12/19【新日本】ブリティッシュ王座戦前にザックがSANADAに雪辱
『有馬記念 presents Road to TOKYO DOME』東京・後楽園ホール(2019年12月19日)
○ザック・セイバーJr.&タイチvsEVIL&SANADA×
1・5東京ドームでのブリティッシュ王座戦を前に、ザックがSANADAに雪辱を果たした。
ワールドタッグリーグ3連覇を逃したSANADAをザックが襲撃。G1公式戦やタッグリーグ公式戦で敗れた恨みをぶつけた。遺恨再燃を受けて、1・5東京ドームでブリティッシュ王者・ザックにSANADAが挑むタイトル戦が決定した。今宵は前哨戦でザックがタイチと、SANADAがEVILと組んで激突。11・28後楽園のタッグリーグ公式戦と同じ顔合わせとなった。
いきなりザックとSANADAの顔合わせが実現。テクニックを駆使したグラウンド戦でしのぎを削ると、SANADAがドロップキックでザックを場外に蹴散らす。トペにいくと見せかけて、ロープを掴んで華麗に回転。エプロンに不時着して場内を沸かすと、ザックは鉄柵を蹴り飛ばして苛立ちをあらわにした。余裕のSANADAはロープを開いてザックを挑発すると、ロープを飛び越えてリングに戻る。これにも怒りを見せたザックは、SANADAの左腕に照準を絞り、一点集中攻撃に打って出た。タイチと代わる代わるに攻め立てると、SANADAは何度も苦痛の表情を浮かべる。
SANADAが低空ドロップキックでタイチを振り払うと、あとを受けたEVILがパワフルな攻撃で主導権を強奪。タイチに串刺しラリアットやブロンコバスターをお見舞い。タイチもソバットやジャンピングハイキックで巻き返したものの、EVILは浅見レフェリーの肩を借りての1人マジックキラーでやり返し、ここで再びザックとSANADAが向かい合う。
裏のかき合いから、ドラゴンスクリューを敢行したSANADAは、足4の字固めを狙うも、ザックは首固めでクルリ。キックアウトされても、直後にランニングローキックをぶち込む。感情的になった2人はエルボー合戦を繰り広げると、ザックは卍固めに捕獲。譲らないSANADAもしつこくSkull Endの構えに入る。そのままぶん回すと、ラウンディングボディプレスへ。
時期尚早で決まらなかったが、SANADAが不時着。そこをザックがランニングエルボースマッシュでカチ上げると、慌ててEVILが急行したものの、タイチがアックスボンバーで分断した。すかさずザックが回転エビ固めを決めると、皮切りに激しい丸め込み合戦に。何度もポジションが切り替わったが、最後の最後でザックがガッチリと押さえ込み、技ありの3カウントを奪い取った。
ザックがSANADAに雪辱を果たすとともに、鈴木軍コンビがタッグリーグ公式戦で敗れた借りを返す形に。ザックは「俺はあと何回、お前に自分のテクニックを見せなきゃいけないんだ。もううんざりだよ」とSANADAについて吐き捨てると、タイチは「4日は変更だよ。チェンジしたほうがいいんじゃねえのか? 俺らにやらせたほうがいいんじゃねえのか? 優勝チームと2位に勝っちまってんだからよ。俺らが一番強えだろ?」とEVIL&SANADA、ジュース&フィンレーに勝利している実績を盾に、タッグ王座の挑戦者チーム変更を迫った。
【試合後のザック&タイチ】
▼ザック「タダイマ」
▼タイチ「お帰り。こんなもんだよ。ザックはあいつと、サナヤンとやるかもしれねえけど。でもよ、それもそれだし、だけどよ、タッグリーグ決勝戦をやったんだろ? あいつらとあいつらで。その準優勝チームにも勝っちまった俺たちはなんだ? 俺らが一番強いんじゃないか、やっぱり。俺らが一番強いタッグなんじゃないの?」
▼ザック「この会社はタイチの扱いが本当によくない。冗談じゃない。昨年のレッスルキングダムでは出番無し。今年だって本来なら、IWGPタッグチャンピオンシップは俺たちが出たほうがよかったんじゃないのか? それと、SANADA。俺はあと何回、お前に自分のテクニックを見せなきゃいけないんだ。もううんざりだよ」
▼タイチ「4日は変更だよ。チェンジしたほうがいいんじゃねえのか? 俺らにやらせたほうがいいんじゃねえのか? 優勝チームと2位に勝っちまってんだからよ。俺らが一番強えだろ? とりあえずザックはこれ。俺はもう出るつもりだから集中するよ」
▼ザック「東京ドーム2DAYSだ。あんな弱虫たちは置いといて、俺たちが出るべきだ。1月5日は俺たちの出番になるかもしれないな」