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12/8【新日本】ライガーが地元・広島ラストマッチ 引退試合にヒロム&リーとの対戦浮上

『WORLD TAG LEAGUE 2019』広島グリーンアリーナ(2019年12月8日)
○飯伏幸太&獣神サンダー・ライガー&タイガーマスクvsオカダ・カズチカ&YOH&SHO×

 地元・広島でのラストマッチでライガーが躍動。試合後、ドラゴン・リー改めリュウ・リーからVTRで対戦表明を受けた獣神は「僕が戦いたい人がもう1人います。首の怪我から復帰したばかりのあの選手です」と高橋ヒロムとの対戦を熱望し、「2人まとめてかかってこい」と宣言した。

 1・4&1・5の東京ドーム2連戦で引退するライガー。各地方で最後の勇姿を披露してきたが、今大会は地元・広島でのラストマッチとなった。東京ドームに向けたオカダと飯伏の前哨戦に組み込まれての試合出場となったが、2人を上回る声援を受けて発奮。オカダが執拗に挑発し、ライガーのロメロスペシャルを顔面踏みつけてカットすると、大きなブーイングが飛ぶ。そんなオカダにライガーはランニング掌底でキッチリとお返し。YOHには雪崩式フランケンを決めるなど引退試合に向けて好調ぶりを見せつけた。最後もYOHをランニングネックブリーカーでなぎ倒すと、オカダのレインメーカーを潜り抜け、掌底で場外に排除し、飯伏の勝利をアシストした。

 試合後、地元ファンの歓声に応えていたライガーに思わぬところから対戦要求が舞い込んだ。ビジョンを使って、ドラゴン・リー改めリュウ・リーがメッセージを送ってきたのだ。「ライガーサン、僕の友人になってくれてありがとうございます。あなたは私の模範となる人物です。他の選手やファンにとっても同じだと思います。僕は心からあなたが世界中のプロレス界のヒーローだと思っています。世界中のファンがあなたの功績を賞賛しています」とライガーへのリスペクトを示したリーは「もうすぐ引退されることも知っています。あなたと同じリングに立てれば本当に光栄です。最後にあなたと戦いたいと思っています」と礼儀正しく対戦表明を投げかけた。

 これを受けて、ライガーは「今のメッセージは彼からの挑戦状だと僕は受け取りました。彼は新日ジュニアの最前線を走っている男だと思います」と受諾の姿勢を示したが、「ただ、僕が戦いたい人がもう1人います。首の怪我から復帰したばかりのあの選手です」と同時に1・4東京ドームでのウィル・オスプレイ戦に向けて復帰が決まったヒロムとの対戦を熱望し、「何なら…2人まとめてかかってこい!」と同時迎撃を示唆した。

 地元・広島のファンには「そのドーム大会が終わったら、私、獣神サンダー・ライガーは引退いたします。なので、僕が生まれ育った広島で試合をするのも今日が最後になります。今日、この会場には学生時代の友人やお世話になった方々がたくさん来てくれました。この広島に僕は心より感謝いたします」と万感の思いを伝えると、「31年間、獣神サンダー・ライガー応援していただき、本当にありがとうございました。1月4日、5日までまだ試合があります。最後までライガーは走り続けたいと思いますんで、それまで応援よろしくお願いいたします」と別れの言葉を告げて、深々と頭を下げた。

 1・4のカードはすでに決定しており、ヒロムとリーを迎え撃つ舞台は1・5東京ドームしかないだろう。「リング上で名前はあえて言いませんでしたが、皆さんおわかりだと思います。ですので、どちらかとシングルか、『まとめてかかってこい』と言いましたけど、タッグで来てもらっても結構ですし、あとはもう会社にカードは任せます」と覚悟を示したライガーは、「俺は挑戦を受けると思っているから」と豪語。その上で、「本当に俺を木っ端微塵にしてほしい。叩きのめしてほしい。やっぱり引退を決意してよかったなって。『今の新日のリングは俺、敵わねえや』と吐かしてほしい。言うつもりは毛頭ないけど、とにかく新日本ジュニアの最前線を体感してみたい」とあくなき探究心を垣間見せた。

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