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12/16【WWE】カブキ・ウォリアーズがPPV『TLC』メインで女子タッグ王座防衛、ミズ撃破のワイアットをブライアンが襲撃、コービンの策略でレインズ敗戦

 PPV大会『TLC』が現地時間15日、ミネソタ州ミネアポリスのターゲット・センターで開催された。

 WWE女子タッグ王者カブキ・ウォリアーズ(アスカ&カイリ・セイン)がこの日のメインイベントに登場。宿敵ベッキー・リンチ&シャーロット・フレアーとのTLC戦による防衛戦に臨んだ。ベッキー&シャーロットがいきなり襲いかかって出鼻をくじかれた王者組は、カイリがシャーロットのビックブーツを食らってしまう。それでもアスカがベイリーにヒップアタックを見舞い、カイリもパイプ椅子を使ったドロップキックをシャーロットに決めた。勢いづいたカイリはリング下から持ち出した消火器を噴射。アスカがベッキーをロープでラダーに縛りつけてシャーロットをローンバトルに追い込んだ。カイリが解説席から放ったインセイン・エルボーが不発に終わると、ラダーから脱出したベッキーの竹刀攻撃で反撃され、アスカがレッグドロップでテーブル葬にされてしまう。その後もテーブル、ラダー、パイプ椅子が飛び交う中、終盤にベッキーがベックスプロイダーでアスカを投げ飛ばしてラダートップまで上り詰めたが、最後はアスカがラダーに縛りつけたロープを引っ張ってベッキーを落とすと、ラダー上に吊るされたベルトをつかんで勝利。カブキ・ウォリアーズがPPV大会のメインでWWE女子タッグ王座防衛に成功した。

 ユニバーサル王者ブレイ・ワイアットとザ・ミズが対戦した。ファイヤーフライ・ファンハウスの姿で登場したワイアットに対し、家族を狙われてきたミズはゴングと同時に怒りを爆発。ヒザ攻撃の連打からスカル・クラッシング・フィナーレを決め、解説席や鉄製ステップに叩きつけて一方的に攻め込んだ。が、ワイアットは不敵な笑み。突如表情を変えたワイアットはシスター・アビゲイル2発で一気にミズを沈めた。試合後、会場ビジョンにザ・フィーンドが登場すると、勝利を報告したワイアットはリング下から取り出したハンマーでミズを殴りつけようとした。するとフードをかぶったダニエル・ブライアンが飛び込んでワイアットにランニング・ニーをさく裂。ショートヘアにイメチェンしたブライアンはイエス・キックや顔面ストンピングでワイアットをなおも痛めつけ、とどめとばかりにハンマーを振り上げたが、ここで突如会場が暗転。そのスキにワイアットはリングから消え去った。ブライアンは会場の大観衆とともに“イエス"チャントを連呼した。

 “ビックドッグ"ローマン・レインズがキング・コービンとTLC戦で激突した。PPV大会を前にコービンとの遺恨を深めてきたレインズだが、ステージに現れたところをコービンの警備員に襲撃されてしまう。そのまま試合に突入すると、レインズは警備員を蹴散らし、コービンがパイプ椅子で襲いかかっても殴り飛ばして応戦。客席で激しい攻防を展開した。その後、コービンがディープ・シックスを敢行し、鉄製ステップに叩きつけると、ドッグフード缶で殴打。さらにチョークスラムでレインズをテーブルに叩きつけたが、レインズも解説席へのサモアンドロップで応戦した。が、ここでドルフ・ジグラーが乱入し、レインズにスーパーキックをさく裂。さらにザ・リバイバルもコービンに加勢した。孤軍奮闘するレインズはスーパーマンパンチで必死に抵抗するものの、最後はジグラーのジグザグ、リバイバルのシャッターマシン、コービンのエンド・オブ・デイを立て続けに食らって万事休す。レインズはコービンの策略によって敗れ去った。

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