10/23【WRESTLE-1】アラケン援護で羆嵐&デュプリまんまと初戦白星 “武大コンビ"はいきなり亀裂

『WRESTLE-1 TOUR 2019 UPDRAFT』東京・後楽園ホール(2019年10月23日)
「WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2019」Bブロック公式戦　○羆嵐&レネ・デュプリvs近藤修司&征矢学×

　羆嵐&デュプリの“Enfants Terribles"コンビがタッグリーグ戦Bブロック公式戦で、“武大コンビ"近藤&征矢組をまんまと撃破。敗れた近藤と征矢にはいきなり亀裂が生まれた。

　ETコンビのセコンドには“アラケン"こと新井健一郎、国際武道大学出身の先輩・後輩にあたる近藤&征矢組のセコンドには欠場中の立花誠吾が就く。のっけから主導権を握ったのはETコンビで、奇襲してまたたく間に近藤を捕獲するや、その後もアラケンが介入して征矢をもいたぶった。

　征矢も羆嵐を力技のブレーンバスターで投げ返して反撃。すかさず近藤が飛び込んでキングコングラリアットを叩き込んで援護すると、ワイルドボンバー&キングコングラリアットのサンドイッチ攻撃も決まって一気に好機をつかむ。さらにはツープラトンのパイルドライバーで羆嵐を追い込むと、征矢はワイルドボンバーで仕上げにかかった。

　羆嵐も真っ向からラリアットで相打ちに持ち込む。ならばと再び飛び込んだ近藤が後頭部ラリアットからのジャーマン、そしてキングコングラリアットで“武大の先輩"らしく援護し、征矢も立て続けにワイルドボンバーをクリーンヒットさせた。

　だが、羆嵐は3カウントぎりぎりでキックアウト。逆にセコンドの新井がイスを片手にエプロンに上がってレフェリーと近藤の気をそらすと、羆嵐は征矢の急所を公然と攻撃だ。すかさずデュプリが飛び込んで征矢を合体式DDT“GFY"で突き刺し、一気に3カウントまで持ち込んでみせた。

　一枚岩のETコンビがまんまと初戦白星。一方で近藤が企画した“ラグビー特訓"を征矢が拒絶するなど戦前からトホホなスキマ風が吹いていた“武大コンビ"は、黒星スタートでさらに亀裂?が深まった。双方が「どちらが悪くて負けたのか」をセコンドの立花に問いかけて困惑させ、先が思いやられるタッグリーグ船出となった。

【試合後の羆嵐&デュプリ】
▼羆嵐「(デュプリと握手を交わすと)言ったろ? G・F・Yが決まったら、俺らの勝ちだって。お前らどうせまた反則とか言って、汚えとか言ってくるんだろ? バカヤロー、(レフェリーは)見てねえんだよ。征矢&近藤、悔しいか? 俺たちはプロレス脳もあるんだよ。パワー、体重、身長だけのコンビだと思ってじゃねえよ。それだけだよ。俺らが勝ったことによって、面白くなってきたな。俺らを倒せるチームはいるのか? いねえだろ。レネさん、スピークお願いします」

▼デュプリ「ニホンゴ、ワカラナイ。ゴメンナサイ…」

※ここで突然、エアギターを弾き出すと、羆嵐も合わせる

▼デュプリ「ダー、ダーッダー、ダーランダッター!!」

※2人で弾き終わると

▼羆嵐「ローラー! フ○○ク!」

【試合後の近藤&征矢】
▼近藤「(セコンドについた立花の肩を借りて歩いている征矢に対し)1人で歩け、1人で。1人で歩かせろよ」

▼立花「こいつ、歩けねえだろ? (征矢を座らせると)レフェリー、お前、見てねえだろ、ちゃんと。あいつ、最後に金的したよ、羆嵐。金的するわ、新井健一郎が椅子を持ち出すわ、反則の嵐じゃねえか。大丈夫か?」

▼征矢「ふざけんなよ…」

▼立花「これは負けじゃねえよ。ふざけんなよ」

▼征矢「クソ、オラ!」

▼近藤「今日は勝つつもりで行ったんだ。俺と征矢で、本気で。じゃあ、俺のパワハラが悪いのか? どっちなんだ? お前(立花)に聞いてんだよ。俺のパワハラで勝てなかったのか、今日は」

▼立花「いや、パワハラどうこうじゃなくて、あいつらが反則したから」

▼近藤「俺が悪いのか? 征矢が悪いのか?」

▼立花「どっちも悪くない」

▼征矢「ちょっと待て、立花。本当にそれが原因なのか?」

▼立花「あいつらが反則したから負けたんだろ、実際」

▼征矢「それが原因なのかって聞いてんだよ」

▼近藤「俺と征矢、どっちが悪くて負けたんだ、今日は? お前に聞いてんだ」

▼立花「どっちが悪いとかじゃなくて、あいつらが金的したし、イスも持ってきたから負けたんだ」

▼征矢「どっちだよ、どっち。近藤さんが悪いのか、俺が悪いのか。どっちかハッキリ決めてくれよ」

▼立花「どっちも悪くねえって、だから。どっちも悪くねえんだよ。あいつらが反則したから負けたんだよ。お前らが強い、弱いじゃないんだよ」