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9/15【大日本】最侠タッグストロングブロック開幕 アストロノーツがタッグ王者・関本&ボディガー撃破で会心スタート

『〜BIG JAPAN DEATH VEGAS〜』神奈川・横浜文化体育館(2019年9月15日)
「2019最侠タッグリーグ」ストロングブロック公式リーグ戦 ○野村卓矢&阿部史典vs関本大介&ザ・ボディガー×

 最侠タッグリーグのストロングブロック開幕戦で、昨年は1勝5敗と悔しい結果に終わったアストロノーツがいきなりタッグ王者の関本&ボディガーから逆転星をあげて、絶好のスタートを切った。

 最侠タッグリーグのストロングブロックが開幕。初戦でタッグ王者の関本&ボディガー組と“アストロノーツ"野村&阿部組が対戦した。最侠タッグのデスマッチブロックはすでに9・1仙台で開幕。10・13後楽園まで公式戦が続き、11・26後楽園で決勝・準決勝が行われる。

 野村&阿部は新入場テーマ『17歳の地図』(尾崎豊)で入場した。試合は静かな立ち上がりとなったが、阿部がドロップキック、サッカーボールキックを関本に見舞うと、代わった野村もサッカーボールで続いて先手を取る。しかし、関本は強引なジャーマンで野村をぶっこ抜いて主導権を奪取。ダブルショルダータックルを挟みつつ、タッグ王者組がミッチリとスリーパーなどで絞め上げた。

 苦闘が続いた野村は関本にカウンターのドロップキックをぶち込んでどうにか反撃するが、代わった阿部も守勢を強いられる。関本のショルダースルーを食らってしまうと、ボディガーの逆水平でなぎ倒され、強烈な逆エビ固めで追い詰められた。それでも関本が相手に代わると足攻めで奮起。ヒザ十字固めで執拗に絡みついて流れを押し戻すことに成功する。関本の延髄斬りを食らってしまうも、カウンターのフランケンシュタイナーからナックルパートをグサリ。関本も頭突きを返すと、阿部の振りかぶり式ナックルパートと関本のラリアットの相打ちとなって、2人ともマットに崩れ落ちた。

 両軍同時に代わると、野村のミドルキックとボディガーの逆水平が交錯する。野村は蹴り足を掴まれても、強烈なビンタを素早く叩き込んでどよめきを誘うが、ボディガーはハンマーパンチですぐに反攻。串刺しラリアットをショートレンジ式で乱れ打つと、ダイビングエルボードロップに繋げた。負けじと野村は脇固めの構え。ボディガーは踏ん張ったが、飛び込んだ阿部が低空ドロップキックで援護すると、野村がボディガーを腕固め、阿部が関本を卍固めに捕獲し、絞め技の共演に持ち込んだ。

 だが、関本は卍固めに捕まったまま歩いて、強引にカットイン。すぐさま連係攻撃で巻き返す。関本が野村に串刺しスピアーを浴びせると、ボディガーのブレーンバスターにダイビングボディアタックを合わせる合体技を敢行。ボディガーもこれでダメージを負うが、さらにダブルインパクトの体勢に。飛び込んだ阿部がコーナー上での関本を蹴り落とすと、野村はボディガーを前方に丸め込み、腕ひしぎ逆十字固めに捕らえた。慌てて関本がカットに入るが、阿部がスクリューハイキック、野村がハイキックを突き刺して場外に排除する。

 粘るボディガーは両腕ラリアットを振り抜くと、野村にはラリアット、カカト落とし、トラースキックと一転して猛攻を浴びせる。しかし、野村は続くハイキックをキャッチして、裏アキレス健固めに捕獲。ギブアップを迫ると、ロープエスケープしても絞め続け、一気にジャーマンを敢行した。再度ジャーマンの構えに入ると、阿部がナックルパートでアシスト。豪快にぶん投げた野村は、これでもボディガーが沈まないとみるや、3発目のジャーマンスープレックスで逆転の3カウントを奪い取った。

 昨年は惨敗に終わった最侠タッグリーグで、アストロノーツがいきなり大物食い。タッグ王者の関本&ボディガーを破って、絶好のスタートを切った。「前から散々ボコボコにされてきてるから。いろんなところで、いろんな人にボコボコにされて。今日がお礼参りのまず一歩目」と阿部。第2戦の9・25後楽園では岡林裕二&入江茂弘と激突するが、阿部は「特に言わないけど、真っ向勝負でしかないから。丸め込みとかやったことないし、わからないから、真っ向勝負で何とか勝ちたいと思います」と連勝を誓った。

【試合後の野村&阿部】
▼阿部「勝った、開幕戦。去年というか、前から散々ボコボコにされてきてるから。いろんなところで、いろんな人にボコボコにされて。今日がお礼参りのまず一歩目」

▼野村「いやあ、勝てて嬉しいですけど。きついけど、まだタッグリーグ始まったばっかなんで」

▼阿部「ただ、去年もそうだし。去年も1勝しかしてないけど、その時のBJWのタッグのチャンピオンに俺たちは勝ってるし、今日だって今のBJWのタッグのチャンピオンに俺たちは文句を言わせないカウント3を取ったから。これは1つの鍵になると思いますから。とりあえず気を抜かずに、この1、2ヵ月、最侠タッグを走り抜いて、この生存競争が非常に激しい大日本の中を必死にもがいて、生き抜いていこうと思うよね?」

▼野村「うん」

▼阿部「(野村の鼻血を見て)鼻血いいね。鼻血おいしいね。最後なんか言って締めたらいいと思います」

▼野村「頑張ります」

▼阿部「これが野村です」

▼野村「次はいつですか? ホール?」

▼阿部「ホール。入江さんと岡林さん。特に言わないけど、真っ向勝負でしかないから。丸め込みとかやったことないし、わからないから、真っ向勝負で何とか勝ちたいと思います」

――今日から入場曲が変わったが?

▼阿部「わかりました? これは野村が自分でやったってなると嫌がるんで。これは別に野村がやったわけじゃなくて。どうしても『17のしゃがれた…』というところで入場したかったんですけど、3日前ぐらいに言っちゃって。エントランスとかいろいろあるんで、凄い怒られました。ただ、そのおかげで、久保さんとか、いろんな人が手伝ってくれたおかげで、入場曲から超絶スーパーハイテンションですることができて。尾崎の力で勝ったみたいなもん?」

▼野村「まあ、なきにしもあらず」

【試合後の関本&ボディガー】
▼関本「ボディガー、すまない」

▼ボディガー「申し訳ない。舐めてたわけじゃないけど…」

▼関本「完全に分断されましたね。ちょっとタッグチャンピオンとして全勝優勝を目指してたんですけどね。ちょっとつまずきましたね。ごめんなさい、僕のせいで」

▼ボディガー「大日本の若い芽というかね、そういうのを思い知らされたわけではないけど、ちょっとでも気を抜いたらあかんなと思ったんで」

▼関本「ここから全勝で」

▼ボディガー「ここから全勝」

▼関本「ここから全勝で優勝狙いましょう。今日はつまずいたけど、もう1回気を引き締め直して。これ(ベルト)を持ってるから。タッグチャンピオンがナンバーワンだってことを証明します」

▼ボディガー「今日は申し訳ない…」

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