プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

11/17【ZERO1】火野&岡林が『風林火山』圧倒V 元旦で世界ヘビー懸け“Wユージ”対決

『第10回 真冬の祭典風林火山タッグトーナメント2019 優勝決定戦』東京・後楽園ホール(2019年11月17日)
「風林火山タッグトーナメント2019」決勝戦 ○岡林裕二&火野裕士vs佐藤耕平&岩崎永遠×

 火野&岡林が風林火山タッグリーグを圧倒V。試合後、世界ヘビー級王者の火野が挑戦を呼びかけると、岡林も快諾し、来年1月1日の後楽園大会で“Wユージ対決"が行われると電撃決定した。

 2014年の年越しプロレスで行われたタッグトーナメントで準優勝を果たし、BJWタッグ王座に挑戦経験もある火野“裕士"と岡林“裕二"の“Wユージ"。今回のタッグトーナメントに合わせて、火野が4年ぶりのタッグ結成を要請すると、大日本・岡林が快諾して、日本屈指のパワーファイターが再合体し、圧倒的なパワーで決勝に勝ち進んできた。

 対するは耕平&岩崎のZERO1純血コンビ。のっけから駆け引き無しの真っ向勝負となったが、先にWユージが耕平に猛攻撃を浴びせた。火野が耕平のヒザに狙いを定めれば、岡林はマシンガン逆水平から豪快なブレーンバスターでぶっこ抜く。

 しかし、耕平がキチンシンク、エルボー、頭突きの強力コンボを岡林に見舞うと、流れはZERO1コンビに。岩崎も先輩たちの気迫に飲まれることなく、フルスイングのエルボーを唸らせ、ブレーンバスターやバックドロップで引っこ抜いて、ZERO1ファンを沸かせた。耕平もミドルキックで火野の逆水平のチョップと真っ向から打ち合うと、火野が両手を背中に回して仁王立ちしても押し勝ち、ファルコンアローで投げ飛ばした。

 真っ向勝負が仇となり、大ダメージを受けた火野は、岡林とのパワーボム→フロッグスプラッシュの連携を狙ったものの未遂に。すかさず岩崎はコーナー上の火野をデッドリードライブで投げ飛ばすと、耕平とサンドイッチエルボーをズバリ。岩崎の裏落とし、耕平のダイビングニードロップ、岩崎のラリアットが立て続けにさく裂すると、岩崎は必殺のバックドロップで勝負に出た。

 完璧に決まったものの、岡林がギリギリでカットイン。ならばと岩崎は再びバックドロップを狙うが、火野は必死に踏ん張って抵抗する。エルボー連打に被弾しながらも、岩崎の隙を突くブラインドタッチで岡林にスイッチすると、Wユージのダブルラリアットがクリーンヒット。耕平が急行するも、ダブルユージの勢いは止められず。怒とうの攻勢に打って出たWユージは、岩崎にこん身のサンドイッチラリアットを連発すると、火野のFucking BOMBから岡林のゴーレムスプラッシュに繋ぐ圧巻の連続技で岩崎を沈めた。

 火野&岡林が圧巻の風林火山タッグトーナメント制覇。世界ヘビー級王座、火祭りと合わせて“3冠"となった火野は「このZERO1が大好きです」と団体愛を爆発させつつ、「火祭りと世界ヘビーは皆さんの声援のおかげだと思っています。今日の風林火山は最強のパートナー、ユージのおかげだと思っています。ユージ、ありがとう」と岡林に感謝の言葉を贈った。

 さらに、「ユージに聞きたい。ユージはこのZERO1が好きですか?」とパートナーに確認。岡林が「超大好きです!」と返答すると、火野は「今年を思いっきり盛り上げて来年いいスタートを切りたい。ユージ、ZERO1は元旦にここ後楽園で大会がある。知ってるかな? 今日はタッグだったけど、自分には世界ヘビー級のベルトがある。この最高のZERO1を盛り上げるために、元旦一発目、挑戦してくれないですかね?」と岡林を挑戦者に指名した。「断る理由なんてないですよ。この男気ある火野選手とぜひ戦わせてください」と岡林は即答し、1・1後楽園でのWユージ対決が電撃決定。健闘を誓い合った裕士と裕二は「3、2、1、ZERO1!」の雄叫びで締めくくった。

