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10/7【新日本】怒りのライガーが反則暴走 鈴木の「山田」発言に「両国は殺し合いだ!」

『NEW JAPAN ROAD』東京・後楽園ホール(2019年10月7日)
○鈴木みのる&金丸義信vsタイガーマスク&獣神サンダー・ライガー×

 鈴木の横暴に激怒したライガーが佐藤レフェリーをパイプイスで攻撃する反則暴走。試合後、鈴木が「山田!」と連呼すると、完全にキレた獣神は「両国の試合は試合じゃねえぞ。殺し合いだ!」と言い放った。

 激しい抗争を経て、とうとう10・14両国で一騎打ちが決定したライガーと鈴木が最後の前哨戦で対戦。ライガーはタイガーと、鈴木は金丸とそれぞれ組んで激突した。9・22神戸では7年3ヵ月ぶりに鬼神ライガーが降臨。これまでやりたい放題だった鈴木を蹂りんして反攻し、来年1月の東京ドームでの引退を前に、最後の一騎打ちが決定した。

 あとから入場してきたライガーがエプロンに上がると、そこを鈴木が襲撃。場外に連行すると、鉄柵の外まで連れ出し、パイプイスや観客のビニール傘を使って暴行する。リングに戻ってからもマスクに手をかけ、強烈なエルボーでメッタ打ちにした。後楽園ホールには「ライガー」コールがこだまする。控えに回っても鈴木の暴挙は続き、ぶら下がり式の三角絞めでライガーを絞め上げた。

 その後も鈴木に左腕を攻められ、悲鳴を上げたライガーは5分過ぎまでローンバトルを強いられたが、鈴木のランニングローキックをキャッチすると、胸板に張り手を連打。鈴木のスリーパー狙いをかいくぐり、フィッシャーマンバスターで黙らせると、やっとタイガーにスイッチした。

 タイガーは鋭い蹴りで鈴木を蹴散らすと、代わった金丸を圧倒して試合を立て直す。そして、両軍同時に代わって、再び鈴木とライガーが対峙した。ライガーと鈴木は意地になって胸板への張り手を打ち合う。鈴木はまたまたライガーを場外に連れ出し、またもパイプイスで背中を痛打。リング上にもパイプイスを持ち込むと、止める佐藤レフェリーを突き飛ばして、ライガーにもパイプイスを投げ渡した。

 2人はリング上で“イスチャンバラ"を展開。鈴木が止める佐藤レフェリーをまたまた突き飛ばせば、荒ぶるライガーも佐藤レフェリーの背中にパイプイスを振り下ろして暴走する。ここでライガーの反則負けがコールされたが、2人の気持ちは収まるどころか、燃えさかるばかり。マイクを握った鈴木は「てめえ、いつまでそんなもん、被ってんだよ。山田! お前、それでいいのか。お前のレスラー人生、これで終わっていいのか! 山田、来い、オラ!」と挑発すると、ライガーがキレて大乱闘に。

 鈴木がパイプイスを手にすると、ライガーも自らパイプイスを持って呼応。2人は視線を交錯させると、イスを互いに投げ捨て、リング上でまたまた乱闘を繰り広げた。タイガーや金丸、セコンドが分けて入ったが、声援に後押しされた怒りの獣神は、去っていく鈴木に向けて「おい、坊主よ。よく聞いとけ。両国の試合は試合じゃねえぞ。殺し合いだ!」と通告。因縁の相手が姿を消すと、やっと落ち着いたが、それでも「俺は先にこの会場のみんなに、プロレスファン全員に謝っておく。なぜか。両国はさっき言ったみたいに試合じゃねえ。潰し合いだ、殺し合いだ。俺は言ったことを守るぞ。今まで俺が有言実行だったはずだ。思い返してくれ。必ずあいつの首、獲ります!」と観客に陳謝しつつ、鈴木抹殺を誓った。

【試合後のライガー&タイガー】
▼ライガー「タイガー、すまん」

▼タイガー「とんでもないです。もうライガーさん、さっきリングで言った通り、ファンは鈴木を潰すのしか見てないですから。お願いします」

※タイガーが去っていく

▼ライガー「俺、嫌なんだよ。ケンカなら、街中でいくらでもやれるんだよ。俺たちはなんで練習する? ファンの皆さんはなんで高い入場料を払って見にくる? ケンカを見にきてんのか? ケンカなら今から新宿でもどこでも行っていいよ。あっちゃこっちゃでやってやるよ、バカヤロー。そんなのに金払ってみんな見るか? 俺たちは体鍛えて、技術磨いて、それを見てもらうんだよ。何なんだ、最初から。誰でもできるぞ。素人のガキだってできるわ。お前らそう思わないか? 何がプロレスのキングだよ。キングならちゃんと試合せえよ。恥ずかしい、あんなに絡んでいる自分自身が。両国は言った通り、試合じゃねえ。試合にならねえよ。技術と技術のぶつかり合いですよとなると思うか、お前たち? クソが。クソは綺麗に流して、洗って、ピカピカにして、また新日のリングに戻すよ。クソ野郎が」

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