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9/11【全日本】宮原が連覇と史上初・三冠王者の優勝を予告、初出場・イケメンが対宮原に色気 『第7回 王道トーナメント』直前公開会見

 『第7回 王道トーナメント』直前公開会見が11日、東京・新木場1stRING大会の試合前に行われ、トーナメント出場16選手中10選手が出席。宮原健斗が史上初となる三冠ヘビー級王者による優勝と史上二人目となる連覇を誓い、初出場となる黒潮"イケメン"二郎はともに2回戦に勝ち進めば実現する宮原との初対決に色気をみせた。

 今年で7回目を数える全日本秋の祭典・王道トーナメントが3日後の9・14三条大会で開幕する。この日は出場16選手中10選手が出席しての公開直前会見を新木場大会の試合前に実施。トーナメントへ向けた意気込みを語った。

 昨年覇者の宮原は三冠王者として出場する。優勝すれば諏訪魔(2016年、2017年)に次ぐ史上二人目の連覇達成。そして史上初となる三冠王者の優勝を成し遂げることになる。「あえて優勝決定戦の相手を指名するならば、宮原健斗のライバルに来てもらわないと困る」と意中の相手がいることを明かした最高男は、「2連覇することは僕にとって当たり前で、やらなきゃいけないこと」と断言。エースとしての自信はゆるぎないものがあり、「今年のチャンピオン・カーニバルも18年ぶりに歴史を動かしましたし、この王道トーナメントで最近聞いたらチャンピオンとしての優勝者は今までの過去にいないということなので、それはもう宮原健斗がやらざるをえない」と言い切り、史上初となる三冠王者の優勝を見据えた。

 イケメンは王道トーナメント初出場となる。2017年11月に第14代GAORA TV王者に君臨したこともあるが、全日本におけるシングルリーグ戦、トーナメントは初めて。「どっからどうみても俺が一番弱そうです。しかし、俺こそがプロレスラーです」と豪語してみせたイケメンは、「誰よりも熱い試合をして、1回戦、世界のヨシタツに熱く勝って、このトーナメント、よそ者の黒潮"イケメン"二郎が最高の優勝をしたいと思います」と栄冠獲りを誓ってみせた。1回戦ではGAORA&コロナ2冠王・ヨシタツと対決するが、勝ち進んでいけば注目のシングル対決が続々実現していくことになる。イケメンは「昔から一度感じてみたかった選手。なぜかとかっていうのは具体的には言わないです。それは宮原選手です」とともに1回背を突破すれば2回戦で実現する三冠王者との初対決に色気をみせた。

 2016年、2017年に連覇を成し遂げている諏訪魔は史上最多記録を更新するV3に挑む。9・3後楽園大会でゼウス&崔領二に敗れ、石川修司との暴走大巨人で保持していた世界タッグ王座から陥落したばかり。この秋の祭典は諏訪魔にとって失地回復の舞台となる。9・13三条での1回戦ではジェイク・リーと対決。4月のチャンピオン・カーニバル公式戦以来の再戦で、前回は諏訪魔が勝利している。「ひと花咲かせる」と初優勝を誓うジェイクが「諏訪魔を超えるぞオイッ!」と通告してきて思わず苦笑いした諏訪魔だが、「記録、記録って出ちゃうとね。俺だってV3に向けて記録達成したいなと思いますね。欲が出てきました」2年ぶりの優勝、そして史上初となる3度目の優勝を見据えていた。

※会見におけるコメントは後ほど掲載します

☆『第7回 王道トーナメント』

[出場選手]
◆宮原健斗(7年連続7度目の出場/第6回優勝/現三冠ヘビー級王者)
◆諏訪魔(7年連続7度目の出場/第4回・第5回優勝)
◆石川修司(3年連続4度目の出場)
◆ゼウス(6年連続6度目の出場/現世界タッグ王者)
◆ジェイク・リー(2年連続3度目の出場/現アジアタッグ王者)
◆野村直矢(4年連続4度目の出場)
◆青柳優馬(4年連続4度目の出場)
◆崔領二(4年連続4度目の出場/現世界タッグ王者)
◆ヨシタツ(3年連続3度目の出場/現コロナ王者/現GAORATV王者)
◆KAI(2年ぶり2度目の出場)
◆滝澤大志(3年ぶり2度目の出場)
◆黒潮"イケメン"二郎(初出場)
◆ジョー・ドーリング(3年連続5度目の出場)
◆ディラン・ジェイムス(2年連続2度目の出場)
◆ギアニー・ヴァレッタ(2年連続2度目の出場)
◆サム・アドニス(初出場)

[組み合わせ]
◆1回戦
▼9/14(土)三条
諏訪魔vsジェイク
野村vsアドニス

▼9/15(日)仙台
ゼウスvsディラン
石川vs崔

▼9/16(月・祝)後楽園
宮原vsジョー
ヨシタツvsイケメン
青柳vsKAI
滝澤vsヴァレッタ

◆2回戦
▼9/18(水)新木場
「宮原vsジョー」の勝者vs「ヨシタツvsイケメン」の勝者(1)
「滝澤vsヴァレッタ」の勝者vs「石川vs崔」の勝者(2)