 パートナー対決が決まったとはいえ、この2人に遠慮など皆無。「こっちのユージの強さ、丈夫さとかも全てわかっているんで、遠慮なく自分もやるし。逆に遠慮したら、自分は失礼やと思っているんで」(火野)、「火野選手から逆指名を受けて、ちょっと鳥肌が立ったんですよ。これはもうね、ガンガンいかないと。凄い戦いになるだろうと思います」(岡林)と互いに真っ向勝負を予告しており、新年到来を祝うような大肉弾戦が期待できそうだ。


【試合後の火野&岡林】
――準決勝、決勝と激しい戦いが続いたが?

▼火野「本当にWユージらしいパワフルなスタイルを崩さずに、うちららしい戦いで優勝できたということで、ほんまに楽しかったですね」

▼岡林「対戦相手も1回戦から凄かったし。今回、火野選手とこうやって組ませてもらって、本当に男気ある火野選手とのタッグなんで、絶対優勝せないかんと思ってたんで。火野選手と優勝できてよかったです」

――試合後にはZERO1愛を確認してから、一騎打ちが決まったが?

▼火野「わかってたことなんですけどね。わかってたことなんですけど、ZERO1を愛する人間にタイトルマッチをして欲しくて、その再確認みたいなことですね。まあまあ、もちろん超好きと言ってくれたんで。これは元旦から盛り上がるんじゃないですか」

▼岡林「そこはピッサリやろって自分の中で思ったんですけど。超ピッサリ大好きです。あと、本当にZERO1さんにこうやって出させてもらって、ZERO1さんの戦いも大好きやし、火野選手から逆指名を受けて、ちょっと鳥肌が立ったんですよ。これはもうね、ガンガンいかないと。凄い戦いになるだろうと思います」

――タッグトーナメントを優勝したばかりだが、直接対決に気負いや気後れはない?

▼火野「それはもう思いっきりいきますよ。逆に信じているから。こっちのユージの強さ、丈夫さとかも全てわかっているんで、遠慮なく自分もやるし。逆に遠慮したら、自分は失礼やと思っているんで」

▼岡林「俺も思いっきりいきますから。メチャメチャ大きいんで、ユージは」

▼火野「ユージは本当に大きいからね」

▼岡林「ユージは本当に大きい。ビックリするぐらい」

▼火野「200kgぐらいありそうやな」

▼岡林「まあ、近い…。でも、250kgぐらいあるんで」

▼火野「いや、自分は120kgです。はい」

▼岡林「…ピッサリ!(笑)」

▼火野「なんでもそれを言ったらええと思ってます?」

▼岡林「そう。超ピッサリ大好きでお願いします」

▼火野「超好きじゃなくて」

▼岡林「もう最上級で」

▼火野「ピッサリはどういう意味ですか?」

▼岡林「ピッサリはもうね、あんまり意味はないです(笑) 乾杯!」

▼火野「ピッサリ!」

――準決勝では足を痛めたように見えたが?

▼火野「あれはね、昔話になるんですけど、高校時代から、脱臼とはまた違って、ヒザのロック癖がついてて。久しぶりになりましたね。でも、治し方がやっぱりあって。その間、ちょっと1対2みたいになっちゃいましたけど。ユージが頑張ってくれたんで、なんとかその間にヒザを治すことができて。痛めたわけじゃないんで、治ってしまえば別に普通に動けるんで」

▼岡林「元旦大丈夫ですか?」

▼火野「全然全然。何にもないんで。ちょっと事故みたいなことなんで、あまり気にしなくて大丈夫です」

――2人でタッグのベルトを狙う気持ちは?

▼火野「まずシングルで盛り上げて、そのあとに。勝敗がどうなろうが、最高の試合にはなるし、ZERO1を最高に盛り上げる一発目になると思うんで。そのあとに、タッグとかも挑戦していけたらいいかなと。とりあえずシングルでやり合いましょう」

プロ格 情報局