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11/26【大日本】タッグ王座挑戦へ飛艶快勝 惨敗・宇藤は鈴木とケジメのチェーンデスマッチ決定

『最侠タッグリーグ2019最終戦』東京・後楽園ホール(2019年11月26日)
○菊田一美&宮本裕向&河上隆一vsアブドーラ・小林&鈴木秀樹&オルカ宇藤×

 タッグ王座挑戦が決まった飛艶が快勝してベルト奪取に弾み。一方、惨敗した宇藤に鈴木がケジメのデスマッチ戦を要求し、12・18横浜文体でのチェーンデスマッチが電撃決定した。

 “飛艶"河上&菊田は12・18横浜文体でノンタイトル戦ながらタッグ王者・関本&ボディガー組との対戦が決定していた。この日、大会前の記者会見で、最侠タッグ公式戦での直接勝利を盾にタッグ王座戦への変更を要求すると、試合前にタイトル戦への変更が正式発表された。

 今宵は宮本とトリオを組んで、暴走上等の小林軍団と対峙。混戦に持ち込まれる場面もあったが、飛艶は勝負強さを発揮する。菊田は宇藤に攻め込まれる場面もあったが、レッグラリアットから反撃開始。トラースキックをぶち込み、河上とバックブリーカー&ダイビングニードロップの合体技を敢行すると、後頭部へのローキック、側頭部への右ハイキックを連発して、宇藤を蹴殺した。

 快勝した飛艶は腰にベルトを巻く仕草を見せてタイトル奪取をアピール。「文体は小林、ドームは棚橋って言われているけどな、俺らが文体でアジア獲ってんだよ。文体は飛艶。新しく付け加えてください」(河上)、「なんかあっちのチームは調子悪そうなんでで、徹底的に潰してやろうかなと思っているんで。自信があります」(菊田)と舌戦でも好調ぶりを見せつけた。

 一方、惨敗した宇藤に厳しい言葉をかけたのが鈴木だ。小林のマイクアピールを遮り、「文体なんですけど、宇藤さんカードに入ってないんですよ。昨日、Twitterを見て気づいたんです」と宇藤が文体でカードに入っていないことを明かし、「僕もいないんですよ。僕はフリーだから別にいいじゃないですか。でも、考えたんですよ。そういえばさ、最近やってないけど、お前デスマッチやらないの? 中途半端だからたぶん組まれなかったんだと思うんだよね」と鋭く指摘した。

 宇藤はストロングBJの一員として活躍していたが、一念発起して昨年の最侠タッグリーグからデスマッチに挑戦。デスマッチ王座挑戦も実現させ、小林軍団加入後も暴れてきたが、二刀流が上手く機能せず、最近は結果を出せてなかった。そんな状況を見かねた鈴木は「ただ、そんな中途半端にやるんだったら、デスマッチ辞めろ。で、デスマッチやるのに、あれだけ会見やったり、小林さんに手伝ってもらったりするんだったら、最後俺が辞めさせてやるから、俺とやろう」と“ケジメのデスマッチ"としてチェーンデスマッチを提案した。登坂社長が容認すると、小林が観客の意志を確認。観客の支持を受けて、12・18文体でのチェーンデスマッチが電撃決定した。


【試合後の河上&菊田】
▼河上「とりあえず飛艶。絶好調です。今日はヤンキースタイルで、宮本隊長と臨みましたが、やっぱりまだまだ小林軍団には負けませんよ。文体は小林、ドームは棚橋って言われているけどな、俺らが文体でアジア獲ってんだよ。文体は飛艶。新しく付け加えてください」

▼菊田「こっちから挑戦させろと言ったけど、本来はそっちから言ってこい、チャンピオンチーム。そっちが下なんだからよ。今日はフォールも取ったし、宮本さんの力とコスチューム借りて、勢いついたでしょ、飛艶。なんかあっちのチームは調子悪そうなんでで、徹底的に潰してやろうかなと思っているんで。自信があります。記者会見でも言ったけど、自信があります。自信があります!」

【試合後の小林&鈴木】
▼鈴木「負けましたね。普通、勝つじゃないですか? 前哨戦じゃないけど、シングルの挑戦者はだいたい勝つじゃないですか?」

▼小林「たまたまだよ。勝負事だから、勝つ時も負ける時もある。今日、決まったことあるでしょ? 鈴木vs宇藤のチェーンデスマッチ、決定ですよね? 決定です。宇藤は威勢はいいんだけど、宙ぶらりんだったからね。ケジメを取るのは軍団員ってことで。ケジメ取りで」

▼鈴木「はい。辞めさせます。需要がないんだから、辞めていい」

▼小林「それもプロとして大事だから。時勢を読むっていうのはね。若いから、時勢を読んでも、それを表現できない部分があるから。そういうのを誘導するのも業界長い人たちの役目だと思うんで。チェーンデスマッチ決定で」

▼鈴木「やったことないんですよね。あとでやり方をちょっと教えてください」

▼小林「一昔前だからね…」

▼鈴木「あとは好きに喋ってください」

※鈴木が先に去っていく

▼小林「一昔前だから、チェーンデスマッチなんかほとんどやったことない。ちょっと中野の事務所行って、アーカイブを見直します。大変だなあ。俺はシングルも面倒見なきゃいけないから。文体は小林というか、小林軍団でしょう。ドンドンやる気のあるヤツが上に登っていけばいいんだよ。ジュニアヘビーは置いていくから。ジュニアヘビーのチャンピオンは若いから遠慮できないけど、俺はドンドンドンかき回していくから。ついてこれるヤツがついてくればいいんだよ。まあ、背中見てて精一杯だろう、みんな。追いつけるものなら追いついてみろ。ドンドン突っ走りますから。そのためにはベルトですね。言うだけ番長にならないように、文体は期待してください。文体は小林です」

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