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10/13【大日本】河上が同期・岡林狩り 飛艶がストロングブロック首位タイ浮上

東京・後楽園ホール(2019年10月13日)
「2019最侠タッグリーグ」ストロングブロック公式戦 ○河上隆一&菊田一美vs入江茂弘&岡林裕二×

 河上が同期の岡林をこん身のランニングエルボーで撃破。飛艶が最侠タッグ4勝目を挙げ、ストロングブロック首位タイに浮上した。

 4勝1敗とストロングブロックで単独首位に立つ“混ぜるな危険"岡林&入江組と3勝1敗と2位タイにつける“飛艶"河上&菊田組が最侠タッグ公式戦で対戦した。

 序盤から岡林&入江が菊田に総攻撃。入江がロープの反動を利用したボディプレスを浴びせれば、岡林はドッシリと腰を落として逆エビ固めに捕獲し、5分経過まで徹底的にいたぶる。それでも菊田は岡林にファイナルカットをお見舞い。ここではタッチできず、入江の頭突きやヒップドロップを食らってしまったが、串刺し攻撃は自爆させると、ジャンピングハイキック、トラースキックと畳みかけて、どうにか河上に繋いだ。

 河上は逆水平とエルボーを交互に浴びせると、合体攻撃も両腕エルボーで返り討ちにする。しかし、入江は河上が回転エビ固めを仕掛けても踏ん張り、そのまま河上の腹の上で菊田にパイルドライバーを敢行。あとを受けた岡林も串刺しラリアットやブレーンバスターを河上に繰り出して流れを渡さない。そして、一気にアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げた。

 河上が背後に不時着すると、加勢した菊田がトラースキックで奇襲。串刺しバックエルボー&トラースキック、シュミット式バックブリーカー&ダイビングニードロップと飛艶が合体攻撃で岡林に畳みかける。が、続く菊田のトラースキックが河上に誤爆。すかさず入江は菊田を背負うと、そのまま河上にセントーンをお見舞いした。

 アクセル全開となった混ぜるな危険は、岡林の串刺しラリアット、入江のキャノンボールが連続ヒット。岡林はパワースラムからアルゼンチンバックブリーカーでギブアップを迫る。菊田が急行するも、入江が呼応。その入江ごと岡林がぶん投げ、合体自分が垂直落下式バックフリップが菊田にさく裂して場外に排除した。

 邪魔者がいなくなると、岡林の逆水平、河上のエルボーが激しく交錯。河上が連打で押し切ろうとするも、岡林がラリアット連打でねじ伏せ、パワーボムで勝負に。だが、河上がフランケンシュタイナーで切り返すと、場外で入江を振り払った菊田がストレートパンチ、側頭部へのミドルキックで好フォロー。河上もエルボーからローリングエルボーに繋げて逆転勝利を狙う。岡林はラリアットで再びペースを取り戻したかと思われたが、2発目を読んだ河上はそのまま抱え上げてハリケーンドライバーを敢行。これをキックアウトされても、こん身のランニングエルボーで同期・岡林から3カウントを奪い取った。

 飛艶が4勝目で、岡林&入江組と並んで首位タイに浮上した。改めてベルトを腰に巻く仕草も見せて、公式戦で破った関本大介&ボディガー組が持つタッグ王座挑戦もアピールした。

 「何が混ぜるな危険だよ。飛艶のほうが上だ。俺はな、同期の岡林裕二と当たったら、絶対ぶっ潰してやろうと思ってたんだ、オラ。ずっと溜めてたんだよ、俺のマグマを。ガッチリエルボーで打ち抜いたぞ。岡林裕二、どうした? 悔しいだろ? またやろうぜ」と同期から会心の勝利を奪った河上は怪気炎。菊田も「あと2つか。絶対落とさねえ。リーグ戦も取って、ベルトも取って。なんか両国もあるみたいだから、俺らは忙しいな。俺らから目を離すな」と最侠タッグ制覇&タッグ王座の“二冠"獲りを見据えた。11・4両国では全日本のジェイク・リー&野村直矢との対戦も決まり、気持ちはますます燃え上がるばかり。飛艶の次戦は10・18千葉。野村卓矢&阿部史典と対戦する。

【試合後の河上&菊田】
▼河上「見たか、オラ! 何が混ぜるな危険だよ、コノヤロー。名ばかりじゃねえかよ。怪力なちょっとカラフルなゴリラが混ざっただけじゃねえかよ。何が混ぜるな危険だよ。飛艶のほうが上だ。俺はな、同期の岡林裕二と当たったら、絶対ぶっ潰してやろうと思ってたんだ、オラ。ずっと溜めてたんだよ、俺のマグマを。ガッチリエルボーで打ち抜いたぞ。岡林裕二、どうした? 悔しいだろ? またやろうぜ。そして、俺ら飛艶もそうだけど、河上隆一、まだまだ行けます」

▼菊田「しんどいな、あのチームは思ったより。まあでも、向こうの連携をもらっても、俺が耐えて繋げばね、必ず取ってくれるんで。パターンじゃないですけど、穴じゃないのは証明されたと思うんです、俺が。これで飛艶がトップですか? わかんないけど、トップにしておきますよ。あと2つか。絶対落とさねえ。リーグ戦も取って、ベルトも取って。なんか両国もあるみたいだから、俺らは忙しいな。俺らから目を離すな」

【試合後の岡林&入江】
▼岡林「すいません、ホンマに。ダメだ。本当にすいません」

▼入江「言い訳はしたくないけど、油断してたかもしれないし、勝ちを急ぎすぎたかもしれない。でも、岡林さん、混ぜるな危険がこのリーグ戦を優勝して、全てを取りにいくこと、まだまだここで希望は絶えてないですよ。2人でまだまだ行きましょう」

▼岡林「タッグリーグは本当にそうです。優勝しかない。ああ、クソ。でも、俺は本当に悔しい。2008年デビューのコンビで、対戦相手の河上もデビュー2008年なんですよ。同期に負けるって本当に悔しいですね。こんなに悔しいと思わなかった。俺の怪我からの復帰戦もそうでしたけど、あの時も悔しかった。今回は万全で臨んだのに負けた」

▼入江「岡林裕二は悔しくて終わるような男じゃないから。ここから混ぜるな危険の夜明けぜよ」

▼岡林「ホンマや、もう。これで本当に混ぜるな危険が優勝するからな。負けたけど、混ぜるな危険の夜明けぜよ!」

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