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12/13【プロレス大賞】オカダが4年ぶり4度目のMVP、ベストバウトとダブル受賞 『2019年度プロレス大賞』

 東京スポーツ新聞社制定『2019年度プロレス大賞』選考会が10日、都内で行われ、新日本のオカダ・カズチカが4年ぶり4度目の年間最優秀選手賞(MVP)受賞を果たした。

 オカダは今年、4・6ニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデン大会でジェイ・ホワイトを破って自身5度目となるIWGPヘビー級王座戴冠を果たした。その後、SANADA(5・4博多)、クリス・ジェリコ(6・9大阪城)、鈴木みのる(8・31ロンドン)、SANADA(10・14両国)と4度の防衛に成功。王者としての越年を決め、2020年1・4東京ドーム大会ではG1覇者・飯伏幸太とのV5戦を控える。MVP受賞は2015年以来4度目で、年間通じて新日本の頂点であり続けたことが評価された。

 年間最高試合賞(ベストバウト)は新日本10・14両国国技館大会で行われたIWGPヘビー級選手権試合「オカダ・カズチカvsSANADA」が選ばれた。36分21秒に及んだ激闘は王者オカダがレインメーカーで勝利。3度目のIWGP王座挑戦SANADAも敗れたとはいえ、頂点に肉薄して評価を高めた。オカダはMVPとベストバウトのダブル受賞となった。

 最優秀タッグチーム賞は全日本・諏訪魔&石川修司の暴走大巨人が3年連続受賞を果たした。世界タッグ王者として2019年を迎えた二人は今年も抜群の強さを発揮。9・3後楽園大会でゼウス&崔領二組に敗れ、ベルトを失ったものの、暮れの世界最強タッグ決定リーグ戦で2年ぶり2度目の優勝を飾り、同賞史上初となる3年連続受賞を決めた。

 殊勲賞は全日本・宮原健斗が3年ぶり2度目の受賞となった。昨年10月に4度目の三冠ヘビー級王座戴冠を果たした宮原は今年、最多防衛2位タイ記録となる8度の防衛に成功。さらに4月のチャンピオン・カーニバルでは史上7人目となる三冠王者による優勝も成し遂げた。また、自ら「MVP確定男」と公言してきたが、初受賞はならず。それでもMVP候補として4票が投じられた。

 敢闘賞はノア・清宮海斗が2年連続受賞を果たした。昨年暮れ、杉浦貴を破ってGHCヘビー級王座を史上最年少で初戴冠。以来、6度の防衛を重ねてきた。11・2両国大会では31分10秒の激闘の末に拳王を下し、ノア今年最大のビッグマッチを締め、「本気で業界1位狙う」との誓いも立てた。GHC王者としての越年を決め、23歳の若さでノアのエースであり続けたことが評価されての受賞となった。

 また、6月3日に交通事故によって41歳の若さで亡くなった故・青木篤志さん(全日本)に功労賞が贈られた。受賞者一覧は以下の通り。


☆東京スポーツ新聞社制定『2019年度プロレス大賞』選考結果

▼最優秀選手賞(MVP)
オカダ・カズチカ(新日本)

▼年間最高試合賞(ベストバウト)
IWGPヘビー級選手権試合「オカダ・カズチカvsSANADA」(10・14両国国技館)

▼最優秀タッグチーム賞
諏訪魔&石川修司(全日本)

▼殊勲賞
宮原健斗(全日本)

▼敢闘賞
清宮海斗(ノア)

▼技能賞
飯伏幸太(新日本)

▼新人賞
ストロングマシーン・J(DRAGON GATE)

▼女子プロレス大賞
岩谷麻優(スターダム)

▼功労賞
青木篤志(全日本)

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