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9/8【NOAH】北宮がハマーストーンの突破阻止 N-1・Aブロックは杉浦と潮崎のマッチレースに

『N-1 VICTORY 2019〜NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE〜』福島トヨタ クラウンアリーナ(国体記念体育館)サブアリーナ(2019年9月8日)
Aブロック公式戦 ○マサ北宮vsアレックス・ハマーストーン×

 福島大会のメインイベントに据えられたN-1・Aブロック公式戦で、北宮が米MLWナショナルオープンウェイト王者・ハマーストーンのブロック突破を阻止。意地の星取り五分でN-1を終えた。これでAブロックは杉浦と潮崎の“マッチレース"となった。

 これまで北宮1勝2敗、ハマーストーンは1勝1敗。すでに北宮は脱落が決定済みで、ハマーストーンも望みをつなぐには勝つしかなかった。

 開始早々、ハマーストーンが場外でのスープレックスを発射して北宮の腰を攻め立てた。北宮がヒザ殺しで応戦しても、アゴを狙った強烈エルボーや巨体を苦にせぬ二段蹴りやジャンピングビッグブーツで巻き返した。

 北宮も強烈エルボーの連打に上半身を震わせて耐えまくる“タフガイ"っぷりを発揮。逆にカウンター・ニークラッシャーで流れを変え、こん身のラリアットを叩き込んで監獄固めで絞め上げた。

 ニアロープに救われたハマーストーンも猛反撃。追撃を担ぎ上げて切り返すや、バーニングハンマー発射に成功だ。さらにはコーナー最上段からのミサイルキックで豪快に北宮を吹っ飛ばす。さらには抵抗する北宮のアゴを殴るようなエルボーや飛びヒザ蹴りで打ち抜き、必殺のペンデュラム・ナイトメアを狙った。

 だが、北宮はこれを力技のブレーンバスターでぶっこ抜き返すと、巨体をドリルアホール・パイルドライバーで突き刺して追い打ち。続けてこん身のスピアーで突っ込む。そして必殺のサイトースープレックスで投げ飛ばした。

 ハマーストーンもむっくりと起き上がる“タフっぷり"をみせたが、すかさず北宮は2発目のサイトースープレックスで投げきり、今度は完璧な3カウントが数えられた。

 これでハマーストーンは脱落が決定。結果的に故・マサ斎藤さん譲りの日の丸コスチュームを背負った北宮が、米MLWへの栄冠流出を阻止した形となった。

 自身としても星取りを五分(2勝2敗)に戻して意地のN-1フィニッシュ。マイクを握り「今日は福島、どうもありがとう! ご周知のとおり、俺のN-1 VICTORYはもうほぼほぼ望み薄だけど、今日福島に来て公式戦が組まれた。どんな状況でも、誰が相手であろうと、全力で熱い試合を皆さんにお届けしました! N-1はもう望み薄だけど、俺はもうそれより先を見てるんで、もう頭は切り替わってるんで、もっと先の目標見据えて突っ走っていきます。マサ北宮、どうぞご期待ください。今日はありがとうございました!」と締めくくり、拍手喝采のなかで福島大会の幕が下ろされた。

 これでN-1・Aブロックは丸藤、北宮、そしてハマーストーンが脱落し、杉浦(3勝)、潮崎(2勝1敗)のマッチレースに。Aブロック代表の行方は、あす(9日)後楽園大会の「杉浦vs潮崎」(引き分けなら杉浦進出)に委ねられることになった。

【北宮の話】「これ以上は勝ったって、負けたって何も出てこないのは分かってんだよ。よっぽどのアクシデントやスペシャルなことが無い限り、もう優勝決定戦へは上がれない。だけど、ここで気持ちを途切れさせて負けてしまったら、もう一生、このどん底沼から這い上がれないから。どんな時でも全力で、どんな時でも相手を叩き潰す気持ちで、“GO FOR BROKE"で戦った。もう俺は次を見てるから、これ以上は何もしゃべらない。次、行動で示すだけだ。以上!!」

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