11/9【NOAH】拳王が“リデット社"田村潔司に突じょ宣戦布告 「俺と真剣勝負してください!」
『STARTING OVER 2019』エディオンアリーナ大阪第2競技場(2019年11月9日)
○拳王&マサ北宮&稲村愛輝vs清宮海斗&丸藤正道&田中稔×
年間最大の舞台となった11・2両国大会でのGHCヘビー級王座戦で敗れた拳王が、両国後初のツアー開幕戦メインで早々に再起星。今度はノア親会社の社外取締役に就任した田村潔司に「真剣勝負してください!」と噛み付く刺激を注入した。
両国では清宮に敗れて王座奪取ならず。それでも、新調された新ベルトを誇らしげに巻いて現れた若き王者と、のっけから色あせぬ激しい打撃戦を展開して闘争心に衰えはなかった。
そして最後は相手方の稔を金剛一体となった波状攻撃で追い込むと、蹴暴からのP.F.S(プロフェッショナル・ダイビング・フットスタンプ)で3カウント。清宮の“新ベルト披露"の舞台を、自らの再起の舞台に変えてみせた。
そして試合後には刺激的マイクを展開。「年間最大のビッグマッチ、両国国技館が先週終わった。俺も負けた。そして北宮、稲村も負けた。金剛、全敗だ。それでもな! 俺はな、このプロレスリング・ノアのリングをダイヤモンドのように輝かせていくために、これからもどんどん仕掛けていくからな!」としたうえで、「週刊プロレス・増刊号にあったレジェンドたちのインタビュー、お前ら見たか? 田村潔司! 俺のことがムカついた? イラついた? レジェンドの小橋建太、長州力は俺のこと、褒めてくれてたぞ? だがな、田村潔司! 俺のことイラついた? そうか! 長州力の言葉を借りてお前に言ってやるよ。何がやりたいんだコラァ! 誌面飾ってコラァ! 噛みつきたいのか、噛みつきたくないのか。どっちなんだ? どっちなんだクラァ!」と、かつて長州力と橋本真也が繰り広げたいわゆる“コラコラ問答"を持ち出しながら叫んだ。
このほどノア親会社・リデットエンターテインメント社の社外取締役に“孤高の天才"田村が就任。すでに長州さんは同社会長に就いており、両国大会では田村取締役と長州会長がリングサイドで“観戦"していた。リデット社憎しの拳王も清宮との王座戦の最中に“幹部席"をにらみつけたが、これを誌面上で田村が問題視していたという。
拳王は言葉を続ける。「いいか? 田村潔司。俺は命をかけて、このプロレスリング・ノアのリングに立ってんだ。オメーが何を言おうが関係ねえんだよ! 田村潔司!……俺と真剣勝負してください」と、かつて田村が師匠・高田延彦さんに放った言葉を借りて宣戦布告した。
田村はこれまでノアとの関わりは一切ないばかりか、いわゆる“純プロレス"とも融合せず。UWFインターナショナル在籍時に新日本プロレスとの抗争がぼっ発した際、そこにひとり背を向けたエピソードはあまりにも有名だ。それだけに拳王は「オメーみたいにな、プロレス嫌いで……なんなんだよ!? 小遣い稼ぎでリデット入ったのか!? お前なんかな、誰も望んでないんだよ! 文句があるんだったらな、さっさとリデットから去ってくれ。いいか…俺はな、このプロレスリング・ノアを命をかけてダイヤモンドのように輝かせていくからな。文句があるんだったら、俺のリングに上がってみろコノヤロー!」と真っ向から噛みついた。
とにもかくにも、拳王が田村に“真剣勝負"を要求する、ある意味壮絶な急展開。まったく噛み合わない可能性も秘めている。危険な大博打の行方やいかに――。
【試合後の拳王&北宮&稲村】
▼拳王「田村潔司! 噛みつきたいのか? 噛みつきたくないのか!? どっちなんだ!? どうなんだクラァ! …いいか? 俺のプロレスにケチをつけんじゃねえよ。俺はな、命をかけて、プロレスリング・ノアのリングをダイヤモンドのように輝かせようとしてるんだ。オメーみたいにな、プロレス嫌いで……なんなんだよ!? 小遣い稼ぎでリデット入ったのか!? お前なんかな、誰も望んでないんだよ! 文句があるんだったらな、さっさとリデットから去ってくれ。いいか…俺はな、このプロレスリング・ノアを命をかけてダイヤモンドのように輝かせていくからな。文句があるんだったら、俺のリングに上がってみろコノヤロー!」
▼北宮「帰るぞ!」
▼稲村「はいっ!!」