▼9/22(日)大阪
「野村vsアドニス」の勝者vs「ゼウスvsディラン」の勝者(3)
「諏訪魔vsジェイク」の勝者vs「青柳vsKAI」の勝者(4)

◆準決勝
▼9/23(月・祝)名古屋
2回戦(1)の勝者vs2回戦(3)の勝者
2回戦(2)の勝者vs2回戦(4)の勝者

◆優勝決定戦
▼9/23(月・祝)名古屋
準決勝の勝者vs準決勝の勝者


【会見の模様】
▼アドニスのコメント「全日本プロレスに戻ることができてとてもハッピーさ。俺の世界的な成功が全日本プロレスに導いてくれたことをとても誇りに思っている。俺はあらゆる場所でメインイベンターになり、ファンや女たちが見とれるスターになってきた。今こそ、俺がプロレス界のメジャープレーヤーであることを日本人に証明するときが来た。初戦の野村直矢は素晴らしいプレーヤーであり、この試合に興奮している。チャンピオン・カーニバルで野村と戦ったが、彼は若い頃の小橋健太を思い出させる。ファンの野村に抱く思いは特別だ。俺たちの試合で日本のファンは感動し、この試合を楽しむことだろう! 俺はこのツアーのためにハードなトレーニングをつんできた。俺の体はキャリア史上最高に仕上がっており、準備は万全だ。全日本は外人ヘビー級が非常に有名だ! スタン・ハンセン、スティーブ・ウイリアムス、ジョー・ドーリング、ディラン・ジェイムス! そしてサム・アドニスは日本でスーパーパワーガイジンヘビー級になる。俺は全日本プロレスのセクシーボーイであり、これは俺の日本侵略の始まりに過ぎない!!」

▼野村「いよいよ始まるこの王道トーナメント。俺がこのトーナメントの中で一番の存在感をみせたうえで優勝します。そしてその先にある三冠ベルト。今度こそ俺が必ず獲って、最年少記録更新します」

▼ジェイク「お足元が悪い中、ありがとうございます。一言です。諏訪魔さんとのシングル一言だけです。諏訪魔超えだオイッ!」

▼諏訪魔「オイッ!なんて挑発されちゃったんでね、びっくりしたんですけど、俺自身は今回の王道トーナメント、初戦がジェイク・リー。ジェイクの勢いは凄いあるんで、そこは跳ね返していけたらいいなと思うんですけど。この王道トーナメント優勝目指してやっていくんですけど、もし優勝、もしくは自分自身、自信を持てるような内容であれば、俺もシングル戦線に踏み込んでいきたいなと思ってるんで、ぜひ優勝したいと思います。皆さん、応援してください」

▼ディラン「俺にとって2度目の王道トーナメントで1回戦の相手がゼウス。素晴らしいレスラーで尊敬もしている。必ずクリーンファイトで優勝目指して頑張っていきたいと思っている」

▼ゼウス「皆さん、こんにちは。今日もご来場、誠にありがとうございます。15日、ディラン・ジェイムス。まず一つのヤマ場となると思ってるんですけど。ディランとは実は7年、8年ほど前にタッグチームを組んでおり、ZERO1で風林火山というトーナメントを制したことがあります。そこから彼も凄い成長して、肉体もたぶん20キロほど増量して、物凄いチョップを打つ選手になったんで。自分も自分のチョップにプライドを持ってるんで、ディランとは15日、壮絶な壮絶なチョップ合戦になると思います。真っ向勝負、必ず勝ちます」

▼崔のコメント「「王道トーナメントもう、4回目になりますが個人的には、チャンピオンカーニバルと同じくらいというか、敗戦イコール脱落という意味では、それ以上の危機感を毎回持っています。一回戦の石川修司選手、もう、個人的には語りつくせないほどここ4年で色んな交差がありました。ランズエンド旗揚げからずっとライバルとして参戦してもらったり、全日本プロレスではいつも目の前に立ちはだかる人間として、タッグもシングルも対戦し、勝ちも負けも引き分けも全て経験した数少ない対戦相手です。大きいだけでなく、プロレスという競技を全て理解した上での綿密なレスリングを武器にした猛者の中の猛者というイメージです。世界タッグ王者として今回はそんな猛者を倒して、初優勝を狙っています。必ずインパクト残します。仙台は個人的にも縁深い土地であり、当日は100人を超える応援団が来ます。競技者としても見せる側としても実力、人気、全てで石川修司を圧倒したいと思います。熱いファイトお見せします」

▼石川「皆さん、こんにちは。王道トーナメント1回戦、崔領二が相手ということで、たぶんシングルで一回も勝ったことのない相手なんで、1回戦突破すれば一気に決勝まで、優勝までいけると思うんで。1回戦突破して、タッグベルト落としたんでね。シングルプレイヤーとしても結果を残したいと思ってるんで、この王道トーナメントで優勝して、石川修司ここにありというのをもう一回示したいと思います。全力で頑張ります」

