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12/30【大日本】兵頭が加藤撃破で準決勝の切符獲得、岡林と火野も高評価「助けられた」

『BJW WORLD IS NOT ENOUGH〜6人タッグトーナメント2回戦』東京・後楽園ホール(2019年12月30日)
BJW WORLD IS NOT ENOUGH〜6人タッグトーナメント〜Bブロック2回戦 ○兵頭彰&岡林裕二&火野裕士vs中之上靖文&鈴木秀樹&加藤拓歩×

 ヤングBJ対決で沸騰。兵頭が加藤を撃破して準決勝の切符を獲得し、パートナーの岡林と火野も「助けられた」、「最高の勝利」と高評価を与えた。

 セミファイナルは6人タッグトーナメント2回戦。12・26名古屋の1回戦で河上&菊田&忍を破った岡林&火野&兵頭と、12・29大阪で関本&ゼウス&GAINAを撃破した中之上組が準決勝の切符をかけて対決した。中之上組は浜亮太が光熱による欠場のため、代わりに鈴木が急きょエントリーした。

 まずは加藤と兵頭のヤングBJ対決がエルボー合戦で火花を散らす。中之上と火野は腕を取り合い、グラウンドテクニックを競い合う。岡林と鈴木は力比べを展開し、岡林が片手で押し込み、腕を固めたまま持ち上げる怪力を発揮。加藤が果敢に逆水平を連発したが、岡林は逆水平一発で返り討ちにした。

 それでも加藤は兵頭に逆水平を連発して圧倒。ここから兵頭が捕まる劣勢に。加藤がフロントネックロックで絞め上げ、中之上はボディエルボーを連打。鈴木はネックロックでひねり上げ、加藤は逆水平を連発した。

 兵頭も起死回生の払い腰で加藤を叩きつけて突破口を開いた。火野がフライングショルダー、逆水平連打で巻き返し、鈴木と中之上が飛び込んでも同士討ちを誘ってからフライングショルダーで二人まとめて蹴散らす。加藤にはセントーンを投下した。

 意地の加藤もボディスラムで火野を投げて中之上にタッチ。串刺しラリアット、ランニングネックブリーカーの連続攻撃に出る。エルボー合戦で真っ向から渡り合い、火野が逆水平を打ち込んでも中之上は引かず。エルボーで立ち向かって打ち合いを続ける。ノーガードになった火野になおもエルボーを連打したが、火野もカウンターのラリアットを叩き込んで逆襲した。

 ともに交代して岡林と鈴木が向き合う。鈴木がショルダーネックブリーカー、胴締めスリーパーで先手を取れば、岡林はKUBINAGEで叩きつけて脱出。ブレーンバスターで引っこ抜き、逆水平を打ち込む。鈴木は掌底で応戦し、ワンハンドバックブリーカーをさく裂。ダブルアームが不発に終わっても変型卍固めで絞め上げた。

 すると兵頭がカットに入り、ショルダータックルで鈴木をなぎ倒す。加藤がブレーンバスターで鎮圧すれば、火野がエクスプロイダーで加藤を投げ飛ばし、中之上が飛び込んでもショートレンジラリアットで返り討ち。岡林とともにサンドイッチラリアットを鈴木に連打し、火野がFucking BOMBの構えに入ると、岡林がコーナーに上がった。

 だが、中之上が急行して不発に終わり、岡林は雪崩式ブレーンバスターで叩き落とされてしまう。加藤が岡林と火野に串刺しバックエルボーを交互に打ち込んだが、兵頭がショルダータックルをぶちかまして鎮圧した。

 ここで兵頭と加藤のヤングBJ対決に。胸板へのハンマーパンチを打ち合うラリーで意地を張り合い、加藤が後頭部への頭突き、ジャーマン、バックドロップで一気に攻め込む。負けじと兵頭はコーナーに上がった加藤を雪崩式バックフリップで叩き落とし、ショルダータックルでねじ伏せると、スピアーをぶち込んで3カウントを奪った。

 4ヵ月近く先にデビューしている加藤に遅れを取っていた感があった兵頭だが、自らの勝利で準決勝の切符を勝ち取ってみせた。兵頭にとって大きな自信となりそうな1勝で、「見ての通り自分、絶好調なんで。このまま優勝まで勝ち進んでいきましょう」と威勢よく宣言してみせた。そんな兵頭をパートナーの二人も高評価。岡林が「助けられたホントに。ホントにありがとう」と感謝すれば、火野も「これで兵頭、もう若手なんて言わしたらアカン」としたうえで、「最高の勝利や」と称えた。

 そして岡林と火野はZERO1の1・1後楽園大会で世界ヘビー級王座戦を控える。王者・火野が「ウチら喧嘩してるわけではないけどな、リング上がったら思い切り戦うで。2020年、ワシらが最初にプロレス業界盛り上げたろうや」と呼びかければ、岡林も「やりましょう。全身全霊で。負けへんぞ」と呼応。元旦決戦へ向けて固い握手で激闘を誓い合っていた。

【試合後の岡林&火野&兵頭】
▼兵頭「よっしゃ!」

▼岡林「お疲れ!」

▼兵頭「ありがとうございます!」

▼火野「お前、この1勝、これで兵頭、もう若手なんて言わしたらアカン」

▼兵頭「見ての通り自分、絶好調なんで。このまま優勝まで勝ち進んでいきましょう

▼火野「インフルエンザかかんなよ、お前」

▼兵頭「かかりません!」

▼岡林「絶対かかんないインフルエンザなんかホントに。助けられたホントに。ホントにありがとう」

▼兵頭「ありがとうございます」

▼火野「最高の勝利や。ありがとう」

▼兵頭「ありがとうございます」

▼岡林「このまま優勝まで突き進みますよ」

▼火野「裕二、タッグとしてええ感じやけど、忘れたらアカンで。2日後、お前と…」

▼岡林「そうや」

▼火野「シングルや。来年一発目や。ウチら喧嘩してるわけではないけどな、リング上がったら思い切り戦うで。2020年、ワシらが最初にプロレス業界盛り上げたろうや」

▼岡林「やりましょう。全身全霊で。負けへんぞ」

▼火野「そんな感じや」

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