プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

11/5【新日本】オスプレイがIWGPジュニア戦の1・5メイン化を主張、ヒロムも賛同、RPG 3Kがベルト&トロフィー奪回宣言

 1・4東京ドーム大会でIWGPジュニアヘビー級選手権試合が決まった王者・ウィル・オスプレイ、挑戦者・高橋ヒロムが5日、東京・明治記念館で行われた発表会見に出席。オスプレイが1・5ドームのメインイベントへの変更をぶち上げれば、ヒロムも王者に敬意を表したうえで賛同し、ジュニアのユニット結成と対ヘビー級を逆提案した。また、1・5ドームでIWGPジュニアタッグ王者・石森太二&エル・ファンタズモへの挑戦が決まったYOH&SHOのRPG 3Kはベルトと奪われたジュニアタッグリーグ優勝トロフィーを取り戻すことを誓った。

 11・3大阪大会でオスプレイがBUSHIの挑戦を退け、IWGPジュニア王座3度目の防衛に成功した。試合後、首の負傷で長期欠場中だったヒロムが電撃登場。ベルト挑戦を表明し、両者によるタイトルマッチが1・4ドームで行われることになった。

 王者オスプレイは復帰祝いとばかりに、「パーシー」という名のブタのぬいぐるみをヒロムにプレゼント。大阪でヒロムが登場した時、割れんばかりの大歓声とヒロムコールに包まれた。その状況をオスプレイは「ヒロムが登場した時は会場中がまるで地震のような物凄い歓声だった」と振り返り、「これがファンが見たい1月5日のメインのカードじゃないか」と確信。そこで「オスプレイvsヒロムというカードを1月5日のメインにもっていきたい。今そう思っている」と主張した。

 IWGPジュニア戦の1・4開催と、1・5のメインでIWGPヘビー級&インターコンチネンタルのダブルタイトルマッチが行われることがこの日決まったばかり。だが、オスプレイはヒロムとのタイトルマッチを翌1・5のメインイベントに変更するよう希望したのだ。これにヒロムは「ジュニアを支えたのは間違いなくお前だ。完璧、もう本当に言うことは何もない。ホントに凄すぎる」とオスプレイを称えたうえで、「俺もホントにそうなることをマジで祈ってるし、マジでそういうに言ってくれるジュニアが出てきて俺は心からうれしい」ともろ手を挙げて賛同した。

 「俺もずっとIWGPヘビーがメインじゃなくてIWGPジュニアヘビーがメインでできるようにずっと言ってきたけど、なかなか実現できなかった。俺はずっと新日本プロレスジュニアをヘビーよりも上の位置でやりたいと思ってる。だから俺はオスプレイ、お前のことが大好きだ」。そう続けてオスプレイと抱き合ったヒロムは「今パッと思いついたアイデアなんだけど、俺とオスプレイと他のジュニアの選手も含めて、ジュニアのユニット、ジュニアの軍団vsヘビーという図式でこれから一緒にやっていかないか?」と逆提案。新日ジュニアをさらに高めるべく、ヘビー級との直接対決も辞さない構えをみせた。

 1・5ドームで行われることになったIWGPジュニアタッグ戦は、YOH&SHOが石森&ファンタズモに挑戦する。11・3大阪大会で「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019」3連覇を成し遂げ、タイトルマッチを決めた3Kだが、優勝後に石森&ファンタズモの襲撃を受け、優勝トロフィーを強奪されてしまった。この暴挙に3Kは怒り心頭。YOHが「最高の舞台で俺らがベルトもトロフィーも奪い返せば、これは最高のエンディングになるんだよね。だからドームでベルトを巻いて、ジュニアタッグリーグのトロフィーを掲げて、大空高く飛んでいきます」と宣言すれば、11・9サンノゼ大会でファンタズモの持つブリティッシュクルーザー級王座への挑戦も決まったSHOは「トロフィーのレンタル料として、ブリティッシュクルーザーのベルトも一緒にトロフィーも、そのジュニアタッグのベルトも全てを取り戻します」と報復を誓っていた。

【会見の模様】
▼ヒロム「ウィル・オスプレイ選手、彼はね、ただもんじゃないよ。皆さん知ってる通り、俺が休んだ1年4ヵ月、それはそれは凄かった。本当にパーフェクト。パーフェクトヒューマン。素晴らしい。ホントにジュニアを支えてくれたなと。唯一、この欠場期間、俺を焦らせてくれたなと。このオスプレイとタイトルマッチができることはホントに心からうれしいことです。あの3日のあと凄い考えたんですよ。オスプレイ、何勝てるかなぁって考えたんですよ。パワー、スピード、テクニック、跳躍力、バランス。1個も勝てるところがない。ハッキリ言って1個も勝ってるところはなかった。彼が3日の試合後に言った通り、ドラゴン・リーとの試合で首をやっちゃった時も、最後あきらめの悪さだけは俺の取り柄。それを考えた時に、あれ? 勝てるかな。勝てる、勝てる。勝てるかな。そう思いました」

