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11/7【DRAGON GATE】Eitaがマスク剥ぎでウルティモ料理 「セコンドなし」、「ウルティモ負けたら追放」条件に12・4後楽園で一騎打ち決定

 『THE GATE OF EVOLUTION 2019』東京・後楽園ホール大会が7日、行われ、闘龍門軍とR・E・Dが全面対決。ビッグR清水とのツインゲート王者タッグで神田裕之と組んだウルティモ・ドラゴンをマスク剥ぎからの丸め込みで勝利したEitaは、究極龍に一騎打ちを要求。「セコンドなし」、「ウルティモ負けたらDRAGON GATE追放」の条件で両者が合意し、12・4後楽園大会での対決が決まった。

 激化する闘龍門軍とR・E・Dの抗争。ビッグマッチ11・4大阪大会ではウルティモ&堀口&スペル・シーサー&K-ness.と、吉田&ディアマンテ&H・Y・O&KAZMA SAKAMOTOが対戦したものの、謎の怪覆面男の介入によって両軍リングアウトに。Eita&清水に斎藤了&神田が挑戦したツインゲート王座戦は王者組がV3。Eitaと清水はセコンドにつかなかったウルティモを「マスク売りのオッサン」呼ばわりして痛烈批判していた。

 この日はセミファイナルでススム&堀口&新井と吉田&ディアマンテ&KAZMA、メインイベントでウルティモ&神田とEita&清水がそれぞれ激突した。やはり両軍の対戦は大荒れ。セミファイナルの6人タッグ戦は新井が吉田を破って闘龍門軍先勝でメインを迎えた。

 開始早々、場外戦に突入し、R・E・Dは謎の赤覆面男&緑覆面男も含むセコンド総出でウルティモと神田を暴行。Eitaと清水はまず神田に的を絞って集中砲火を浴びせ、ウルティモが飛び込んできても連続串刺し攻撃、清水がダイビングショルダーで返り討ちに。Eitaはウルティモをコーナーに乗せてマスクを剥ぎにかかり、未遂に終わっても、神田をイスで殴打したり、顔面に水を噴射したり、二人がかりで踏みつけたりとやりたい放題で主導権を握った。

 神田も起死回生のジャンピングエルボーでEitaに反撃し、ようやくウルティモにつないだ。清水のボディプレスをEitaに誤爆させたウルティモはEitaに串刺しラリアットを叩き込み、対角線を走ってセコンドのディアマンテにトペスイシーダで突っ込む。さらにEitaを南側客席に連行していたぶり、リングに戻ってもEitaとローキック合戦で渡り合うと、ドラゴンスクリューからのクロス式アンクルホールドで絞め上げた。

 その後、神田が清水の猛攻によって再び劣勢となり、ウルティモが挽回を図っても、緑覆面男が介入。すかさずEitaが再びマスクに手をかけ、神田に妨害されてもセコンド総出の連続串刺し攻撃を浴びせる。闘龍門軍も連続串刺し攻撃でお返しし、ウルティモがラ・マヒストラルで料理にかかる。清水がカットしても、神田が場外にセーブ。改めてウルティモがマヒストラルの体勢に入ったものの、阻止したEitaはローブローをお見舞い。苦もんするウルティモのマスクを一気に引っぺがすと、両手で素顔を隠すウルティモを丸め込んで3カウントを奪った。

 R・E・Dがメインで校長・ウルティモにまんまと勝利し、闘龍門軍を撃破した。試合後、Eitaは「いやぁ、闘龍門の創設者ウルティモ・ドラゴンに勝っちまったよ。お前らの大事な師匠ウルティモ・ドラゴンに俺は勝ってしまったよ。こいつは師匠なんかじゃねぇ。ただのクソジジイだ!」と笑いが止まらない。ブーイングもどこ吹く風で、「一瞬、俺、みちまったんだよ。ウルティモ・ドラゴン、お前、意外と髪の毛フサフサしてんなオイ。何でだよ? 何でそんなフサフサしてんだ? まさかだけどよ、お前、植毛してねぇだろうな?」と問いつめた。するとウルティモは「断っとくけどな俺は白髪染め、そして植毛なんて一切してねぇよ。ちなみにな、メンズエステも行ってねぇぞ。唯一、行ってるのはなゴールドジムの日焼けだ。メンバー会員特別価格10分1080円だ。13回でこの通り真っ黒だぞ」と否定したうえで胸を張った。

 何とも不毛なやり取りが続いたが、Eitaは「今日タッグマッチで俺と清水が勝って楽勝だったよ」と豪語したうえで、「次はよ、ウルティモ・ドラゴン、この俺と1対1で戦おうぜ。お前らもよ、もう一回こいつのフサフサの髪の毛みたいよな?」と一騎打ちを要求した。

 するとウルティモは「お前とシングルやるのか? いいぞ。その代わりな、お前一人でこい、一人で。チョロチョロと半端な奴連れてくるんじゃなくて、お前そんな覚悟あるんだったらよ、一人でリングに来いよ」と条件付きで受諾。Eitaが「全然いいよ。やってやるよ。でもよ、お前の条件のむからよ、俺の条件ものんでくれよ。この試合、俺が勝ったらウルティモ・ドラゴン、お前このDRAGON GATEから去るんだな。これが俺の条件だ。このリングはDRAGON GATEのリングだ。闘龍門じゃねぇんだよ」と負けたら追放の条件を逆提示すると、ウルティモは「わかった。その条件のませてもらうよ。ただ一つ言っとくけどな、俺は前に負けねぇぞ」と受けて立つ構えをみせたうえで自信満々に言い切った。

 両者が合意したことで、八木隆行大会本部長が12・4後楽園大会でシングル対決を行うことを決定した。するとウルティモはR・E・Dが去ったリング上で「シングルは最後にしてくれ。きつい。お前ら『戻ってきたら校長は楽な試合しかありませんから』って言ったじゃん。帰ってきて3ヵ月だよ。後楽園ホールでシングルでメインっておかしいだろ?」と疑問符をつけたうえで、「次の後楽園が終わったら、俺ももうそろそろパフォーマンスには知らせてくれよ」とアピール。これを受けて斎藤了が考案したという、ウルティモが「今日も校長!」と叫ぶと、観客が「絶好調!」と返すダジャレ入りの締めを決めて後楽園大会の幕は下りた。

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