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11/25【WWE】中邑が3王者対決でAJと激闘もストロングに敗戦、イオ貢献でチームNXTが女子エリミネーション戦制す、レスナーがミステリオ親子粉砕でWWE王座死守 『サバイバー・シリーズ』

 PPV大会『サバイバー・シリーズ』が現地時間24日、イリノイ州シカゴのオールステート・アリーナで開催された。

 ロウデビューを果たしたばかりの戸澤陽がこの日のキックオフ戦でクルーザー級王者リオ・ラッシュ、カリストとのトリプルスレット王座戦に挑んだ。序盤、戸澤はカリストと共闘してラッシュに襲いかかると、騙し討ちジャブを放って雄叫びを上げた。さらにドロップキックやジャーマン・スープレックスでラッシュを攻め込み、終盤には得意のダイビング・セントーンをさく裂させたが、カリストがカットに入って3カウントを奪えず。それでも果敢に攻め込む戸澤だったが、最後はラッシュがファイナルアワーでカリストを沈めて3カウント。戸澤は善戦空しく王座に届かず、ラッシュが王座防衛に成功した。

 チームロウのアスカ&カイリ・セイン、チームNXTの紫雷イオが参戦する5対5女子エリミネーション戦が行なわれた。序盤、元盟友のカイリとイオの対戦が実現。カイリがハリケーン・ラナを繰り出せば、イオは顔面へのドロップキックで応戦して火花を散らした。さらにアスカがレイシー・エバンスにヒップアタック、リア・リプリーにアーム・バーを決めて果敢に攻め込んだが、突如チームNXTのイオとキャンディス・レラエが場外で倒れ込むと、そのままバックステージに退場。これでチームNXTは数的不利となった。すかさずカイリがトニー・ニースに裏拳、インセイン・エルボーをさく裂させたが、そのスキにサーシャ・バンクスが繰り出したダブル・ニーを食らって脱落となってしまう。これに怒ったアスカがリア、レイシーにキックを放つと、トニーにはヒップアタック、デイナ・ブルックにはスピンキックを放って脱落させた。しかし、ここでシャーロット・フレアーがアスカにタッチして試合権利を奪って2人は大揉め。背後から攻撃を受けたアスカは、シャーロットに毒霧を噴射してリングを後にしてしまう。終盤にはサーシャとリアが残って一騎打ちとなり、サーシャがバンクステートメントでリアを追い詰めたが、戻ってきたイオがスプリングボード・ミサイルキックをサーシャに発射。最後はリアがリップタイドを決めて3カウントを奪い、3ブランド対抗女子エリミネーション戦はチームNXTが制した。試合後、アスカとカイリは「意味わからへん。どこが女王なん? うちらの方が女王やし。何がクィーンなん? どういうこと。許せんやったろ」と“女王"シャーロットに敵意を剥き出し。勝利したイオは「このNXTがなんと勝ち抜いたぜ! わかるかこの意味。NXTこそが今のWWEの中心であり、NXTこそがメインロースターなんだよ」と絶叫して勝ち誇った。

 インターコンチネンタル王者・中邑真輔(withサミ・ゼイン)がUS王者AJスタイルズ、NXT北米王者ロデリック・ストロングと3ブランド対抗王者対決に臨んだ。序盤、中邑はニー・ドロップやランニング・ニーをAJに決め、ストロングをカカト落とし、ランニング・ニーで攻め込んだ。その後もAJがストロングを抱えたところにライダーキックを放って攻め立て、キンシャサを狙ったものの、AJに足を引っ張られてチャンスを逃してしまう。それでも中邑はストロングにリバース・パワースラム、キンシャサをさく裂させたが、再びAJがカットに入ってカウント2止まり。再三チャンスを潰された中邑は「カモーン!」とAJを挑発するとスピニング・ヒールキックからランドスライドを決めて追い詰めたものの、AJのフェノメナール・フォアアームを食らってダウン。ここでチャンスを狙っていたストロングがAJを排除すると、倒れ込んだ中邑から3カウントを奪取。3ブランド対抗王者対決はNXTのストロングが勝利を横取りして制した。試合後、中邑は「ロウAJスタイルズ、俺とお前は永遠のライバルだよな。そしてNXTロデリック・ストロング、俺は知ってるぜ、お前のこと。何度も何度も戦ったよな。願わくば勝ちたかった。でも楽しかったぜ久しぶりに。また会おうぜバカども」と二人に呼びかけた。

 ブロック・レスナーとレイ・ミステリオの遺恨対決がWWE王座をかけたノーホールズバード&ノーDQ戦で実現した。レスナーに暴行された息子ドミニクの報復を誓うミステリオはゴングと同時に鉄製パイプを取り出したが、レスナーのクローズライン3発を食らってダウン。その後も体格差で勝るレスナーがベリー・トゥ・ベリーでミステリオを解説席に投げつけ、ジャーマン・スープレックスを3発も敢行するなど圧倒。レスナーの一方的な攻撃にみかねたドミニクが現れ、白いタオルを手にして攻撃中止を懇願。しかし、レスナーはこれを拒否してドミニクに襲いかかった。するとミステリオがレスナーの背後からローブローを放って愛息への暴挙を阻止。もん絶するレスナーにドミニクもローブローを放って報復を遂げた。さらにミステリオ親子は凶器攻撃、ダブル619で追い討ちをかけると、フロッグスプラッシュを立て続けに決めてレスナーを追いつめたものの3カウントは奪えず。最後はレスナーがドミニクを捕まえてジャーマン・スープレックスで投げ飛ばすと、ミステリオをF5で沈めて王座防衛に成功した。

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