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9/15【全日本】1回戦から出し惜しみなし 石川が初の崔撃破で「優勝みえた」

『第7回 王道トーナメント』宮城・夢メッセみやぎ・西館ホール(仙台)(2019年9月15日)
「第7回 王道トーナメント」1回戦 ○石川修司vs崔領二×

 石川が崔からシングル初勝利を奪って1回戦を突破。切り札・ジャイアントスラムで勝負を決め、初戦から出し惜しみなしの大巨人は「優勝一気にみえた気がします」と秋の栄冠獲りに申し分なしの手応えをつかんだ。

 2017年にチャンピオン・カーニバルを制している石川だが、この王道トーナメントは未制覇。3年連続4度目の出場となった今年、宮原独走を止めての初優勝を見据えている。この日迎えた1回戦の相手は崔。4月のチャンピオン・カーニバル公式戦で敗れ、9・3後楽園大会では世界タッグ王座を奪われたばかり。シングル未勝利の崔相手に苦闘を強いられた。

 序盤こそ場外DDTで先手を取り、胴締めスリーパーで絞め上げ、ターンバックルへの河津落としで攻勢に出たが、ブレーンバスターで反撃を許すと、大外刈りで叩きつけられてしまう。ならばと石川はエプロン上での攻防をツームストンパイルドライバーの荒技で制したが、流れを変えるには至らず。サッカーボールキック、スカイキックで蹴られまくり、雪崩式ブレーンバスターで叩き落とされると、赤川鉄橋を被弾した。

 ピンチを迎えた石川だったが、これを3カウント寸前に返してみせた。那智の滝を不発に終わらせると、ここから大逆襲に出る。エルボーとチョップの打ち合いで渡り合い、ランニングニーリフトをぶち込むと、宮原殺し2019、カミゴェ、ランニングニーリフトと怒とうのたたみかけ。崔の動きが止まったとみるやジャイアントスラムを爆発させて3カウントを奪った。

 石川が崔からシングル初勝利をもぎ取り、1回戦を突破した。しかも初戦から切り札を惜しげもなく投入。「ここは出し惜しみしてる場合じゃない。愚直にただひたすら勝ちを目指した」結果だった。苦手意識もあった崔を初めて撃破し、手応えは申し分なし。「これ突破できたのは凄くでかい。これはずっといけるんじゃないか、優勝一気にみえた気がしますね」と秋の栄冠獲りへ向けて確信に近い好感触をつかめた。

 「俺たちは全盛期だオイッ!」で仙台大会を締めた石川。その全盛期を証明するためにも王道トーナメント優勝あるのみ。暴走大巨人の盟友・諏訪魔は1回戦敗退に終わっており、「オイオイそうはいかねぇよという思いがあるんで、諏訪魔さんの分もその思いをぶつける」と新世代の台頭に抗う構えの石川は、「みんな俺より若い奴ばっかだから、みんな蹴散らして俺が最強、俺がでかくて一番強い、俺が全日本だっていうのをみせてやろうと思います」と言い切ってみせた。

 2回戦は9・18新木場。ヴァレッタvs滝澤(9・16後楽園)の勝者と対決する。

【試合後の石川】
▼石川「もしかしたら一番の鬼門だった崔選手。結構、気合入ってたんで、これ突破できたのは凄くでかい。これはずっといけるんじゃないか、優勝一気にみえた気がしますね。別に2回戦、準決勝の相手みなくても、優勝の2文字、だいぶ今日の1勝でみえてきた気がします。昨日、諏訪魔さんがジェイクにいかれて、やっぱり下が育つのはうれしい気持ちもちろんありますよ。でも俺らレスラーなんで、その上のレスラーが今一生懸命戦ってるんで、オイオイそうはいかねぇよという思いがあるんで、諏訪魔さんの分もその思いをぶつけて。誰がくるかわからないけど、ギアニーも老けてるけど28か9なんで、みんな俺より若い奴ばっかだから、みんな蹴散らして俺が最強、俺がでかくて一番強い、俺が全日本だっていうのをみせてやろうと思います」

――1回戦からジャイアントスラムで決めて出し惜しみなしだが?

▼石川「余裕がなかったというのが正直ありますね。苦手意識あるんで、スキをみせて丸め込みでやられたこともあるし、世界タッグの前哨戦一回も勝ってないから、何かあるのかなと思って、ここは出し惜しみしてる場合じゃないなと思って、一気にいかないとダメかなと思ったんで。愚直にただひたすら勝ちを目指しただけです」

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