12/1【全日本】尻に毒霧噴射! TAJIRIが初対決レッドマン料理でKAIと4勝目、ヨシタツ組は痛恨4敗目

『2019世界最強タッグ決定リーグ戦』エディオンアリーナ大阪 第2競技場(2019年12月1日)
「2019世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦 ○TAJIRI&KAIvsヨシタツ&ジョエル・レッドマン×

　初対決となったレッドマンの尻にレッドミストを噴射したTAJIRIがKAIと4勝目。One Worldは痛恨の4敗目を喫し、自力優勝が消滅した。

　ここまで2勝3敗と黒星先行だったTAJIRI&KAIだが、関本&ボディガー組のリタイアによる不戦勝で勝ち点2を加算。勝敗を五分にしてヨシタツ&レッドマンとの7戦目に臨んだ。前夜の大阪初日ではKAIがレッドマンとの一騎打ちに勝利し、TAJIRIも6人タッグでヨシタツを撃破。「楽勝」を確信して公式戦を迎えた。

　まずはTAJIRIが初対決のレッドマンとテクニックを競い合い、レッドマンがコーナーで倒立を決めれば、リング上での倒立で対抗。レッドマンが回転エビ固めで飛びついても、タイツを引っ張って食い止め、尻を丸出しにさせた。この行為がフィニッシュへの布石になるとはこの時点で誰も想像していなかった。

　終盤になってKAIがヨシタツのヨシタツ幻想(ファンタジー)に捕まるピンチを迎え、TAJIRIがカットしようとしてもレッドマンに尻露出でお返しされて退散。それでも4人が入り乱れる混戦模様の中、コーナーに上がったレッドマンのタイツをKAIがずり下げると、デッドリードライブで叩き落としたTAJIRIはむき出しとなったレッドマンの尻にレッドミストを噴射。苦もんするレッドマンの尻をKAIが叩いてアシストし、TAJIRIが首固めで丸め込んで3カウントを奪った。

　TAJIRI&KAIが連夜のOne World料理。これで4勝目を挙げて勝ち点8をマークした。「ウチら好きなことやってるだけで、得点は全く考えたことがなかった」というTAJIRIだが、その言葉通りに3位へと浮上した。公式戦は残り2試合で12・7北本のジョー&秋山戦と12・9後楽園の諏訪魔&石川戦のみとなった。中でも二人が舌なめずりしながら待ち受けているのがvs暴走大巨人。10・24後楽園で二人を蹂躙したのは記憶に新しい。TAJIRIは「最終戦だからウチらのこのシリーズやってきたことの集大成みたいなことをちょっとしなきゃいけないんじゃないかって予告といったら大げさだけど、何かしなきゃね」と思わせぶりに予告した。

　一方、ヨシタツ&レッドマンは痛恨の4敗目を喫した。公式戦は残り3試合だが、仮に全勝しても勝ち点10止まり。自力優勝が消滅してしまった。二人の次戦は明日12・2名古屋大会。暴走大巨人との対決を控える。

【試合後のTAJIRI&KAI】
▼KAI「昨日に続いて今日も勝った。気分いい。気分いいけど、しびれちゃいましたよ手が。ビリビリする。あれ、もう叩かずにはいられない」

▼TAJIRI「今日、レッドマンに興味が沸くね。戦えば戦うほど何回もやれば興味が沸く。そういう選手だと思う」

▼KAI「素晴らしい選手ですね」

――不戦勝もあって3位となったが?

▼TAJIRI「ウチら好きなことやってるだけで、得点は全く考えたことがなかったんで」

▼KAI「考えたことなかったです。でも好きなことやってるのが一番面白いです」

▼TAJIRI「そうなんだよ。俺たちTAJIRI&KAIの戦いは人生と同じで、好きにやりましょう。勝手に結果がついてきます。そしてみなさんハッピーになれます」

▼KAI「人生を体現してる」

▼TAJIRI「そうそう。でもレッドマンはいいね。オーストリアのベルト持ってるからシングルなんかやりたいな俺」

▼KAI「やるとしたらいつですかね? 来年ですかね?」

▼TAJIRI「ウチらはあとは秋山さんのチームと…」

▼KAI「あとあれですか!?」

▼TAJIRI「最終戦だからウチらのこのシリーズやってきたことの集大成みたいなことをちょっとしなきゃいけないんじゃないかって予告といったら大げさだけど、何かしなきゃね」

▼KAI「そうですね。ただじゃ倒せない相手ですから」

▼TAJIRI「しかもね、前シリーズ最終戦だっけ? あいつらホントは怒ってると思うから」

▼KAI「ホントは怒ってますね」

▼TAJIRI「怒ったら大人じゃないよ。ガキみたいな」

▼KAI「あと二つですね」

▼TAJIRI「そうだね」

▼KAI「駆け抜けましょう」

▼TAJIRI「今日も酒飲みにいきましょう」


【ヨシタツの話】「2夜連続はないね。ちょっとリベンジしないとね。でもこういう勝ち方しかできないからね。昨日もミストから丸め込まれて今日も一緒。今日なんかケツにミストだよ。ありえる? ホントに考えられないよ。(レッドマンに向かって)We will revenge.We can do it」