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9/22【全日本】ゼウスが地元・大阪で野村を熱戦撃破、準決勝で宮原と2ヵ月ぶり再戦

『第7回 王道トーナメント』エディオンアリーナ大阪 第2競技場(2019年9月22日)
「第7回 王道トーナメント」2回戦 ○ゼウスvs野村直矢×

 ゼウスが地元・大阪のメインで野村を熱戦の末に撃破。準決勝では昨年覇者で三冠王者・宮原と2ヵ月ぶりの対決が決まり、雪辱と初優勝を誓った。

 1回戦でディランを破ったゼウスはこの日、地元・大阪で2回戦に臨んだ。相手は1回戦でアドニスに勝利した野村。ともに優勝の先に三冠ベルト獲りを見据える二人が準決勝の切符をかけて対決した。

 昨年も両者は1回戦で対決し、ゼウスが勝利。野村が大いに肉薄し、評価を高めたが、2度の三冠戦を経験した野村は1年前を上回る勢いでゼウスの牙城に迫ってきた。ねちっこいヘッドロック地獄に引き込み、場外戦ではファイアーマンズキャリーで担いで鉄柱に投げつける荒技を敢行。ゼウスが場外でのフロントスープレックスで逆襲し、リフトアップスラム、逆水平連打で流れを変えようとしても、ショルダータックルを連発して譲らず。序盤から中盤にかけて互角以上に渡り合った。

 後半戦に突入しても野村の勢いは止まらない。スピアー、山折りの猛攻に出ると、ブレーンバスターの投げ合いでも一歩も引かず。スピアーはゼウスが鉄柱に誤爆させ、エプロンの野村を雪崩式ブレーンバスターで引っこ抜く怪力を発揮。チョークスラムで叩きつけたが、ジャックハマーを食い止めた野村はスピアーからのジャックナイフでニアフォールに追い込み、マキシマムとジャックハマーの決め合いを制して絶対の自信を持つフィニッシュホールドを爆発させた。

 勝負あったかに思われたが、ゼウスは意地のキックアウト。フロッグスプラッシュを両ヒザで迎撃し、エルボー合戦に持ち込んだ野村がワンツーエルボー連打で押し込んでも、スピアーはゼウスがキャッチ。ショートレンジ、正調とバイセップスエクスプロージョンを連続して叩き込むと、ジャックハマーを爆発させて3カウントを奪った。

 苦戦を強いられたものの、地元・大阪のメインにふさわしい熱戦を繰り広げたうえでゼウスが野村を2年連続撃破。明日9・23名古屋の準決勝へとコマを進めた。久々のわっしょい締めで大阪大会を締めたゼウスは「全然、手応えが毎年変わってきてますね。接戦になりましたけど、何とか勝つことができました」との表現で野村を称えた。

 準決勝の相手は昨年覇者で三冠王者の宮原。7・28大阪の三冠戦以来2ヵ月ぶりの再戦で雪辱戦となる。秋の栄冠獲りで三冠挑戦を狙うゼウスにとって申し分のない相手で、「去年の10月やられて、今年の7月にやられてるんでね。ここは王道トーナメントでキッチリ借りを返したいなと思ってます。3連敗はできないんで」と雪辱あるのみ。「準決勝、決勝もどれだけコンディション整えられるかわからないけど、たくさん食べて、ゆっくり休んで、明日優勝できるように頑張ります」と初優勝を誓ってみせた。

 一方、野村は昨年以上に肉薄したものの2回戦敗退に終わった。「踏み台になってもらう」とまで通告しながらゼウス超えならず。優勝による3度目の三冠挑戦も水泡と帰した。それでも野村の心は折れていない。「何回もチャレンジしていきますよ」と誓うと、「王道トーナメント負けて、去年も負けて。だったら来年、王道トーナメント、ゼウスに勝ちますよ」と1年後のゼウス超えを今から見据えていた。

【試合後のゼウス】
▼ゼウス「いやぁ、きついですね。けど、みんなが同じ条件で戦ってるから。明日、今日の試合に引き続き、準決勝、決勝もどれだけコンディション整えられるかわからないけど、たくさん食べて、ゆっくり休んで、明日優勝できるように頑張ります」、

――野村とは昨年の1回戦でも戦っているが、1年前よりもさらに強くなっていた?

▼ゼウス「もちろんですね。全然、手応えが毎年変わってきてますね。接戦になりましたけど、何とか勝つことができました。そう思います」

――準決勝の相手が宮原で、7・28大阪の三冠戦で敗れて以来の再戦となるが?

▼ゼウス「そうですね。この間、三冠。去年の10月やられて、今年の7月にやられてるんでね。ここは王道トーナメントでキッチリ借りを返したいなと思ってます。3連敗はできないんで。人生は祭りやで。わっしょい、わっしょい、わっしょい」

【野村の話】「(ゼウス超えならなかったが?)何回もチャレンジしていきますよ。ただ言わせてほしいのは、王道トーナメント負けて、去年も負けて。だったら来年、王道トーナメント、ゼウスに勝ちますよ」

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