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12/21【全日本】ジェイク&野村&岩本が新ユニット「陣 JIN」を結成、新メンバー勧誘、興行の開催も宣言

 ジェイク・リー、野村直矢、岩本煌史が21日、東京・新木場1stRING大会の試合前に会見し、新ユニット「陣 JIN」の結成を発表した。

 共闘を続けてきたジェイク、野村、岩本の3人が新ユニットとして本格的に始動する。チーム名は[陣 JIN」。「僕と同じ志を持った岩本煌史、野村直矢、この3人で先陣を切って陣営をしっかり作ったうえで、どんどん戦っていきます」とコンセプトを説明したジェイクは、「各々が足りない部分を補って、そして刺激し合う」関係を強調した。

 「僕ら共通して言えることなんですけど、いい意味でも悪い意味でも社員だったわけですよ。言われてきたとおりにやって、けど自分たちで発案せずにそのままをずっと演じてきて。けど、そんなんじゃ僕はダメだと思うし、自分たちでどんどん動かないといけない」。そう宣言したジェイクはこれからこの3人で自分たちの意思のもと、全日本で戦っていくつもりだ。その第一目標が対Evolution。そして最大の目標が以前から掲げていたベルト独占だ。「そういうことを発信して誰がチームを引っ張ってっていうふうにやってきたかというとEvolutionしかいないんですよ。俺らがベルト独占だっていって。それに対抗するチームも全く出ずに、なあなあで。このまま話題を独占させていいのかと僕は常々思っていた」というジェイクは、Evolutionへの対抗意識をのぞかせつつ、「僕自身は三冠をもちろん狙っていきますし、もちろん崔&ゼウスが持っている世界タッグにもどんどん挑戦していくつもり」と改めてこの3人によるベルト独占をぶち上げた。

 3人で組むこの日の新木場大会が陣 JINの初陣。ジェイクは「僕ら激しさだけを求めてるわけじゃないので、お客様に楽しさも伝えるし、もちろん楽しさだけじゃないものもいっぱい伝えていこうと思っているので、しっかりメリハリをつけて、どんどんそういったものにもトライしようかなと思っております」と誓っている。その一環として2・6新木場大会を陣 JIN興行として行うことも宣言。その陣 JIN興行は継続して開催していくつもりだ。

 他の二人も新ユニット始動に思いを新たにしている。野村は「ジェイクも言ってましたけど、三冠ベルトは僕もずっと狙ってるものであるんで、そこはユニット内ですけど、個人闘争でもあると思う」とジェイクへの対抗意識をチラリ。「陣 JIN、ユニットの中で野村直矢、俺が一番目立ってやろうと思ってますね。2020年、さらに進化して、陣 JINもそうですけど、新しい野村直矢というのをみてほしい」と2020年へ向けて意気込んだ。

 ジェイクとアジアタッグを保持する岩本は「Sweeperの時はいろいろあって、結果的に失敗だったと思うんですけど、失敗がなければ次のことに進めないですし、成功への道というのも見えてこないと思う」とSweeperでの経験を糧に陣 JINで戦っていくつもりで。「ベルト独占だったり、全ての冠を獲りたいということになるので。三冠もそうですし、世界タッグもそうですし、アジアタッグは今僕らが持ってますけど、世界ジュニアも当然狙っていきます」とベルト独占の一翼を担う構えだ。「僕はいろいろ動いていきますとは言ったんですけど、すでに動いていて」と明かした岩本は、陣 JINの新メンバー候補が3人いることを明かし、「実現すれば来年2020年、陣 JINが全てを総なめにできるんじゃないか」と言い切った。

 この新ユニット誕生によって、全日マットに新たなうねりが巻き起こるのは確実。「来年2020年は俺ら陣 JINが全日本を引っ張っていくと、ここに宣言します」(ジェイク)とぶち上げた若い3人の戦いが始まる。


☆「陣 JIN」

様々な特徴、強さをもつ兵士が集まっているのが『陣 JIN』である。
何ごとにも挑む際には闇雲に突き進むだけでは意味をなさない。
先陣を切り、新たな世界を魅せるために集まったに値するメンバーである。


【会見の模様】
▼ジェイク「皆様お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。全日本プロレス、ジェイク・リーです。改めまして皆様にご報告があります。Evolutionという今、全日本で一番勢いに乗っているというか、誰も勝てないんじゃないか、あの二人組には、あのユニットには勝てないんじゃないかっていうチームに対抗するために、僕は新たなチームを作ろうと思ってこの場を設けました。チーム名は陣 JINです。僕以外にも僕と同じ志を持った岩本煌史、野村直矢、この3人で先陣を切って陣営をしっかり作ったうえで、どんどん戦っていきます。今までになかったユニット抗争を展開していきます。僕自身は三冠をもちろん狙っていきますし、もちろん崔&ゼウスが持っている世界タッグにもどんどん挑戦していくつもりです。なので今後というか、来年2020年は俺ら陣 JINが全日本を引っ張っていくと、ここに宣言します」

――チーム名の由来は?

