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11/4【大日本】20周年・関本が現役WWE王者ウォルターと豪華共演、岡林&火野と“世界的肉弾戦"

『両極譚〜RYOGOKUTAN〜2019』東京・両国国技館(2019年11月4日)
関本大介デビュー20周年記念試合 ○関本大介&ウォルターvs火野裕士&岡林裕二×

 関本が20周年記念試合で現役WWE UK王者・ウォルターと豪華共演。“世界的肉弾戦"で岡林&火野を真っ向から粉砕した。

 99年8月にデビューした関本が記念試合でタッグを組んだのはWWE UK王者のウォルターだ。初期ストロングBJで活躍し、現在はWWEの下部組織であるNXT UKに所属。今年9月にはカナダで関本を下している。両国の大舞台でまさかの参戦が実現し、関本とともに岡林と火野と激突した。

 主役の関本を押さえて先発を買って出たウォルターは岡林とど迫力の肉弾戦を繰り広げる。ショルダータックルなどで正面衝突すると、巨体ながらもリープフロッグを披露して両国を揺るがし、フロントハイキックをぶち込んだ。エキサイトした岡林は控えに回ったウォルターを何度も襲撃。怒ったウォルターがイスをぶん投げる場面も見られた。

 記念試合とはいえ花を持たせる気のない岡林と火野は、猛攻を浴びせて関本をねじ伏せにかかるも、再びウォルターにタッチが渡ると流れは急転。ウォルターは正面から岡林の攻撃を受け止め、豪快なドロップキックやジャーマンスープレックスを決めると、両国はさらに熱を帯びる。火野とは逆水平合戦で火花。あえて両手を後ろに回して仁王立ちした火野だったが、ウォルターは豪快なフロントハイキックで蹴り倒した。

 ウォルターの奮闘に感化された関本も闘志を燃やした。全ての場面で関本らしく真っ向勝負を選択。岡林のアルゼンチンバックブリーカー、ラリアットで土俵際まで追い込まれたものの、ウォルターが献身的にカットに飛び込んだ。岡林は火野とサンドイッチラリアット2連発でウォルターを蹴散らすが、この隙に関本が復活す。コーナー上の岡林に掴みかかり、垂直落下式ブレーンバスターを敢行すると、ウォルターや火野もリングに飛び込み、大技が連鎖して4人がリング上で大の字となった。

 即座に動いた関本はリストクラッチ式バックブリーカーから逆エビ固めに岡林を捕獲。火野が急行するも、関本はウォルターとの連結ジャーマン・眉山で豪快に投げ飛ばした。残るは岡林のみ。ラリアットやジャーマンで畳みかけると、最後は二段階式のジャーマンで熱戦を制した。

 この20年間を象徴するような激闘の末に関本が激勝。満面の笑みでウォルターの手を掲げると抱擁を交わして健闘を称え合った。バックステージでも関本は充実した表情を見せ、「彼は継続参戦が難しいから。こうやって両国に来てくれて、この巨体を活かして暴れ回って。両国に負けないビッグバンを起こしてくれた。お客さんの反応が今日の答えじゃないですか? サンキュー、ウォルター」とパートナーをねぎらう。ウォルターも「知っての通り、セキモトはもちろん、ストロングBJのレスラーたち、オカバヤシもヒノも素晴らしいレスラーだ。プロフェッショナル・レスリングができた。これはWWE UKベルトだ。その王者として彼らと、日本のファンの前でファイトすることができたことにも感謝している。ありがとう、ミスターセキモト」と感謝し、またの再会を夢見ながらガッチリと握手を交わした。

【試合後の関本&ウォルター】
▼関本「OK。ウォルター、サンキュー」

▼ウォルター「(日本語で)アリガトウ」

▼関本「なんかありますか? 俺が岡林から取ったぞ。それだけだ」

――20周年記念試合でウォルター選手と組んでみてどうだった?

▼関本「最高のパートナーだろ? でも、彼は継続参戦が難しいから。こうやって両国に来てくれて、この巨体を活かして暴れ回って。両国に負けないビッグバンを起こしてくれた。お客さんの反応が今日の答えじゃないですか? サンキュー、ウォルター」

▼ウォルター「ありがとう、ミスター・セキモト。10年以上前、ドイツのwXwでやり合った仲で、初めてやりあった時から刺激的な相手だった。そして、今日ここに立つことを許可してくれたWWEに感謝している。特にNXTのマネージャーのリーガルさん。知っての通り、セキモトはもちろん、ストロングBJのレスラーたち、オカバヤシもヒノも素晴らしいレスラーだ。プロフェッショナル・レスリングができた。これはWWE UKベルトだ。その王者として彼らと、日本のファンの前でファイトすることができたことにも感謝している。ありがとう、ミスターセキモト」

▼関本「今日は最高のパートナーでした。ウォルター、サンキュー・ソー・マッチ」

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