戦白星からの2戦目で迎えたキッカー対決。のっけから仕掛けたのは「意地を張り合う」と予告していた望月だった。ゴングと同時に突っ込んでいきなり拳王の顔面を蹴り飛ばすと、強烈なローキックなどで拳王の生命線・右足を殺しにかかる。

 ひるまぬ拳王も真っ向からの蹴り合いに持ち込んだものの、望月もハイテンポの足技の応酬をカウンターのナックルパートで制して譲らず。「モッチー」コールにノア後楽園を染めながら、アンクルホールドの奪い合いを展開し、強烈なランニングミドルキック、顔面蹴りからのツイスターで仕留めにかかった。

 負けじと拳王も掟破りの逆ツイスターで応戦。ダイビングフットスタンプは正拳突きで空中撃墜されたものの、ならばと望月の三角蹴りを阻止すると、雪崩式ドラゴンスープレックス発射に成功だ。場内が大きくどよめくなかでこん身の蹴暴をぶち込むと、今度こそのダイビングフットスタンプでフィニッシュ態勢に入った。

 だが、望月も回避。そのまま両者は投げ捨てドラゴンスープレックスを打ち合い、右ハイキックと最強ハイキックも打ち合って両者大の字となる消耗戦に突入だ。場内が熱を帯びるなか、立ち上がりながら張り手を打ち合う。さらに両者の放ったハイキックはともに空を切ったものの、次の瞬間に同時発射で交錯。それでも倒れない拳王が蹴り込もうとしたところで、望月が殴るようなカウンター・エルボーをズバリ。場内沸騰状態のなか、ヒザをついた拳王にこん身のランニング顔面蹴りを発射だ。なおも拳王は肩を上げたものの、望月は今度こその三角蹴りを叩き込んで合唱とともに3カウントが数えられた。

 拳王の無傷連勝を阻み、真っ向から蹴り勝った望月が2連勝。拳王の頭上で会心のガッツポーズをキメたドラゲーの大ベテランは「このN-1、他団体から来た175cm、85kgの49歳のオッサンが、2勝1敗で勝ち越したぞ、コノヤロー。いいか、9月16日、大阪エディオン。まあ、うちは興行あるけどよ、スケジュールは空けてるから」と改めて優勝を宣言した。

 残る最後の公式戦は9・9後楽園大会での谷口周平戦。「あんな図体だけデカいなに考えてるかわからないヤツ、ボッコボコにして、ちょっとだけ噴火させて、すぐ鎮火してやるから」と自信をみなぎらせた。

【望月の話】「見たか。開幕戦、中嶋勝彦と意地張りすぎてやられて、もう意地を張るのやめようと思ったけどよ。勝利最優先で。でも、今日は意地を張り通して、拳王に蹴り勝ったぞ。いいか、このN-1、他団体から来た175cm、85kgの49歳のオッサンが、2勝1敗で勝ち越したぞ、コノヤロー。いいか、9月16日、大阪エディオン。まあ、うちは興行あるけどよ、スケジュールは空けてるから。次は谷口周平か。あんな図体だけデカいなに考えてるかわからないヤツ、ボッコボコにして、ちょっとだけ噴火させて、すぐ鎮火してやるから。いいか、N-1、決勝行くのはこの175cm、85kg、49歳のオッサンだよ。見とけよ」

【拳王の話】「おい、N-1リーグ戦、負け惜しみ言うのはこれっきりにしておくよ。まだ1敗だろ? 諦めたらダメだろ? 希望はまだ捨ててないぞ。必ず俺が優勝してやるんだ! そして! 両国メイン…超満員にしてやるからな」

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