▼ジェイク「僕らって結構、異色だと思うんですよ。生まれも育ちもずっと全日本な野村直矢と、スポルティーバから這い上がって這い上がって全日本に上がってきた岩本煌史と、そして僕は全日本プロレスで生まれ育ってはいるけど、一度やめて、そしてまた戻ってる出戻りの人間。けど、その過程の中で各々がさまざまな個性というか特性をその過程の中ではぐくんできた、そんな3人なんですよね。なので各々が足りない部分を補って、そして刺激し合って。それができるチームだと思うし。今まで僕も含めて、僕ら共通して言えることなんですけど、いい意味でも悪い意味でも社員だったわけですよ。言われてきたとおりにやって、けど自分たちで発案せずにそのままをずっと演じてきて。けど、そんなんじゃ僕はダメだと思うし、自分たちでどんどん動かないといけない、そういうところにきてると僕は自覚があるし、それはこの二人も持っていると思うし、だからこそ先陣を切ろうということで、陣営をしっかり整えたうえで、戦略を練ったうえで、リング上だけじゃなくて、それ以外のところでも俺は戦っていこうと思っています。そういった意味でこの漢字を使わせてもらいました」

――以前にベルト独占の目標を掲げていたが、それも方向性の一つ?

▼ジェイク「もちろんです。今まで誰がそういうことやってきました? そういうことを発信して誰がチームを引っ張ってっていうふうにやってきたかというとEvolutionしかいないんですよ。俺らがベルト独占だっていって。それに対抗するチームも全く出ずに、なあなあで。このまま話題を独占させていいのかと僕は常々思っていたし、そんな中で僕はSweeperというチームのリーダーをやらせてもらって、全く僕は動けてなかった。何をやっていたんだってぐらい。だからこそ気持ち切り替えてやるためにもリセットする必要があったし。それはSweeperの当時のメンバー誰もが思っていたことだし。だからこそ新たにチームを作って、それで今度は俺らがベルト独占しようと思ってます」

▼野村「最強タッグから横にいるジェイクと一緒に組んでやってきたんですけど、やっぱり僕もベルトっていうものを狙ってるし。ただ、ジェイクも言ってましたけど、三冠ベルトは僕もずっと狙ってるものであるんで、そこはユニット内ですけど、個人闘争でもあると思うんで、陣 JIN、ユニットの中で野村直矢、俺が一番目立ってやろうと思ってますね。2020年、さらに進化して、陣 JINもそうですけど、新しい野村直矢というのをみてほしいですね」

▼岩本「さっきジェイクさんも言ったように、Sweeperの時はいろいろあって、結果的に失敗だったと思うんですけど、失敗がなければ次のことに進めないですし、成功への道というのも見えてこないと思うんで、意味のある失敗だったのかなと僕は捉えていて。最強タッグ中にリング上で崔さんと言葉を交わして解散となったんですけど、そこに関しては当然のことかなと思ってましたし、最強タッグでこの二人が組んで戦ってるのを見てても、全然、違和感をそこまで感じなかったですし、ジェイクさんとやっていくとなった時、横に野村選手がいることに関して僕は何にも変な感情は抱いてないんで。この3人で戦っていきたいというのもあるんですけど、ベルト独占だったり、全ての冠を獲りたいということになるので。三冠もそうですし、世界タッグもそうですし、アジアタッグは今僕らが持ってますけど、世界ジュニアも当然狙っていきますし、ほかってなったら、タッグリーグとか、ジュニアタッグリーグとなってくると僕のパートナーが組めない。ジュニアがいないんで。最強タッグ中、二人は最強タッグに集中していてくれと言っていて、その間、僕はいろいろ動いていきますとは言ったんですけど、すでに動いていて。ちょっとピックアップしたい人間、した人間が3人いまして。一人はどうだろうなっていう感じです。たぶん仲間に入れない方がいいんだろうなというのが一人。そしてもう一人はぜひとも僕は仲間に引き入れたい選手がいまして、その選手にはもうすでに声をかけてありますので、そこをのんでくれるのか、やるか否かはその選手次第だと思いますし。もう一人は声はかけてないですけど、気にしている、僕が気になっている存在の選手がいるので、そこも積極的に声をかけていこうかなとは思ってるので。ジェイクさんには信頼していてくれと言ったので、間違いない、納得してもらえる人選になると思うんで、実現すれば来年2020年、陣 JINが全てを総なめにできるんじゃないかなというふうに思います」

――岩本選手から新メンバー候補がいる

▼ジェイク「いいんじゃないですか。陣地を広げるうえでいいんじゃないですか。そこに関しては僕は全く心配していないし。ただ、やるからには僕は今回、しっかりやっていこうかなと。中途半端なままで終わらせたくないので。さっきのそれこそSweeperは失敗だったけど、それはいい失敗だった。僕はそれを現状言えないんですよ。いい失敗だったとは。いい失敗だったって言えるように今、この時、このチームをどうやっていくか。それによっていい失敗だったのかどうか決まると思うので。僕の中で。そういう思いを持った人が一緒に戦ってくれるのであれば、それはうれしいし、越したことはない」

――今日の新木場大会が陣 JINとしての初陣になる?

▼ジェイク「初陣になるんですけど、凄い硬い感じでスーツ着てやってるんですけど、やっぱり年に一度のファン感謝デーということで、僕ら激しさだけを求めてるわけじゃないので、お客様に楽しさも伝えるし、もちろん楽しさだけじゃないものもいっぱい伝えていこうと思っているので、しっかりメリハリをつけて、どんどんそういったものにもトライしようかなと思っております。あとですね。どういうふうになるかはまだわからないんですけど、僕らこういった形に今なって、まとまってというふうになったわけで、だから2月6日(新木場)だったかな。僕らをメインとした興行をと今思っていまして。何をどうするか、まだ詳細は決まってません。何をどうするか。カードも決まってません。そういうのも楽しんでもらえたらなと思います」

――陣 JIN興行は継続していくつもり?

▼ジェイク「もちろんです。そのためにまだ時間もあるので、どういうふうにしたらもっと盛り上がるのか、そういうのも話し合いながらやっていこうと思います」

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