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9/2【全日本】宮原「脇役になってもらう」、野村「過去一番強い野村直矢でいく」 9・3三冠戦前日会見

 9・3後楽園大会で三冠ヘビー級選手権試合を争う王者・宮原健斗、挑戦者・野村直矢が決戦前日の2日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。「時代はそう簡単に動かない」と言い切る宮原が「野村直矢選手には申し訳ないけど、明日も脇役に徹していただこうかなと思ってます」と通告すれば、初戴冠によるエース交代を誓う野村は「過去一番強い野村直矢でいく」と宣言し、最高男の独走状態を止める構えをみせた。

 9・3後楽園の三冠戦がいよいよ明日に迫った。この日は両者が揃っての前日会見が行われた。8・17札幌大会で宮原から直接勝利を奪って6ヵ月ぶり2度目の挑戦を決めた野村は至宝ベルト初戴冠によって宮原政権に終止符を打ち、自らが新エースとなる覚悟だ。8・24美幌大会での前哨戦では新技の一つである裏スピアーを初公開したうえで2度目の勝利をもぎ取っており、「今までにない自信がある」と豪語するほど上昇気流を実感している。

 その根拠となる一つの材料が未公開のまま本番を迎えることになった第2の新技。「これ決めたら試合終わるだろうって。絶対3つ獲れる」と断言するほどの大技を用意してきた。だからこそ「明日は過去一番強い野村直矢でいくと思うんで。まぁ時代は変わりますよ。観に来ないと後悔しますよ」と強気そのもの。「宮原選手がシングルのタイトルマッチとかリーグ戦だったり、そういうのを全部独占してる状況が続いてるんで、ここで誰が止めるかといったら絶対、俺しかやれる人いない」と改めて宮原政権に終止符を打つ構えをみせ、「俺が必ず勝ってチャンピオンとして王道トーナメント出場して、王道トーナメントも優勝しようと。全日本プロレスの下半期のそういうリーグ戦だったり、大きい大会というのは俺が全部獲ってやろうと思います」とエース交代の証明として下半期の勲章独占をぶち上げた。

 迎え撃つ宮原は7度目の防衛戦。野村に2度の敗北を喫したものの、「99%俺が負けることはない」と繰り返し強調し、8・26紋別大会では野村に直接雪辱を遂げた。エース交代を迫られているが、最高男は「やっぱり日本全国が今、宮原を求めてると。その中でチャレンジャー野村直矢に負けることは許されないし、日本全国のプロレスファンがそれを望んでないでしょう」と断言。「もう一つ出してないというのが、今日こんにちまで。気がかりはそれだけ」と動じていない。

 野村には三冠初戴冠、エース交代をやってのけそうな勢いがあるが、宮原は「勢いだけじゃチャンピオンになれませんよ」と釘を刺した。2016年2月の三冠初戴冠以来、エースの座を不動のものとしてきたが、現在までの3年半の期間で王者、エースとしての重責は身をもって味わってきた。だからこそ、「時代はそう簡単に動かないですよ」と強調した宮原は「チャンピオンっていうのはね、メインイベンター、そして宮原健斗はエースという称号もついてきてるんで。それを全て引っぺがすぐらいのプロレスラーかっていったら、それは明日どうなるか証明されると思いますよ」と野村返り討ちに自信満々。「ぶっちゃけね、宮原健斗政権はしょうがないんですよ。僕がプロレスラーで生まれた以上は、その時代を生きてるプロレスラーは申し訳ないけど、俺の脇役にしかなれない。なぜなら俺だからね。宮原健斗が主役じゃないと全日本プロレスは面白くない」とまで言い切ると、「この時代を生きる野村直矢選手には申し訳ないけど、明日も脇役に徹していただこうかなと思ってます」と通告した。

 王者、挑戦者どちらが有言実行し、三冠ベルトを腰に巻くのか。その答えが明日、聖地・後楽園で出る。

☆9/3(火)東京・後楽園ホール『2019 SUMMER EXPLOSION』最終戦 18:30開始

◇第7試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合
[挑戦者]
野村直矢
(1/60)
宮原健斗
[第62代王者]
※宮原7度目の防衛戦


【会見の模様】
▼野村「いよいよ明日9月3日、タイトルマッチ。いよいよこの時が来たなって感じなんですけど、明日9月3日はたぶん全日本プロレスファンの大半が横にいる宮原選手が勝つんじゃないかって思ってると思うんですけど、明日来たらホント、ビックリしますよ。明日、俺がこの横にいる宮原をぶっ潰して3カウント獲りますよ。そしてプロレス界の歴史を俺が変える」

