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11/3【新日本】オスプレイがBUSHI返り討ちでIWGPジュニアV3、電撃復帰宣言・ヒロムが挑戦状

『POWER STRUGGLE〜SUPER Jr.TAG LEAGUE 2019〜』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第1競技場(2019年11月3日)
IWGPジュニアヘビー級選手権試合=○ウィル・オスプレイvsBUSHI×

 オスプレイが熱戦の末、BUSHIを返り討ちにしてIWGPジュニア王座V3。長期欠場中の高橋ヒロムが電撃登場して復帰を宣言し、ベルト挑戦の名乗りを上げた。

 10・28後楽園大会でBUSHIがIWGPジュニア王者・オスプレイに挑戦をアピール。これを拒まれても、11・1大阪大会でのジュニアタッグリーグ公式戦「オスプレイ&イーグルスvsデスペラード&金丸」に乱入し、オスプレイに毒霧を噴射。これでローンバトルに追い込まれたイーグルスが敗れ、決勝進出を阻まれた。オスプレイは怒り心頭に発し、BUSHI迎撃と制裁を宣言した。BUSHIのIWGPジュニア挑戦は2017年6・27後楽園で第77代王者・KUSHIDAに挑んで以来2年4ヵ月ぶりで、2016年11・5大阪でKUSHIDAに敗れ、第74代王者から陥落して以来3年ぶり2度目の戴冠を狙う。

 報復に燃えるオスプレイがドロップキック、プランチャの奇襲攻撃に出て機先を制した。負けじとBUSHIも正調、場外ダイブ式とコルバタを連発して譲らず。フェンスを利したスワンダイブ攻撃を狙うオスプレイをドロップキックで撃墜し、フェンスへのネックブリーカーでダメージを与えると、STFで首を絞め上げた。オスプレイも上空ホイップ攻撃やハンドスプリングレッグラリアットで反撃したが、場外ダイブを読んだBUSHIがエプロンDDTで突き刺して主導権を渡さない。すかさずBUSHIは串刺しダブルニー、ミサイルキック、旋回式バスターで攻め立てる。エムエックスが不発に終わっても、雪崩式フランケンを敢行した。

 するとオスプレイが不時着し、サスケスペシャルで反撃ののろしを上げた。ロビンソンスペシャルで追撃し、オスカッターを仕掛けたものの、阻止したBUSHIがオスプレイをレフェリーに投げつけて無法地帯を作り上げた。それでもオスプレイは毒霧を阻止。口移しで毒霧を奪ってBUSHIの顔面に噴射した。すかさずハイキックをぶち込み、再びオスカッターを放ったが、BUSHIはレフェリーを身代わりにして回避した。

 それでもオスプレイはシューティングスタープレスを放ったものの、BUSHIは両ヒザで迎撃し、毒霧噴射をお返し。カナディアンデストロイヤーで突き刺すと、エムエックスを繰り出した。オスプレイがハイキックで撃墜し、ビドゥンブレイドを放っても回避したBUSHIはフランケンシュタイナーでオスプレイを脳天からグサリ。オスプレイがその場飛びスパニッシュフライで応戦しても、ブシロールで丸め込んでニアフォールに追い込んだ。

 すかさずBUSHIがコードブレイカー、エムエックスでたたみかけたが、3カウントを奪えず。2発目のエムエックスをオスカッターで撃墜したオスプレイはビドゥンブレイドを後頭部にぶち込むと、コーナー最上段からのスーパーオスカッター、ストームブレイカーで一気にたたみかけて3カウントを奪った。

 オスプレイがBUSHIに報復を遂げ、IWGPジュニア3度目の防衛に成功。試合後、「どうやら全員倒したようだ。もう誰もいない。ほかに誰か挑戦者はいないのか?」とアピールしていると、次なる挑戦者が現れた。首の負傷により昨年7月から長期欠場を続けていたヒロムだ。首に巻いたコルセットを脱ぎ捨て、花道を全力疾走してリングサイドにやってきたヒロムは興奮を隠せない様子で、自らフェンスに激突したり、全力疾走で花道を引き返してステージ上に寝転がったりして喜びを表現。「これだ、これだ、これがやりたいんだ。これだよ!」と叫ぶと、「世界中のみんな、待たせたな」と復帰を宣言した。

 「俺が高橋ヒロムだ!」と絶叫したヒロムは大・ヒロムコールを受けて「みんな、本当に待っていてくれてありがとう」と感謝。「俺が帰ってきたからには、新日本プロレスジュニアを今よりも、もっと! もっと! もっと! もっと! もっと! 楽しませてやるから安心してくれよ」と誓ってみせた。それをさっそく有言実行するつもりで、「誰が! 俺以外に! この最強の男に挑戦するんだ! 俺しかいねぇだろ!」と王者・オスプレイへの挑戦を表明。自ら受け身を取ったり、コーナーに激突したり、ブリッジを披露したりと首が万全であることを強調すると、「ヒロム・イズ・バック! アイ・チャレンジ・ユー! アット・レッスルキングダム」と1月東京ドーム大会での挑戦を迫り、オスプレイと抱き合った。

 第81代IWGPジュニア王者に君臨しながら、首の負傷による欠場で返上を余儀なくされたヒロム。振り返れば、その戴冠時の相手もオスプレイだった。復帰早々のベルト挑戦は過酷だが、ヒロムは欠場によって止まった時計の針を動かすつもりだ。

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