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9/16【WWE】中邑がミズ下してIC王座防衛、ユニバーサル王座死守のロリンズをワイアットが襲撃 『クラッシュ・オブ・チャンピオンズ』

 PPV大会『クラッシュ・オブ・チャンピオンズ』が現地時間15日、ノースカロライナ州シャーロットのスペクトラム・センターで開催された。

 インターコンチネンタル王者・中邑真輔がザ・ミズを退け、王座防衛を果たした。相棒サミ・ゼインに紹介されて登場した中邑はゼインがマイクで声援を送る中、「カモーン」とミズを挑発し、ニードロップやアームバーで攻め込んだ。ミズがDDTで反撃しても、スライディング・ジャーマンスープレックスで応戦。キンシャサを繰り出したが、ターンバックルに誤爆してしまう。すかさずミズがフィギュアフォー・レッグロックで足を狙い撃ちしたが、ゼインがレフェリーの死角を突いて介入。救出された中邑はそのスキにキンシャサをミズの背後から叩き込んむ。2カウントで返して粘るミズもキンシャサをかわしてスカル・クラッシング・フィナーレで逆襲。ピンチを迎えた中邑だったが、ゼインがレフェリーの注意を引きつけてカウントを入れさせない。命拾いした中邑は場外でゼインを追いかけ回すミズをコーナーポストに激突させると、最後はキンシャサを叩き込んで3カウントを奪った。ゼインの後方支援も功を奏し、中邑がIC王座防衛に成功。試合後のインタビューでゼインは「この王座はアーティストでキング・オブ・ストロングスタイルの中邑が持つからこそ今までより価値がある」と中邑を絶賛した。

 ロウ女子王者ベッキー・リンチがサーシャ・バンクスを迎え撃っての防衛戦に臨んだ。序盤からディスアーマーを狙うベッキーに対し、サーシャもバンク・ステートメントを繰り出して譲らず。これをパワーで切り抜けたベッキーはべックスプロイダー、レッグドロップの波状攻撃で攻め込む。粘るサーシャも串刺しダブルニーから再びバンク・ステートメントで捕まえたが、ベッキーがディスアーマーで切り返す。イラつくサーシャはレフェリーの死角を突いたパイプ椅子攻撃からヒザを叩き込んだ。ベッキーもパイプ椅子攻撃でお返ししようとしたが、これがレフェリーに誤爆してしまう。レフェリー不在となった中、両者は客席での殴り合いに突入。ベッキーがパイプ椅子を利してのディスアーマーをさく裂させたが、スタッフやレフェリーが駆け込んできて反則裁定が告げられた。敗戦に終わったベッキーだが、ルールによりロウ女子王者のままリングを降りた。

 ロウタッグ王者セス・ロリンズ&ブラウン・ストローマンが王座戦ダブルヘッダーに臨んだ。まずはオープニングマッチでドルフ・ジグラー&ロバート・ルードとのタッグ王座防衛戦に登場。ロリンズがジグラーのDDTを場外で食らって劣勢となったが、ファルコンアローで打開。ストローマンがジグラーをショルダータックルで吹き飛ばして形勢逆転した。その後もロリンズがスイングブレイドやトペ・スイシーダで攻め込んだが、ストローマンが突き飛ばしたルードがロリンズに激突してしまう。すかさずルードがロリンズにグローリアスDDTを決めて3カウント。ジグラー&ルードが新タッグ王者となった。

 タッグ王座陥落によって軋轢が生じたロリンズとストローマンがメインでユニバーサル王座をかけて対決した。体格で勝るストローマンがショルダータックル、ヘッドバットで攻め込めば、ロリンズはスーパーキック3連発、フロッグスプラッシュで応戦。互角の攻防が展開される中、終盤にはストローマンがコーナートップからスプラッシュを繰り出してダメージを与えたが、ロリンズは沈まない。スリーパーホールドでストローマンにヒザを突かせるとカーブ・ストンプを3連発。それでもストローマンは2カウントで返して立ち上がってきたが、ロリンズはペディグリーを放つと4発目のカーブ・ストンプを叩き込んで3カウントを奪い、ユニバーサル王座防衛に成功した。試合後、ロリンズがステージでベルトを掲げて勝利をアピールしていると、場内が突如暗転。不気味な仮面をかぶった“ザ・フィーンド"ブレイ・ワイアットが現れた。ワイアットはロリンズを襲撃。宣戦布告とばかりにシスターアビゲイル、マンディブルクローを決めると暗闇に消えていった。

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