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11/4【DRAGON GATE】Eita&清水が斎藤&神田返り討ちでツインゲートV3、無敗マシーン軍団がトライアングル死守でワカマツ咆哮、石田歓喜の初ベルト

 『THE GATE OF DESTINY 2019』エディオンアリーナ大阪大会が4日、行われ、Eita&ビッグR清水が斎藤了&神田裕之を返り討ちにしてV3。司令塔・将軍KYワカマツとともに登場したストロングマシーン軍団は土井成樹&ドラゴン・キッド&ジェイソン・リーを退け、オープン・ザ・トライアングルゲート王座V3。石田凱士は横須賀ススムに逆転勝利を収め、オープン・ザ・ブレイブゲート王座初挑戦・初戴冠を果たした。

 R・E・Dを脱退した神田が師匠ウルティモ・ドラゴンを中心とした闘龍門軍団に合流。この日、斉藤と組んでツインゲート王者・Eita&清水に挑戦した。R・E・Dと闘龍門軍の抗争が激化の一途をたどる中で実現したタイトルマッチ。R・E・Dは裏切り者を制裁すべく場外戦で出鼻をくじき、清水がエプロンから場外へのボディプレスを斉藤と神田に投下して先制した。神田がエクスプロイダーで清水の巨体を投げても、清水は豪快なネックハンギングボムで返り討ち。挑戦者組がダブルブレーンバスターを敢行しても、神田のダイビングエルボードロップを自爆させ、合体パワーボムで叩きつけた。

 このまま終われない挑戦者組も清水のダイビングボディプレスを神田が自爆させた次の瞬間、斎藤が斎了ロケットを発射して反撃を開始。コーナーにへたり込んだ清水めがけてEitaをフロントスープレックスで投げつけた。が、王者組の劣勢にR・E・Dのセコンド勢が総出で乱入し、神田に連続串刺し攻撃をお見舞い。吉田がパイナップルボンバーを叩き込んで動きを止めた。

 すかさず清水が砲丸投げスラムで料理にかかると、神田は首固めで切り返して粘る。神田がジョン・ウー、斎藤がジャーマンを立て続けに決めて勝機を作ったものの、闘龍門軍の攻勢もここまで。R・E・Dのセコンドについた怪覆面男が場外から斉藤の足を引っ張ると、Eitaが急所蹴りからの首固めでまんまと3カウントを奪った。

 神田制裁こそならなかったものの、Eita&清水がツインゲート王座3度目の防衛に成功。試合後、Eitaはブーイングも構わず「大阪のアホども、俺たちが勝ったぞ。正々堂々戦って俺が3カウント獲ったぞ」と勝ち誇り、「何が闘龍門だ。師匠のウルティモ・ドラゴンはどこ行った? まさか自分のマスク売りで忙しいのか? 弟子を見捨てる師匠なんているのかな?」とセコンドにつかなかったウルティモを痛烈批判。「そんな結束力のない闘龍門は俺たちがぶっ潰してやるからな。まだまだDRAGON GATEの中心は俺たちR・E・Dだからな。お前ら楽しみにしとけ」と言いたい放題に宣言した。この日の第4試合で行われた「ウルティモ・ドラゴン&堀口元気&スペル・シーサーvs吉田隆司&ディアマンテ&H・Y・O&KAZMA SAKAMOTO」は怪覆面の介入もあって両軍リングアウトに終わったものの、R・E・Dは闘龍門軍壊滅に本腰を入れる構えだ。

 無敗の快進撃を続けるストロングマシーン軍団がこの日、土井&キッド&リーのMaxiMuMトリオを迎え撃ってのV3戦に臨んだ。司令塔・将軍KYワカマツとともに登場したマシーン軍団は、FとGが土井を花道に連行し、ワカマツが鞭で殴りつけるなど場外戦で先手を取った。ワカマツが「GO! マシンGO!」と叫ぶ中、JとGが抱え上げたジェイソンにFがラリアットを叩き込み、FとGがバックドロップとダイビングラリアットの合体技を敢行するなど連係が冴え渡った。