▼宮原「ついに明日。8月17日、北は札幌から始まったストーリーが終えんを迎えると。8月ツアーも回って思いましたが、やっぱり日本全国が今、宮原を求めてると。その中でチャレンジャー野村直矢に負けることは許されないし、日本全国のプロレスファンがそれを望んでないでしょう。まだまだチャンピオン姿の宮原健斗をみたいでしょう。ここ数日しつこく言ってきましたけどね。明日は99%俺が負けることはない」

――北海道ツアーを通じて野村選手の勢いを嫌というほど感じたと思うが?

▼宮原「新技の一つも受けましたし。ただね、もう一つ出してないというのが、今日こんにちまで。気がかりはそれだけですよ。あとは全て見てきたし、勢いだけじゃチャンピオンになれませんよ」

――そう王者から言われたが?

▼野村「前哨戦で僕の一つの新技である裏スピアーを出して、横にいる宮原選手をKOしたんですけど、もう1個新技があるということで、まだそれは出してない。で、僕、ちょうど半年前にタイトルマッチも宮原選手とやって経験してる分、向こうの技というか、そういうのは全部わかってるんで。僕の方が引き出しは、彼が知らない引き出しはあるんじゃないかと。そういった面では確実に勝てるんじゃないかと思います」

――99%勝つと言っていたが、それは今も変わらない?

▼野村「うん、変わんないですね。今までにない自信があるんで、俺には。たぶん明日は過去一番強い野村直矢でいくと思うんで。まぁ時代は変わりますよ。観に来ないと後悔しますよ」

――宮原政権に終止符を打つとも発言していたが?

▼野村「結構、この宮原選手がシングルのタイトルマッチとかリーグ戦だったり、そういうのを全部独占してる状況が続いてるんで、ここで誰が止めるかといったら絶対、俺しかやれる人いないと思うし。チャンピオン・カーニバルも優勝したし、次、王道トーナメント、これは絶対優勝させるわけにいかない。明日、俺が必ず勝ってチャンピオンとして王道トーナメント出場して、王道トーナメントも優勝しようと。全日本プロレスの下半期のそういうリーグ戦だったり、大きい大会というのは俺が全部獲ってやろうと思います」

――宮原選手は明日勝利すれば、三冠王者として王道トーナメントに出場するが意識する?

▼宮原「いやいや全然意識してないです。僕は常に遠い未来より目の前のこと、一瞬一瞬を大切に生きてきてる人生なので。今は明日のことしかみえてないし。今までのチャレンジャーも宮原政権に終止符を打つと言ったチャレンジャーは何人かいましたけどね。ぶっちゃけね、宮原健斗政権はしょうがないんですよ。僕がプロレスラーで生まれた以上は、その時代を生きてるプロレスラーは申し訳ないけど、俺の脇役にしかなれない。なぜなら俺だからね。宮原健斗が主役じゃないと全日本プロレスは面白くないし。この時代を生きる野村直矢選手には申し訳ないけど、明日も脇役に徹していただこうかなと思ってます。時代はそう簡単に動かないですよ、明日は」

――その時代を動かす自信があると?

▼野村「自信しかないですね。100%動かせる。その自信しかないです。明日は宮原選手に脇役になってもらおうかなと。俺が主役になる。全日本プロレスの中心に立つと」

――野村選手から伝わってくるものは?

▼宮原「8月ツアーも素晴らしいレスラーだっていうのはおそらくプロレスファンは思ってると思うんですね、野村直矢選手のことを。ただ、チャンピオンはまた次元が違う話なんですよ。チャンピオンっていうのはね、メインイベンター、そして宮原健斗はエースという称号もついてきてるんで。それを全て引っぺがすぐらいのプロレスラーかっていったら、それは明日どうなるか証明されると思いますよ。俺が99%勝つという意味が明日、会場に来ればわかると思います。素晴らしいレスラーはたくさんいますよ。ただ、エース、チャンピオン、メインイベンターは一人だけですから。その一人が俺ですからね。明日、野村直矢選手を応援するファンの皆様はね、まざまざと宮原健斗ワールドに飲み込まれないようにお気をつけください」

――言える範囲でもう一つの新技のヒントは?

▼野村「言える範囲ですか。これ決めたら試合終わるだろうって。絶対3つ獲れる。そういう技を用意しました」

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