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10/25【ドラディション】90年代新日ジュニア黄金トリオ揃い踏み 豪華リレーでKAZMA撃破

『DRADITION 2019 RAGING OUTLAW TOUR in TOKYO〜HIRO SAITO 40th ANNIVERSARY〜』東京・後楽園ホール(2019年10月25日)
○金本浩二&大谷晋二郎&高岩竜一vs長井満也&KENSO&KAZMA SAKAMOTO×

 金本&大谷&高岩の90年代新日本ジュニア黄金トリオが揃い踏み。高岩のデスバレーボム、大谷のミサイルキック、金本のムーンサルトプレス…という豪華得意技リレーでKAMZAを撃破した。

 90年代の新日本ジュニアで活躍した金本&大谷&高岩がトリオを結成。長井&KENSO&KAZMAのヒールトリオとスペシャル6人タッグマッチで激突した。長井とKENSOは全日本マットでDKとして、長井とKAZMAはノアマットでフーリガンズとして共闘していた過去がある。

 まずはKENSOと金本が激しい打撃戦で火花。そこからKENSOが地獄の首絞めでペースを握る。代わった長井は元DKの盟友・KENSOとダブルショルダータックルで追撃した。だが、金本はニーリフトを乱れ打って逆襲に転じると、あとを受けた大谷は胸板を突き出して長井のミドルキックを真っ向から受け止め、張り手を乱射して真っ向勝負。競り勝ってキャメルクラッチに捕獲すると、割り込んだ金本が動けない長井の顔面を蹴り飛ばす。さらに、大谷は長井を逆さ吊りでコーナーに固定し、低空ドロップキックで顔面を射抜いた。

 劣勢を挽回しようと、ヒールトリオは場外乱闘で逆襲。長井は高岩を客席に投げつける。普段ならブーイングが飛ぶところだが、ドラディションは長井のホームリング。反則攻撃に出ても歓声が飛ぶ。これで勢いを掴んだヒールトリオは代わる代わるに高岩を痛めつけた。

 高岩がKENSOをブレーンバスターでぶん投げると、元新日ジュニアトリオが巻き返す。大歓声の中で大谷が顔面ウォッシュを披露。金本も同じく顔面ウォッシュで続き、交互に何度もKENSOにさく裂した。高岩は長井に串刺しラリアット、ダイビングエルボードロップをお見舞い。だが、長井はキャプチュードで両者大の字に持ち込んだ。

 同時に代わって、金本とKAZMAが対峙。KAZMAはアンクルホールドに捕まったものの、「ちょっと待って!」から延髄斬りを放つと、ヒールトリオが合体へ。連続串刺し攻撃からKAZMAのトラースキックがクリーンヒットした。しかし、急行した高岩が両腕ラリアットでKENSOとKAZMAを返り討ちに。高岩のデスバレーボム、大谷のミサイルキックが次々にKAZMAにさく裂すると、最後は金本のムーンサルトプレスが華麗に決まり、3カウントを奪い取った。

 金本&大谷&高岩が得意技リレーで完勝。場内を沸かして、大先輩のヒロ斉藤の40周年に花を添えた。

【試合後の金本&大谷&高岩】
▼金本「俺、後楽園、1年ぶりかもわからへんねん、だいたい」

▼高岩「1年ぶり?」

▼大谷「あれ、そうですかね?」

▼金本「なんかあんまり。東京は新木場とか、新宿FACEは来とるけど、久しぶりだと緊張するなあメッチャメチャ。俺が緊張するとは思わんかったよ」

▼大谷「確かに3人で東京で組むのは凄い久しぶりのような気がするんですよね」

▼金本「だから、俺も凄く楽しみにしてたし、今日の試合」

▼高岩「でも、疲れましたよ」

▼金本「やられたもんな、結構」

――今日は大きい対戦相手だったが?

▼大谷「いやいやいや。確かにリングに上がったらわかるんですよ。金本さんがKENSOにいっている時も全然違うし。でも、そのデカい相手に向かっていく金本さんを見ていると、ワクワクしてくるし。デカい相手だったら、デカい相手なりに俺は戦うから。大きさなんか関係ないよ、俺らにとっちゃ」

▼金本「正直、やっている時は、あんまりデカいとかそんなの意識してなくて。やっぱり大谷がいるし、高岩がいるし。凄い俺にとっては安心やから、2人と組んでいるのは。全然相手が大きいとか、そういうのは考えなかった。俺からしたら、2人のほうがデカい」

▼大谷「今日はヒロ斉藤さんの40周年。でも、お客さんが温かいですね。長年プロレスというものを背負って頑張って来た人をお祝いしようとして皆さん集まってくれたわけでしょ? そんな温かいお客さんの前で我々3人で組めたのが本当に嬉しかったし、最高の時間でした」

▼金本「俺、30周年やったんや。今日というか、今は30周年で」

▼大谷「試合前に言ってくださいよ、金本さん」

▼高岩「いい感じで花を添えることができました」

▼金本「俺はあんまりそういうこと言いたくないから。やりたくないし、特に。そんな感じです。ありがとうございました」

▼高岩「また3人で組みましょう」

▼大谷「ありがとうございました」

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