▼ヴァレッタのコメント「今回は私にとって、2回目の王道トーナメントへの参加になる。昨年から王道トーナメントに出場する選手とそのレスリングスタイルを学習してきた。しかし、滝澤大志に出会うのは初めてのことだ。滝澤のスタイルはあまりよくわからないが、勝つためにすべてのルールを破らなければならないとしても、ベストを尽くして次のラウンドに進むつもりだ」

▼滝澤のコメント「今回で2度目の出場となる王道トーナメント。これまでも何度か参戦させていただいている全日本プロレスさんですが、あいにく自分には未だに王道というものが何なのか雲を掴むかの如く理解出来ずに今に至っております。なので、あくまで自分はKAIENTAI DOJO、FCW、そして2AWで培ったスタイルがどこまで通用するのかをこのトーナメントで試してみたい。そして全日本プロレスさんのファンの皆様に滝澤大志のプロレスをお見せ出来ればと思います」

▼KAIのコメント「新木場にお集まりの全日本プロレスファンの皆様お久しぶりです! KAIです。2年ぶりにまた王道トーナメントに出場できることを嬉しく思います。まずは自分にとって"開"幕初戦である16日後楽園の青柳戦。まさに"快"勝して勢いをつけて2"回"戦に進み、必ず優勝の2文字を掴み取りたいと思います!」

▼青柳「今日はご来場ありがとうございます。9月16日の後楽園ホール大会1回戦ですね。KAI選手と対戦しますが、僕がKAI選手を倒して快勝したいと思います。そしてその勢いで優勝します。ご期待ください」

▼ヨシタツ「皆さん、どうも。ヨシタツです。今、自分はGAORA TVチャンピオンとコロナプレミアインターコンチネンタルの2冠王なんですけど、もし自分が1回戦でコロっと負けるようなことがあれば、この二つのベルトの価値が下がってしまいます。そうならないためにも、相手が誰であろうと2冠王の自覚と責任感を持って、1試合1試合、勝ち進んでいこうと思います。応援の方よろしくお願いします」

▼イケメン「こんばんは。黒潮"イケメン"二郎です。よそ者の黒潮"イケメン"二郎です。まずはこの素晴らしいトーナメントにエントリー、本当にありがとうございます。どっからどうみても俺が一番弱そうです。しかし、俺こそがプロレスラーです。誰よりも熱い試合を、誰よりも熱い試合をして、1回戦、ワールドフェイマス、世界のヨシタツに熱く勝って、このトーナメント、よそ者の黒潮"イケメン"二郎が最高の優勝をしたいと思います。フィニッシュ」

▼ジョーのコメント「この王道トーナメントは、日本最大のヘビー級レスラーたちの衝突になるだろう。全日本プロレスのファンおよびレスラーは俺を暴走機関車と呼んでいる。この王道トーナメントで俺は蒸気とエネルギーを取り戻し、対戦相手を粉砕してみせる。 後楽園ホールでおこなわれる宮原との試合からそれを始めるつもりだ」

▼宮原「前年度優勝者、最高独走中の宮原健斗です。この王道トーナメント、2連覇することは僕にとって当たり前で、やらなきゃいけないことです。そして9月23日の名古屋で、あえて優勝決定戦の相手を指名するならば、宮原健斗のライバルに来てもらわないと困るなと思っております。そのライバルが誰なのかは皆様の想像にお任せします」

――2連覇とともに史上初となる三冠王者としての優勝もかかるが?

▼宮原「今年のチャンピオン・カーニバルも18年ぶりに歴史を動かしましたし、この王道トーナメントで最近聞いたらチャンピオンとしての優勝者は今までの過去にいないということなので、それはもう宮原健斗がやらざるをえないなと。僕自身、責任も感じてますし、プラス2連覇もついてきますから。これからさらにプロレス界できてる男にとってはおいしいかなと思います」

――過去2連覇を達成している諏訪魔選手は史上最多のV3がかかっているが記録は意識する?

▼諏訪魔「そうですね。記録、記録っていうふうに出ちゃうとね。俺だってV3に向けて記録達成したいなと思いますね。欲が出てきました」

――世界タッグを落としたばかりで巻き返す機会になりそうだが?

▼諏訪魔「そうだね。俺と石川選手はタッグ屋じゃないわけだから、シングルとしてのポテンシャルをみせつけなきゃいけないなと思いますので、シングルでどこまでいけるんだというのを証明したいと思います」

――イケメン選手は勝ち進めばいろんな選手とのシングルが実現するが、特にやってみたい相手はいる?

▼イケメン「やってみたい選手? 昔から一度感じてみたかった選手。なぜかとかっていうのは具体的には言わないです。たぶん言ったらわかるから。それは宮原選手です」

――イケメン選手の発言を受けて?

▼宮原「全てはね、16日以降にお話ししますよ」

――9・3後楽園で三冠ベルトにあと一歩のところで届かなかったが、優勝して再挑戦のチャンスを狙うと?

▼野村「そうですね。今の段階で王道トーナメント優勝して、その先の三冠挑戦しかみえてないんで。次こそは最年少、記録塗り替えますよ」

――三冠戦でその自信をつかめたと?

▼野村「もちろん。次やれば確実に自分は獲れると、自分で思ってます」

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