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9/4【新日本】2年ぶりYL杯開幕 海野初戦黒星、LA道場勢が連勝で勢いまざまざ

『Road to DESTRUCTION』東京・後楽園ホール(2019年9月4日)
第12回ヤングライオン杯争奪リーグ戦」公式戦 ○クラーク・コナーズvs海野翔太×

 優勝候補と目された海野がヤングライオン杯初戦でまさかの黒星。逆エビ固めで勝利したコナーズが、第1試合で辻陽太に勝利したアレックス・コグリンとともに、LA道場の勢いをまざまざを見せつけた。

 2017年以来、2年ぶりの開催となった「ヤングライオン杯争奪リーグ戦」が今日から開幕。日本人4人、外国人4人、合計8選手によって争われる。その優勝候補と目される海野が公式戦初戦に出陣。LA道場のコナーズと対戦した。海野はG1 CLIMAX中に、US王者のジョン・モクスリーのタッグパートナーを務めて連日好ファイトを展開。ヤングライオン杯をキッカケにさらなるステップアップを狙っている。一方のコナーズもG1中に新日本マットで試合を経験したほか、1回戦で敗退してしまったが、『SUPER J-CUP』にもエントリーし、TJPに肉薄した。

 ゴングと同時に打撃戦で火花。海野が胸板を低空ドロップキックで射貫けば、コナーズもドロップキックをすぐに返して譲らない。気迫全開のコナーズがしばらく主導権を握るが、串刺し攻撃を狙って突っ込んだところに、海野がカウンターのドロップキックをズバリ。エルボーや胸板への張り手、エルボースマッシュを駆使して畳みかけると、ブレーンバスターも完璧に決まって流れを掴んだ。コナーズの抵抗をスパインバスターで鎮圧し、得意のミサイルキックへ。

 これを自爆させたコナーズは逆エビ固めでギブアップを迫る。一転して大ピンチを迎えた海野だったが、「翔太」コールに応えようと、何度もリング中央に引きずり込まれながらも、執念のロープエスケープを果たした。またも逆エビ固めを狙われたが、下からビンタを乱れ打って脱出すると、スタンド状態でも張り手をぶち込む。だが、コナーズはカウンターのスピアーで黙らせると、再び逆エビ固めに捕獲。海野はギブアップするしかなかった。

 海野がまさかの黒星発進。コナーズが気迫で押し勝った。第1試合ではコグリンが辻を強烈な逆水平チョップでいたぶってから逆片エビ固めで下しており、LA道場勢が開幕戦で2連勝。その勢いを後楽園ホールの観客にまざまざと見せつけた。

 コナーズは「見ての通りだ。LA道場はニュージャパンの中で最高の道場だ。そこで俺は練習を積んできた。今日が初戦。他の試合でもLA道場の力を見せる」と胸を張ると、「クラーク・コナーズは勝つためにこの日本にやってきたんだ」と優勝を見据えた。

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