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9/24【全日本】王道T覇者・ジェイクが一夜明け会見 10・24後楽園で2度目の三冠挑戦決定で宣言「上昇気流に乗って登りつめる」

 「第7回 王道トーナメント』優勝者ジェイク・リーが24日、神奈川・全日本事務所で会見。秋の祭典制覇から一夜明け、10・24後楽園大会で三冠ヘビー級王者・宮原健斗への挑戦が決まり、「上昇気流に乗ってプラスにプラスに登りつめるだけ」と至宝ベルト初戴冠を誓った。

 「シングルプレイヤーとしてひと花咲かせる」と宣言して臨んだ王道トーナメント。ジェイクは1回戦で諏訪魔、2回戦でKAIを撃破し、9・23名古屋大会で石川修司、宮原健斗を一夜で連破して初優勝を飾った。ジェイクにとってこれが初のシングル栄冠。しかも1回戦から決勝戦までの4試合すべてがシングル初勝利で、大躍進を遂げたのは間違いない。

 試合後、三冠ベルト獲りをぶち上げていたが、一夜明けたこの日、10・24後楽園大会で至宝ベルトをかけた宮原との再戦が決まった。ジェイクの三冠挑戦は2017年6・11後楽園で第56代王者・石川修司に敗れて以来、2年4ヵ月ぶり2度目となる。

 至宝ベルト初戴冠に王手をかけた状況だが、秋の栄冠を手にしてもジェイクは慢心していない。「諏訪魔超え、KAI超え、石川超え、宮原超えなんて声が凄く聞こえてくるんですけど、僕まだ1勝しかしてないんですよ。今まで何回負けてきたかっていうね。その中で1勝しただけで○○超えなんか、僕の中ではそういうふうには思ってなくて」と繰り返し強調し、「僕はまだマイナスなんですよ」と謙虚に自己分析。そのマイナスの状況から浮上するためにも「三冠獲れれば一気にまた近づくと僕の中で思ってるのでね。そこからは上昇気流に乗ってプラスにプラスに登りつめるだけ」と頂点到達を誓った。

 宮原からシングル初勝利を奪ったものの、ジェイクにとって「倒すべき存在」であることに変わりはない。宮原政権が長らく続いてきたが、ジェイクは「この全日本プロレス内で彼がやるべきことってあと何があると思います? 選手としてここまでやり遂げて、全日本プロレスをどういうふうに引っ張っていくかチャンピオンとして。宮原健斗自身が凄く悩んでるんじゃないですか」と最高男の心情を推測。ならば自らの手で宮原政権に終止符を打ち、新たなけん引者となるのみで、「そっちの方がお客さんも喜ぶんじゃないですか。きっといろんなことが動き出すと思うし」と言い切ってみせた。

 「もっとお客さんを呼びたい。そしてもっと多くのお客様に楽しんでいただきたい、喜んでいただきたい」。高い志を胸に、ジェイクは三冠初戴冠に挑む。

【会見の模様】
▼ジェイク「王道トーナメントを制覇しましたジェイク・リーです。今回、諏訪魔さん、KAIさん、石川さん、そして宮原健斗。この4人にシングルでしっかり勝って、で、こいつ(優勝カップ)を何とか手に入れました。実績は十分だと思います。この流れでそのまま三冠挑戦に僕はいきます」

――初のシングルの勲章となったが、三冠獲りの手応えも同時につかめた?

▼ジェイク「それは見てる人たちが一番感じたんじゃないですかね。まぁ、今回シングルでみんな4人とも初勝利だったんですよ初勝利。だからといって諏訪魔超え、KAI超え、石川超え、宮原超えなんて声が凄く聞こえてくるんですけど、僕まだ1勝しかしてないんですよ。今まで何回負けてきたかっていうね。その中で1勝しただけで○○超えなんか、僕の中ではそういうふうには思ってなくて。僕はまだマイナスなんですよマイナス。だから僕はゼロに向かって前進していきたいので。三冠獲れれば一気にまた近づくと僕の中で思ってるのでね。そこからは上昇気流に乗ってプラスにプラスに登りつめるだけだと思ってます」

――宮原政権が続いているが、ジェイク選手から見た三冠王者・宮原健斗はどのように映っている?

▼ジェイク「倒すべき存在。それ以外ないですね。それに宮原健斗が望んでるんじゃないですか。自分を倒してくれる相手を。だって今まで彼はいろいろなことを成し遂げていて、この全日本プロレス内で彼がやるべきことってあと何があると思います? 選手としてここまでやり遂げて、全日本プロレスをどういうふうに引っ張っていくかチャンピオンとして。宮原健斗自身が凄く悩んでるんじゃないですか、それは」

――三冠を獲って新たに全日本を引っ張っていく存在になる?

▼ジェイク「そっちの方がお客さんも喜ぶんじゃないですか。きっといろんなことが動き出すと思うし。現に僕が今回、トーナメントを制覇したことで、たぶん、もういろんなことが動いてると思うんですよ」

――三冠王者となったら、その先、全日本をどのようにしていきたい?

▼ジェイク「まずはもっとお客さんを呼びたい。そしてもっと多くのお客様に楽しんでいただきたい、喜んでいただきたい」

――ジェイク選手ならそれができると?

▼ジェイク「そのためのものは全て備わっているので、やり方次第だと僕は思ってます」

――三冠挑戦は2年4ヵ月ぶりになるが?

▼ジェイク「そうですね。かなり前だな。ヒザの手術する前ですよね。手術してから全くそういったシングルのタイトルマッチ戦線から僕は遠ざかっていたから。どっちかと言えばタッグプレイヤーとしてどんどん挑戦してという方が凄く印象に残っていると思うのでね。タッグプレイヤーだけじゃなく、シングルプレイヤーとしてもこのような結果を残せたんでね。今が挑戦する時なんじゃないかなって」

――今回の優勝で野村、青柳に対して引き離した感はある?

▼ジェイク「いやいや。引き離したというか、僕がみてるのは三冠ベルトだし、宮原健斗なのでね。倒すと掲げてるから。そこに対して特に意識してるところははないですね。今現在で言うと。けど、コノヤローって向こうは思ってるはずなのでね。コノヤローと思ってるんだったらいつでも来いよって感じですよ。まぁ、野村さんとは組んでることが多いけど、彼は戦いたいという気持ちもあるし。だから組んでも対角線にいても僕はどちらでも構わないというスタンスです」

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