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10/7【新日本】内藤が沈黙破る 悲願の二冠同時戴冠へ巻き返し予告

『NEW JAPAN ROAD』東京・後楽園ホール(2019年10月7日)
○BUSHI&内藤哲也vsタイチ&DOUKI×

 インターコンチネンタル王座から転落し、史上初となるIWGPヘビー級王座との同時戴冠から大きく後退した内藤が沈黙を破り、「ここからどうやって逆転の内藤哲也を皆様にお見せしようかな? まだ俺の道は見えてないよ。でも、道が見えないなら、自分で道を作ればいいだろ? 俺はしつこいぜ、カブロン!」と巻き返しを予告した。

 内藤は9・22神戸でジェイ・ホワイトに敗れ、インターコンチネンタル王座から転落。幾度となくアピールしてきたIWGPヘビー級王座との同時戴冠が遠のいてしまった。そんな内藤に苦言を呈しているのがタイチだ。内藤のインターコンチネンタル王座に挑戦する青写真を描いていたタイチも次なる標的が見つからない状態。内藤もタイトル陥落後は沈黙を続けており、微妙な立場2人が第5試合で対戦した。

 ロス・インゴ軍の内藤はBUSHIと、鈴木軍のタイチはDOUKIとのタッグで出陣。タイチはあとから内藤が入場してくると、その腰にベルトがないことを改めて確認して首を振る。試合が始まると、控えに回ったタイチが三度内藤を襲撃。場外乱闘に持ち込むと、パイプイスで暴行した。タイチはリングに戻ると、タッチをもらい、チョーク攻撃などで追い討ち。しばらく鈴木軍の時間が続いた。

 タイチは串刺しアックスボンバーを浴びせると、ロングタイツを脱ぎ捨て、内藤の側頭部を蹴り飛ばしにかかる。これをガードした内藤は打撃戦に持ち込むと、ドラゴンスリーパー式バックブリーカーから後頭部への低空ドロップキックに繋げて、ピンチを脱した。

 代わったBUSHIが鈴木軍に攻め込まれ、DOUKIのロープを飛び越えてのDDTを食らって窮地に追い込まれたものの、スープレックス・デ・ラ・ルナはサムソンクラッチで切り返し、フェイント式バックキックをお見舞い。タイチが割り込んでも、内藤が巧みに場外に排除すると、BUSHIはドロップキック、コードブレイカー、エムエックスと一気呵成に畳みかけてDOUKIから3カウントを奪い取った。

 試合後、タイチと言葉を交わしていた内藤は、バックステージで「タイチがさ、喋ってくれ、喋ってくれってうるさいんだよ。喋るけどさ。ヤツは欲しがりだなあ」と重たい口を開いた。自らダブルタイトルの同時戴冠について触れ、「ダブルタイトルマッチへの気運が高まりつつあるのに、俺は完全に後れをとってしまった」と後退を認めたものの、「まあでも、何でも言ってるけどさ、俺は軽い気持ちで史上初の偉業って言葉を使ったわけじゃないから」と執念を燃やした。その上で、「ここからどうやって逆転の内藤哲也を皆様にお見せしようかな? まだ俺の道は見えてないよ。でも、道が見えないなら、自分で道を作ればいいだろ? 俺はしつこいぜ、カブロン!」と巻き返しを予告した。

 ダブルタイトル戦の舞台は来年の1・4&1・5東京ドームと目されており、残された時間は3ヵ月ほどしかない。厳しい状況で“制御不能な男"はどんな奇策を取るのだろうか。

【内藤の話】「タイチがさ、喋ってくれ、喋ってくれってうるさいんだよ。喋るけどさ。ヤツは欲しがりだなあ、オイ。8月のG1 CLIMAX、俺は優勝決定戦にすら進むことができなかった。9月の神戸、IWGPインターコンチネンタル王座を失ってしまった。ダブルタイトルマッチへの気運が高まりつつあるのに、俺は完全に後れをとってしまった。まあでも、何でも言ってるけどさ、俺は軽い気持ちで史上初の偉業って言葉を使ったわけじゃないから。さてさて、ここからどうやって史上初の偉業に辿り着こうかな? ここからどうやって逆転の内藤哲也を皆様にお見せしようかな? まだ俺の道は見えてないよ。でも、道が見えないなら、自分で道を作ればいいだろ? 俺はしつこいぜ、カブロン!」

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