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11/29【新日本】今宵は“乱入合戦"で大荒れ…KENTA-後藤抗争が一層激化

『WORLD TAG LEAGUE 2019』東京・後楽園ホール(2019年11月29日)
公式戦 ○KENTA&裕二郎vs棚橋弘至&トーア・ヘナーレ×

 KENTAと後藤が乱入合戦を繰り広げて大荒れ。壮絶な場外乱闘を展開し、2人の抗争は一層激化した。

 11・18後楽園、11・25小松と2度にわたるKENTAの襲撃によって大きなうねりが生まれた後藤との遺恨。舌戦でも執拗に挑発された後藤も昨日(28日)の後楽園でKENTAを報復襲撃。怒りの連鎖が続き、“仁義なき戦い"の様相を呈してきた。

 今宵、KENTAは早くも前夜の復讐に動いた。後藤は第1試合のタッグリーグ公式戦に出場。パートナーのフレドリックスが敗北を喫すると、肩を落とすLA道場の若獅子を気遣いながら花道を下がっていく。その時だ。カーテンの奥で息を潜めていたKENTAが、バックステージに戻ってきた直後の後藤を不意打ちしたのだ。

 突然、襲われた後藤がよろめくと、KENTAは怒りに任せて殴り続け、そのままリングに連行する。場内はブーイングと「帰れ」コールに一色となるが、どこ吹く風のKENTAはブサイクへのヒザ蹴りを一閃。強烈な一撃で後藤をKOした。KENTAは動けない荒武者にまたがってニヤリ。さらに踏みつけると、してやったりの表情を浮かべ、無言で控え室へと消えていく。またもや狼藉を許してフラフラの後藤は、うわごとのように「テロリストか、おい? てめえは令和のテロリストか?」とつぶやくしかなかった。

 3度目の襲撃を果たしたKENTAは、第5試合に登場。裕二郎と組んで、タッグリーグ公式戦で棚橋&ヘナーレと対決した。怨敵・後藤制裁で勢いに乗るKENTAは、ヘナーレの猛攻をしのぎきり、クロスカウンター式の掌底連打で勝機を掴むと、最後はgo 2 sleepで3カウントを奪い取った。

 タッグリーグ5勝目を挙げたKENTAはご満悦。意気揚々と観客にアピールを繰り返したが、突然、現れた後藤が背後から突進。昨日に続く乱入でまたも報復に出たのだ。興奮状態の荒武者はKENTAにこん身のラリアットを振り抜くと、馬乗りになってエルボーを乱れ打って暴行。昨日に続いてGTRでのKOを狙った。KENTAは何とか回避し、よろめきながらも花道を去っていくが、収まらない後藤は猛然とダッシュ。KENTAの首根っこを掴んでリングサイドに引きずり戻すと、エルボーやミドルキックでなおもメッタ打ちにした。

 KENTAもやり返し、大乱闘に発展。そのままバックステージへと戦場が移動しても、後楽園ホールの壁や扉に投げつけ合い、絶叫しながら殴り合いは続く。次の試合が始まろうとしてもお構いなしで、コメントブースでもやりあった2人は、そのまま控え室へ。その後も、扉の中から罵声や雄叫びが漏れ聞こえた。

 襲撃と報復の連続で、もはや泥沼状態のKENTAと後藤。終息するどころか、激しさを増すばかりだが、この抗争の行方はいかに。

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