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9/15【全日本】王道T1回戦敗退も諏訪魔好調実感で前向き「昨日の負けを肥やしにする」

『第7回 王道トーナメント』宮城・夢メッセみやぎ・西館ホール(仙台)(2019年9月15日)
○野村直矢&ジェイク・リー&岩本煌史vs諏訪魔&佐藤光留&岡田佑介×

 王道トーナメント1回戦敗退に終わった諏訪魔だが、ジェイク戦で好調を実感し、「絶対に上にいけるんじゃないかなと確信を得てるんで。昨日の負けを肥やしにする」と頂点返り咲きを見据えた。

 前夜の三条大会で王道トーナメントが開幕。2年ぶりV3を狙う諏訪魔は1回戦でジェイクと対決したものの敗れ去った。まさかの1回戦敗退に終わったが、「昨日の負けで。もうダメかななんて全く思ってない」と言うように気落ちしていない。大きな収穫があったからだ。敗れたとはいえ、持ち前の暴走ファイト全開でジェイクを圧倒し、バックドロップ、ジャーマンなどの投げ技も冴え渡った。「まだまだ動けてたし、負けたんだけど、まだまだいけるんじゃないかな」と好感触をつかむことができた。

 だからこそ、諏訪魔は「昨日負けたけど、前向きだよ。絶対に上にいけるんじゃないかなと確信を得てるんで。昨日の負けを肥やしにする」と宣言。「ここ数年にない仕上がり」というほど好調を実感しており、再び頂点に返り咲くためにも「何でもありでガツガツいったうえで最後投げて仕留めるという俺の美学」と描く暴走プロレスの完成を見据えた。

 この日は第3試合の6人タッグに登場。1回戦の続きとばかりジェイク相手に真っ向からぶつかり合い、場外戦でイス攻撃に出るなど大暴れ。試合後も激しい乱闘を繰り広げ、暴走ファイトを全開させた。盟友・石川の優勝を望む諏訪魔だが、一方で「ジェイクも俺に勝ったんだから絶対優勝しろよ」とメッセージを送っていた。

【諏訪魔の話】
――ジェイクに敗れ、王道トーナメント1回戦敗退に終わったが?

▼諏訪魔「まだまだ動けてたし、負けたんだけど、まだまだいけるんじゃないかなと。怒りに体がついてきたたというのがあるね。あとはよく投げれてた。投げるのは俺にとって一番重要なんだよね。それは今トレーニングをちょっと変えたというのもあるんだよ。投げに効くところの部分を鍛えてるからなのかなって。周りの協力もあるんだよね。その期待に応えたいしね」

――投げ技は諏訪魔選手にとって一番の持ち味だと?

▼諏訪魔「そうだよ。プロレスはレスリング。投げが一番の見せ場なんでね。何でもありでガツガツいったうえで最後投げて仕留めるという俺の美学だな。めちゃめちゃやって投げて勝つのが俺が追求してるところなんでね」

――では、敗れたとはいえ、まだまだシングルでトップを狙えると?

▼諏訪魔「そうだよ。まだ43だよ。まだまだ全盛期なわけでさ。全盛期で暴走プロレスというのを追求するわけでさ。まだまだ怒る40代がいたっていいんじゃないの(笑)」

――それを発揮できる手応えがあったと?

▼諏訪魔「あるね。まだまだやり足りなかったよね。もっともっと全国で暴れなきゃいけないなって思ってるよ。変に欲が出てきちゃったよ、昨日の負けで。もうダメかななんて全く思ってないから。逆にアキレス腱切ったあとに復活した時の方が不安でしょうがなかった。今はケガする気がしない。ある一線を越えたらケガしちゃうからね。そういうのをわかったうえで今いいバランスを取りつつある。俺にとって収穫だったね。昨日はもっともっとジェイクの顔めちゃくちゃにしなきゃいけなかったんだけどさ。あいつも頑張ってたからね。石川選手にも当然、優勝してもらいたいけど、ジェイクも俺に勝ったんだから優勝しろよとも思う。複雑だよな、そこは。俺に勝ったんだから絶対優勝しろよと。それは今、あいつに対する思いかな。もちろん石川選手にも優勝してほしいんだよ」

――諏訪魔選手自身もまだまだ上を目指すと?

▼諏訪魔「終わんねぇよ。調子はいいからね。徐々に徐々に上がってきてるというのがあるね。地力がついてきてるのもあるからね。昨日思ったんだよね。調子よくなってきてるなって。やっと仕上がってきてる。ここ数年にない仕上がりなんだよね。昨日負けたけど、前向きだよ。絶対に上にいけるんじゃないかなと確信を得てるんで。昨日の負けを肥やしにする」


――暴走ファイトの完成形ができつつあるのかもしれない?

▼諏訪魔「かもしれないね。その完成を目指しますよ。王道トーナメント1回戦で消えちゃったけど、これからまだまだ俺は俺なりにダン・スバーンと試合したりとかさ、ハードヒットもあるけど、あと遊行寺のプロレスもあるし、俺自身やることがいっぱいあるだなって。昨日、岡田にも『俺もう終わった』って言ったんだけど、『まだ遊行寺があるじゃないですか』って言われちゃったからさ。まだまだ気が抜けねぇよ。まずはダン・スバーンというレジェンドとどう戦えるかも楽しみだし、俺にしかできないことだと思うしね。また、そういうわけわかんないところでも暴走プロレスを確立できたら、またいいよね。ヨソからファンを持ってこないといけないしさ。どんどん積極的に活動していきたいと思いますね」

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