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11/3【新日本】go 2 sleep連発 KENTAが石井返り討ちでNEVER王座V2

『POWER STRUGGLE〜SUPER Jr.TAG LEAGUE 2019〜』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第1競技場(2019年11月3日)
NEVER無差別級選手権試合 ○KENTAvs石井智宏×

 KENTAがgo 2 sleep2連発で石井を返り討ちにし、NEVER王座V2を果たした。

 KENTAのBULLET CLUB入りに端を発し、石井との遺恨が勃発。8・31ロンドン大会でKENTAが石井からNEVER王座を強奪した。2ヵ月ぶりの再戦が大阪の地で実現することになった両者は前哨戦で連日激しく火花を散らし、王者・KENTAは「TOMO萌え」などと石井を徹底的に挑発してきた。

 試合は予想された通り打撃戦の様相を呈した。開始早々、張り手やエルボーを打ち合って感情をぶつけ合い、ミドルキック連打を浴びせたKENTAが挑発的に張り手を連発すれば、石井はKENTAをコーナーに追い込んでエルボーと逆水平を交互に乱れ打ち。KENTAがエルボーを連発しても「効かないんじゃ!」と真っ向から受け止めた。

 だが、KENTAが首攻めで主導権を握る。サッカーボールキックで蹴り飛ばして石井をエプロンに追いやり、後頭部にストンピングを容赦なく連発。セカンドロープに乗せてのDDTで首にダメージを与え、串刺しフロントハイキック→串刺し低空ドロップキックの連続攻撃をお見舞い。再びDDTで突き刺すと、動きが止まった石井をミドルキックで蹴りまくった。

 すると石井は拳に力を込めながら立ち上がり、強烈なエルボーで反撃ののろしを上げた。コーナーに追い込んでの逆水平連打で何度もKENTAのノド笛を射抜き、雪崩式滞空ブレーンバスター、ジャーマン2連発で攻め立てた。KENTAがGAME OVERで絞め上げ、ジャーマン2連発、ブサイクへのヒザ蹴りで反撃に出ても、石井は意地。一進一退の読み合いから起死回生のショートレンジ左ラリアットで逆襲。KENTAがエルボーを連発しても前進を続け、こん身のエルボーをフルスイングでぶち込んでKENTAをねじ伏せた。

 すかさず石井はラリアットを連発し、パワーボム、スライディングラリアットで一気にたたみかけた。ラリアットの打ち合いにも競り勝ったものの、垂直落下式ブレーンバスターには持ち込めず。KENTAがファルコンアローで突き刺し、ショートレンジラリアット、PKで追い討ちをかける。粘る石井もgo 2 sleepを食い止めたが、KENTAはブサイクへのヒザ蹴りをぶち込んで流れを渡さない。張り手連打を浴びせると、go 2 sleepを連発。2発目はむき出しのヒザでぶち込んでようやく3カウントを奪った。

 雪辱と奪還を狙う石井を返り討ちにしたKENTAがNEVER王座2度目の防衛に成功した。戦前は散々、石井を挑発してきたが、「凄くシリーズ通して楽しかった。TOMOのおかげかな」と充実感に浸りつつ、「これでTOMOとの物語はとりあえず最終回」と完全決着を強調した。「このシリーズ通して、またさらにいい感覚つかんできてるからね。次のシリーズまた楽しみにしていてほしい」と自信を深めた様子のKENTAは、「YOSHI-HASHIはブスってこと。ブスはブス」となぜかYOSHI-HASHIに言及。次期挑戦者は現れなかったものの、KENTAはメインの試合中に乱入し、後藤を襲撃。これが新たな遺恨の火種となるかもしれない。

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