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9/23【NOAH】小川が論外料理でJrタッグV4 苦言交えてスティンガーの“結束力"強調

『NOAH the SPIRIT 2019』アイメッセ山梨(甲府市)(2019年9月23日)
GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合 ○小川良成&鈴木鼓太郎vs大原はじめ&NOSAWA論外×

 小川&鼓太郎組が大原&論外の杉浦軍コンビを破ってGHCジュニアタッグ王座4度目の防衛に成功。“ユニットのあり方"などについて苦言を交えつつ、10・3後楽園大会のV5戦・対原田大輔&タダスケ戦に向けて“スティンガー"の結束力を誇示した。

 論外が「小川良成と戦いたい」と挑戦名乗り。同時に原田&タダスケ組も名乗りを上げて競合したが、先に大原&論外組が挑戦し、その勝者に原田&タダスケ組が挑戦することが決まった。

 原田とタダスケが本部席で“観戦"するなかでゴングが鳴らされ、のっけから大原&論外が奇襲。細かいタッチワークで小川を捕まえつつ、鼓太郎にも息のあった鉄柱股間攻撃を浴びせるなどして主導権を握った。

 中盤に入ると小川が巧みな立ち回りで相手方の誤爆を誘うなどして巻き返したが、譲らない大原も回転落下式のバックブリーカーをカウンターで鼓太郎に決めて反撃。論外とのサンドイッチ式ドロップキックやダブルフェイスバスターを繰り出してムイビエンで鼓太郎にギブアップを迫った。

 小川のカットが間に合う。ならばと今度は論外がレフェリーの死角を突いた急所蹴りで小川の動きを止めると、シャイニング・ウィザードを発射。続く生ヒザ式シャイニング弾は鼓太郎に阻まれたものの、飛び込んだ大原がフィンランド式フォアアームや風車式バックブリーカーで王者組をナデ斬りにするや、論外も得意の超高校級ラ・マヒストラルで小川を丸め込んだ。

 だが、小川は巧みに体重をのせた片エビ固めで押さえ込み返して、これがギリギリで3カウント。小川魔術さく裂となる技アリ勝利でジュニアタッグ王座4度目の防衛に成功した。

 試合後には、次期挑戦者の原田&タダスケ組がリングインして防衛の余韻に浸る間もなく乱闘に発展。タダスケが小川&鼓太郎をラリアットでまとめてぶっ放して「10月3日、後楽園でお前らぶっ倒して、俺と原田で新タッグチャンピオンなるからな! それまでこのベルトはしっかり磨いとけ」とマイクで叫んだ。

 とはいえ小川&鼓太郎組が盤石政権継続となるV4。バックステージで鼓太郎は「意外とペース握られたかなって思いますけど、まぁ最後に立ってたほうが勝ちでしょ。もともと俺ら『やる』なんて言ってないのに、勝手に決まったタイトルマッチだったし。それを一個消化しただけだから。まぁ次だよね」と涼しげに10・3後楽園大会を見据えた。

 長らくスティンガーとしてノアジュニア抗争を繰り広げるRATEL'Sコンビが相手。小川は「ユニットとしては、俺らのほうがRATEL'Sよりも完成されてる。ヘビーのユニットとも比べても、俺たちのほうが一歩も二歩もリードしてると思うし。今日も小峠もちゃんとセコンド就いて、チームとして固まってるし。この間の大阪だってそうでしょ? (N-1決勝の)杉浦と拳王もいい試合するけど、杉浦軍も金剛も誰もセコンドで応援するわけでもないし、しらーっと二人で試合してるだけだし。ああいうところから見ても、全然盛り上がってないね」と苦言を呈しつつ、V5戦に向けてスティンガーの“結束力"を強調した。

【試合後の小川&鼓太郎】
――大原&論外組はどうだった?

▼小川「意外にまともに来たんで、それで押されちゃったかな。もうちょっと短い時間で決めてやろうと思ってたんだけど」

――特に論外が『小川良成と戦いたい』と言って決まった一戦だったが?

▼小川「俺はやりたくないし、別に興味もないし」

――鼓太郎選手は大原&論外組について?

▼鼓太郎「意外とペース握られたかなって思いますけど、まぁ最後に立ってたほうが勝ちでしょ。もともと俺ら『やる』なんて言ってないのに、勝手に決まったタイトルマッチだったし。それを一個消化しただけだから。まぁ次だよね」

――次は原田&タダスケ組が相手だが?

▼鼓太郎「またRATEL'Sかぁ…。RATEL'Sとやると俺らヒールみたいになっちゃうから。ベビーフェイスになりたいのに…」

▼小川「まぁユニットとしては、俺らのほうがRATEL'Sよりも完成されてると思うし。今日セコンド就いた小峠も合わせて3人ともベルト持ってるしね」

――ユニットとしても上だということを後楽園で改めて示す?

▼小川「そうだね。それはジュニアに限った話じゃなくて、ヘビーのユニットを見渡してもそう。ウチの会社のなかにあるヘビーのユニットとも比べても、俺たちのほうが一歩も二歩もリードしてると思うし。今日も小峠もちゃんとセコンド就いて、チームとして固まってるし。この間の大阪だってそうでしょ? (N-1決勝の)杉浦と拳王もいい試合するけど、杉浦軍も金剛も誰もセコンドで応援するわけでもないし、しらーっと二人で試合してるだけだし。ああいうところから見ても、全然盛り上がってないね、ヘビーのユニット抗争にしても。それから比べたらジュニアの俺たちのほうが、まとまってる。RATEL'Sのこと褒めたくないけど、そこ(スティンガー)と競ってるだけあって、RATEL'Sもヘビーのユニットなんかと比べたら全然ちゃんとしてるし。はっきり言って今日だって、試合の順番? セミのメンバー見ても逆でしょ? あのメンバーみたら。そういうところから改善してほしいところはいっぱいあるし。ただ単に体重があって身長があって……身長はみんな低いけど、それだけで上のほうに持ってかれて。そういうところ含めて納得できないこといっぱいあるし。…あとは鈴木くん、締めて」

▼鼓太郎「…以下同文です」

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