▼オスプレイ「自分にはセクシーピッグというニックネームがある。ヒロムの猫のダリルではなく、パーシーというブタのぬいぐるみをプレゼントします。IWGP(ヘビー級)のタイトルマッチが東京ドームのメインイベントであるというのは歴史的に見ても今までずっとそうだったんだけど、来年2日かけてドームをやると発表になった時、俺はおそらく初日がIWGPヘビーのタイトルマッチで、2日目がもしかしたらIWGPとインターコンチの2冠をかけた戦いになるのではないか、それがメインのカードになるのではないかと何となく予想していた。ただ、大阪でオカダが出てきて、観客に対してIWGPの試合か、IWGPとインターコンチの2冠をかけた試合のどっちがいいか聞いた時、ファンの反応は明らかに自分の耳にはIWGPの方が大きいように感じた。そうなると1月5日のメインイベントはどうなるんだと考えた時、棚橋vsジェリコになるのか。確かにこの二人はレジェンド中のレジェンド。そうなっても仕方ないという思いはあるが、大阪のファンの反応をみた時、ヒロムが登場した時は会場中がまるで地震のような物凄い歓声だった。これがファンが見たい1月5日のメインのカードじゃないかと思った。俺も今年1年、数々の選手がいなくなって、ヒロムもケガで欠場していた間に、NEW JAPAN CUP、オーストラリアの大会、G1に出場したり、SUPER J-CUPに出たりと、しゃかりきに頑張ってきて、俺が新日本で今年一番頑張って、みんながいない穴を埋めて、みんなが戦えない時に俺が一番体を張って、ファンのために自分のために戦ってきた自負がある。ファンが見たい試合を1月5日のメインイベントにするのが自分の中で一番しっくりくる。だからオスプレイvsヒロムというカードを1月5日のメインにもっていきたい。今そう思っている。もし自分が間違ったことを言っていると思ったら、その旨伝えてほしい」

▼ヒロム「(拍手して)間違ってない。間違ってないよ。通訳さん、同時通訳できますか? 簡単でいいです。簡単なことしか言いません。同時通訳してもらっていいですか? あなたは我々の懸け橋となってくれる人間だから、ぜひここでやるべきだ。(通訳がオスプレイの隣に座ると)素晴らしい、素晴らしすぎる。完璧だ。ジュニアを支えたのは間違いなくお前だ。完璧、もう本当に言うことは何もない。ホントに凄すぎる。俺もホントにそうなることをマジで祈ってるし、マジでそういうに言ってくれるジュニアが出てきて俺は心からうれしい。俺もずっとメインイベント、やっぱジュニアがメインに立てる、IWGPヘビーがメインじゃなくてIWGPジュニアヘビーがメインでできるようにずっと言ってきたけど、なかなか実現できなかった。俺はずっと新日本プロレスジュニアをヘビーよりも上の位置でやりたいと思ってる。だから俺はオスプレイ、お前のことが大好きだ。素晴らしい。サンキュー・ベリー・マッチ(オスプレイと握手とハグを交わす)」

――ヒロム選手はこれが復帰戦になるのか、それともドーム前に復帰するのか?

▼ヒロム「どうでしょう? どう思います? あなたの考え聞かせてください」

――いきなりタイトルマッチよりは、その前に復帰した方がいいかもしれないし、復帰戦がいきなりタイトルマッチというのもインパクトがあるかもしれない。

▼ヒロム[検討します」

――ヒロム選手はトリッキーなキャラクターだが、オスプレイ選手はどのように評価している?

▼オスプレイ「確かにヒロムは野性的でワイルドなスタイルを持っていると思うけど、俺も彼以上にワイルドで野性的なスタイルだと思っている。2階席のバルコニーからムーンサルトしたこともあるし。そういった意味でスタイルが彼と少し似ているのかなと思う」

――ヒロム選手にとってもう一人特別な思いがあるのがドラゴン・リーだと思うが?

