10/14【新日本】後藤完勝でIC獲り猛アピール KENTAと石井も遺恨再燃

『KING OF PRO-WRESTLING』東京・両国国技館(2019年10月14日)
○後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHIvsジェイ・ホワイト&KENTA&高橋裕二郎×

　後藤がジェイの眼前で裕二郎に完勝し、インターコンチネンタル王座獲りを猛アピール。KENTAと石井の遺恨も再燃した。

　ジェイは9・22神戸で内藤を下し、インターコンチネンタル王座を奪取。試合後、新王者に「俺はあいつに負ける気がしない。二冠、二冠って盛り上がってるけど、他の誰でもない。この俺が二冠になってやる」と宣戦布告したのが後藤だ。ジェイは対戦拒否の姿勢を示しているが、気になる関係の2人が第6試合で対峙した。

　CHAOSの後藤は石井&YOSHI-HASHIと、BULLET CLUBのジェイはKENTA&裕二郎と組んで激突。因縁が再燃しつつあるNEVER王者・KENTAと前王者・石井も顔を合わせた。

　後藤と石井が血気盛んにリングに登場するも、ジェイとKENTAは付き合わずに控えに戻る。そして、BULLET CLUBは残るYOSHI-HASHIに集中砲火を浴びせた。KENTAは場外でもリング上でも何かと石井を挑発する。

　YOSHI-HASHIがKENTAにブレーンバスターを決めて反撃すると、石井が登場。肉弾戦でKENTAを攻め立てる。引かないKENTAもビンタで石井をぐらつかせて、DDTをズバリ。サッカーボールキックで蹴り飛ばした。闘志に火がともった石井はKENTAのフロントハイキックやラリアットを食らっても倒れず、バックドロップで両者大の字に持ち込む。

　続いて、後藤とジェイが対峙。気迫全開の後藤は串刺しラリアットをぶち込むと、ロープ際でもラリアットを突き刺して場外戦へ。鉄柵に連続して投げつけてジェイをいたぶる。リングに戻ると、村正、バックドロップをお見舞い。牛殺しの構えに。しかし、外道がエプロンに上がって後藤を挑発すると、ジェイがDDTで後藤を黙らせた。

　ここから後藤が裕二郎に攻め込まれてしまったが、介入したジェイのブレードランナーは阻止し、ラリアットで返り討ちにすると、裕二郎に牛殺し、GTRを繰り出して、完勝となる3カウントを奪い取った。

　試合そっちのけで乱闘を繰り広げたKENTAと石井は、一旦離れたものの、視殺戦の末に、再び場外で激しくやり合う。バックステージでも大乱闘。罵声を浴びせ合った。

一方、後藤とジェイもロープを挟んで視線を交錯させる。後藤は「何度も言っているけど、ジェイ・ホワイト、俺はお前に負ける気がしない。次、あの白いベルトに挑戦するのはこの俺だ。他の誰か、文句を付けるヤツがいるなら、今のうちだぞ。誰でもいい。名乗りを挙げてみろ。誰もいないのであれば、俺がいく」と改めてインターコンチネンタル王座挑戦をアピールした。