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12/7【NOAH】20周年イヤーへ潮崎「本当のノア」掲げた GHC戦へ「新しい景色」の若き王者に猛チャージ

『STARTING OVER 2019』青森・八戸シーガルビューホテル体育館(2019年12月7日)
○中嶋勝彦&潮崎豪&熊野準vs清宮海斗&谷口周平&Hi69×

 1・4後楽園大会のGHCヘビー級王座戦に向けた2度目の前哨戦で、挑戦者・潮崎が若き王者の清宮を猛攻。清宮が掲げ続ける“新しい景色"に対して、自らは“本当のノア"を自らが創り出す20周年イヤーのテーマに掲げた。

 12・5仙台大会での前哨戦第1ラウンドでは清宮の勝利で先制を許していた潮崎。第2ラウンドの舞台となった八戸大会メインでは、仙台以上の猛チャージに出た。

 のっけから客席になだれ込んで逆水平の雨あられ。中盤にもマシンガンチョップで清宮を押し込み、若き王者がエルボースマッシュで応戦しても、ねじ伏せるような逆水平で快音を連発して清宮にガクッとヒザをつかせた。

 そして終盤には再び場外戦で喧嘩腰の猛打戦を展開。売店が“破壊"されてもお構いなしに、気迫あふれる猛烈な逆水平を連発し、清宮もまるで“格下"に放つような勝ち気な張り手で応戦。この間にリング上では中嶋がHi69を下し、間接的ながら前哨戦第2Rは潮崎に軍配が上がった。

 試合が終わっても両者セコンドの周囲を振り切って突っ込み続け、ヒートアップした清宮も金色のベルトを見せつけて挑発。怒りの潮崎が豪腕ラリアットを狙っても清宮は避け、清宮がエルボーバットを狙っても今度は潮崎が避ける。続けざまに両者は髪の毛をつかみ合いながら顔面密着でにらみ合った。

 去りゆく清宮めがけてマイクを握った潮崎は「清宮! 前、言ったよな? その輝いてるGHC、お前から獲るのは俺しかいねえ。お前から必ず獲ってやるからな!」と通告。バックステージでも「GHCのチャンピオンとして、強い相手を倒してきて。チャンピオンとして、素直に凄いとは思います」と23歳の王者を認めたが、「でも! 試合で向き合ったら、怖さを感じない。華麗さ、俊敏さは凄いと思うけど、怖さ・強さは感じないからね。そこを1・4までに引き出して、引き出したうえで! 清宮海斗を叩きますよ」と続けた。

 年初決戦となる1・4GHC戦は、ノア旗揚げ20周年イヤーの舵取り役を決める闘いでもある。「ノアは来年20周年。あいつは“清宮イヤー"って言ってたみたいだけど、“本当のノア"を俺が2020年、俺が見せます」と潮崎。歴代GHCヘビー王者全員と対戦経験のある潮崎は、確かに“本当のノア"を肉体と精神で知る男。清宮の“新しい景色"か、潮崎の“本当のノア"か。20周年イヤーのスローガンを懸けた一戦ともなりそうな年初GHC戦へ、両雄の削り合いは一層し烈さを増しそうだ。

【試合後の潮崎】
――前哨戦第2戦、あらゆる場面で気迫が上回っていたように見えたが?

▼潮崎「当たり前だよ。挑戦者なのに気迫が無かったらどうすんだって。挑戦者として“当たり前"のこと」

――改めて王者・清宮海斗と前哨戦を通じて当たってみて、何を感じる?

▼潮崎「何回防衛してるんだっけ? 6回? それだけ防衛を重ねて、GHCのチャンピオンとして、強い相手を倒してきて。チャンピオンとして、素直に凄いとは思います。でも! 試合で向き合ったら、怖さを感じない。華麗さ、俊敏さは凄いと思うけど、怖さ・強さは感じないからね。そこを1・4までに引き出して、引き出したうえで! 清宮海斗を叩きますよ」

――『お前から獲りたい』との発言もあったが?

▼潮崎「素直にそう思うから。アイツが巻いて、2019年のノアをチャンピオンとして引っ張ってきた。それは動かない事実だし。だからこそ、清宮海斗から獲りたいって意識は誰よりも持ってますよ。あいつだからこそ、あのベルトを俺がもらいたい」

――新体制も定着してきて、今このタイミングで自身がベルトを獲らなければいけない意味があるとしたら?

▼潮崎「ノアは来年20周年。あいつは“清宮イヤー"って言ってたみたいだけど、“本当のノア"を俺が2020年、俺が見せます。そのためにもGHC……俺が必ず獲る」

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