▼ヒロム「この1年4ヵ月の間、彼も心の傷を負ったと思います。俺も同じく傷を負った。お互いさま。だから、もういいじゃん、そんなの。そんなのどうでもいいからさ、早く新日本来いよ。って感じですかね。(英語で)オスプレイ、今パッと思いついたアイデアなんだけど、俺とオスプレイと他のジュニアの選手も含めて、ジュニアのユニット、ジュニアの軍団vsヘビーという図式でこれから一緒にやっていかないか? あくまでもアイデアだ。でも忘れないでくれ」

▼オスプレイ「とてもいいアイデアじゃないか。このあと一緒に食事でもして、そのことを話し合おうか」


【会見の模様】
▼SHO「RPG 3KのSHOです。ジュニアタッグリーグ3連覇したはずなんですけど、喜ぶ間もなくトロフィーも奪われて、今日持ってくるかと思ったんですけど、それも持ってきてない。ということですね。そのトロフィーのレンタル料として、ブリティッシュクルーザーのベルトも一緒にトロフィーも、そのジュニアタッグのベルトも全てを取り戻します」

▼YOH「RPG 3Kの…(マイクのスイッチが入っておらず)」

▼ファンタズモ「(笑ってから)ワン・モア・タイム! ワン・モア・タイム! ワン・モア・タイム!」

▼YOH「RPG 3KのYOHです。タイトルマッチ、この話の前にまずジュニアタッグリーグ3連覇。これはさ、俺たちRPG 3Kが目標にしてた夢。それが達成されたってことだから。そこを奪われて、壊されて、しかもトロフィーも今日持ってきてない。だから、それに対しては凄ぇイライラしてるんだけど、タイトルマッチが決まった以上は矢印をしっかり切り替えて東京ドームに向けてます。本来あるべきものがない状態なんだけど、これも逆転の発想でさ、最高の舞台で俺らがベルトもトロフィーも奪い返せば、これは最高のエンディングになるんだよね。だからドームでベルトを巻いて、ジュニアタッグリーグのトロフィーを掲げて、大空高く飛んでいきます。ジュニアタッグはRPG 3Kに任せてください。東京ドームに新しい風を」

▼石森「ナンチャラ3Kさん、この前はトロフィーありがとう。まぁ、1・5東京ドームでこのベルトをかけて戦うってことだけど、まぁいいよ。俺もこの前のジュニアタッグリーグ、あの結果に納得いってないから。だってこのナンチャラ3Kみたいなおんぶにだっこみたいな奴らがさ、3連覇なんて、会場、いい風じゃなくて、うんざりな風吹きまくりじゃねぇかよ!(笑) 俺は、俺たちは、このベルトをまだまだ手放す気はない」

▼ファンタズモ「まずこの対戦カード(の映像)をみてもらうとわかるけど、俺たちチャンピオンの顔は最高にカッコいいんだが、挑戦者のRPG 3Kは、まずSHOは一日の大半を壁をボーっとみつめてるような、何をやりたいのかよくわからない選手で、YOHはゴミ袋みたいなセーターを着て自分のことをファッションアイコンみたいなことをみんなに言いふらして、トイレに座ったり、よくわからないような写真とか宣伝してるけど、みてて非常に恥ずかしい思いだ。これがいわゆるRPG 3Kという二人組。ライガーが1・5で引退ということを言っているが、俺はIWGPジュニアタッグ戦でこの二人に大恥をかかせてやるから。そのあと二度と試合ができなくなるような、とても恥ずかしい思いをさせるから。彼らも引退ということになるんじゃないかなと思っているよ」

――RPG 3Kは石森&ファンタズモの印象について?

▼SHO「リング外のことは知らないです。でもチャンピオンとしてジュニアタッグのトロフィーをあんな奪い方をして、このまま持たせておくわけにはいかないと自分は思いました」

▼YOH「僕もリング上のことしか知らないですけど、ファンタズモは田舎のヤンキーみたいな。入場で人の帽子取って投げたりとか。それぐらいですかね。石森太二に関しては僕の中の記憶だと、『かっこいいカラダ』の表紙の人だな、ぐらいのイメージですね」

――石森選手は二人の肉体をどう感じる?

▼石森「まだまだ足元に及ばない感じじゃないですか」

――ファンタズモ選手は新日本参戦から8ヵ月が経過するが、東京ドームに特別な思いはある?

▼ファンタズモ「今回、IWGPジュニアタッグだけでなく、ブリティッシュクルーザーのチャンピオンとしても、2冠王として東京ドームに初めて足を踏み入れて試合をするというのは、これ以上ないぐらい興奮している。前回、石森選手が何をしたか。東京ドームに出るのは初めてだったが、IWGPジュニアのチャンピオンになった。俺もそれと同じような気持ちで、大きな大会こそ自分の力が100%、120%発揮できるような人間だと自分のことを信じている。チャンピオンとして試合を終えて、東京ドームを去るのが目標だ」

プロ格 情報局