 負けじと挑戦者組もキッドがマシン軍団の合体スーパーパワーボムを不時着すると、FとGの同士討ちを誘う。さらにジェイソンがスイングDDT、土井がバカタレスライディングキックで攻め立てたが、Fが土井とジェイソンを両腕ラリアットでまとめて鎮圧。FとGがジェイソンに合体ランニングパワーボムを敢行すると、Jがダイビングヘッドバットを投下。土井が加勢に飛び込んでもワカマツが場外から足を引っ張ると抱きついて足止め。孤立したジェイソンにFが延髄ラリアット、Gがラリアットの連続攻撃を浴びせると、Jがジャンピングパワーボム、魔神風車固めでたたみかけて3カウントを奪った。

 マシーン軍団が盤石のトライアングルゲート王座V3に成功。無敗記録も更新した。試合後、Jが「マシーン軍団3度目の防衛に成功したぞ! MaxiMuM悔しいだろ? せっかく石田がブレイブのベルト獲って、MaxiMuM全員ベルト戴冠の夢もあと一歩だったのに」と勝ち誇ると、「今日はな、せっかく北海道からはるばるワカマツさんがやってきてくれたんだ。あなたの口から一言ガツンと言ってやってください」と託されたワカマツは手にしたメガホンのサイレンをかき鳴らしつつ、「大阪の皆さん! 北海道は今日は雪だ。この大阪に来て我々ストロングマシーンは燃えに燃えている。必ず大阪のファンの期待に応えるぞ! みたかぁ!」と吠えまくった。

 ブレイブゲート王者・ススムがMaxiMuMの石田とのV3戦を迎えた。これがブレイブゲート初挑戦となる石田は10・20神戸大会での前哨戦でススムに直接勝利。勢いに乗って本番を迎えたが、キャリアの差をみせつけるようにススムが圧倒。エプロンから場外へのドラゴンスクリュー、足4の字固めといった右ヒザ攻めで10分過ぎまでほぼワンサイドに攻め込んだ。

 防戦一方に追い込まれた石田だったが、場外のススムにエプロンからランニングローキックを放ち、トペスイシーダを発射して反撃ののろしを上げた。ススムのターンバックルエクスプロイダー、トップロープからの雪崩式エクスプロイダーで次々に投げ飛ばされても、ジャンボの勝ち!をハイキックで3度ことごとく食い止め、ジャンピングコークスクリューキックをさく裂。ジャンボの勝ち!をショートレンジで食らっても意地で倒れず、ジャーマン、顔面蹴り2連発、ミドルキック連打で攻め込んだ。

 ススムもロープに追い込んでのジャンボの勝ち!連打、正調・ジャンボの勝ち!、横須賀カッターで一気に勝負をかけたが、石田は意地で3カウントを許さない。ジャンピングハイキック、ジャーマンで流れを完全に引き寄せると、最後は顔面蹴りからのタイガースープレックスホールドで3カウントを奪った。

 大逆転でススム超えを果たした石田がブレイブゲート初挑戦・初戴冠。デビューから4年2ヵ月にして初ベルトを手にした。試合後、石田は「やっと、やっとベルト獲れました。ここまでつらい思いとか悔しい思い、いっぱいあったけど、プロレスラーやってきてよかったです」と歓喜。「でも、これは僕の通過点に過ぎないんですよ。俺はまだまだDRAGON GATEで上を目指していきます。皆さん、これからも期待しててください」とさらなる上昇を誓った。


【Eitaの話】「オイみたかお前ら。勝ったのは当然、俺と清水。誰のおかげで勝ったかわかるか? こいつ(怪覆面男)のおかげだよオイ! それからよ、ウルティモ・ドラゴン、何でセコンドにいねぇんだよ? そんなに商売したいんか? そんなにマスク売りたいんか? だったらよ、ウチじゃなくてヨソでやってくれ、なぁ」

【清水の話】「その通りだよ、マスク売りのオッサンよ。お前なんかな、誰も興味ないんや。お前らのことなんか、いや、闘龍門なんかな、俺らがよ、ボコボコにして、R・E・DがDRAGON GATEの中心になったる。お前ら覚悟しとけよ」


【石田の話】「やっと! やっとベルト獲ったぞ。4年にしてやっと。やっとや。ブレイブは入門当時からの一つの目標でもあったんや。リング上でも言ったけど、これは通過点やぞ。俺はまだまだこのDRAGON GATEのリングで上を目指していくだけや。今までと変わらず、上目指してやっていくんで、これからも石田凱士に注目してください」

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