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12/8【新日本】乱入・モクスリーがアーチャーに宣戦布告 「ドームで俺のベルトを取り戻す」 後藤がKENTA再襲撃

『WORLD TAG LEAGUE 2019』広島グリーンアリーナ(2019年12月8日)
公式戦 ○ランス・アーチャー&鈴木みのるvsKENTA&裕二郎×

 突然、乱入したジョン・モクスリーがUS王者のアーチャーに宣戦布告。デスライダーでマットに叩きつけると、「俺のベルトを返せ。東京ドームで俺のベルトを取り返す」と宣言した。

 モクスリーは10・14両国でUS王者としてジュース・ロビンソン相手に防衛戦を行う予定だったが、台風の影響による飛行機トラブルで来日不能に。王座は返上扱いとなると、アーチャーがジュースとの新王者決定戦を制して、US王座初戴冠を果たした。その後、モクスリーからの音沙汰はなかったが、突然、広島大会に姿を現した。

 この日、アーチャーは鈴木と組んで、ワールドタッグリーグ最終公式戦でKENTA&裕二郎と対戦した。ゴングを待たずにKENTAと鈴木は大乱闘。試合そっちのけで場外でも激しくやり合うと、リング上でも激情をぶつけ合い、エルボーやビンタを何十発も交錯させた。観客の視線は2人の戦いに釘付けとなったが、その最中でもアーチャーは圧倒的なパワーを見せつけて、裕二郎を蹂りんする。荒々しい動きだけでなく、ロープ渡りなど身軽な動きも披露。裕二郎も必死の抵抗を見せたものの、アーチャーはうるさいとばかりにチョークスラムでぶん投げると、最後はブラックアウトからEBDクローに繋げるフルコースで試合を制した。

 9勝6敗でワールドタッグリーグを終えたアーチャーはUS王座のベルトを高々と掲げて勝ち誇ったが、そに乱入したのがモクスリーだ。突然、客席後方から現れ、音響席のテーブルに立ち、客席を見渡すと、リングに向かってゆっくりと歩いていく。迎撃姿勢を取ったアーチャーとにらみ合うと、視線を逸らしたその直後、デスライダーを敢行。鈴木にもお見舞いして、2人をKOすると、場外でマイクを持ち、「俺のベルトを返せ。東京ドームで俺のベルトを取り返す。レッスルキングダムはテキサスデスマッチだ!」とアーチャーに宣戦布告した。

 モクスリーの暴走は止まらず、リングサイドにテーブルを設置すると、そこにアーチャーを叩きつけようと試みる。アーチャーも抵抗し、チョークスラムを狙うがこれは未遂に。その後も2人はいつ果てることなく大乱闘を繰り広げて場内を騒然とさせると、そのままバックステージへと消えていった。

 モクスリーは改めてコメントを発表。「俺がG1で力が足らず、負けて逃げたとでも思ったのか。そんなことあるわけないだろう。俺はゲームハンター。新日本の誰も俺を止めることはできないし、俺は自分のやりたいようにやるまでだ」と言い放つと、「あのベルトは航空会社に奪われたんだよよ。俺がアーチャーを怖がっているなんて言うのは愚か者だけだ。スズキグンの筋肉担当であろうが、俺はあいつを恐れることなどない!」とアーチャーを挑発した。テキサス・デスマッチは反則裁定なしの完全決着ルールとなるが、モクスリーは「タフガイたちが戦い抜いてきたテキサス・デスマッチであいつと戦ってやる。そして最後までリングに上に立っていた者がベルトを獲得するんだ!」と自分が王座に返り咲くと言わんばかりに吠えた。

 また、モクスリーの登場で場内が騒然とする中、バックステージでも事件が発生。12・6熊本でKENTAの乱入を受け、試合をぶち壊しにされた後藤が報復に出た。コメントブースに姿を現したKENTAに襲いかかり、ミドルキックで蹴り倒すと、馬乗りになってエルボーを乱射してKO。「いつでもやってやるぜ、コノヤロー」と捨てセリフを残して去っていった。互いに襲撃を繰り返して、激化する一方の後藤とKENTAの抗争。タッグリーグが終わっても、遺恨の炎はさらに燃えさかりそうだ。

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