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1/1【ZERO1】#STRONGHEARTSがZERO1初上陸 CIMA投入&リベンジャーズとの全面対抗戦が浮上

『すしざんまいPresents 謹賀新年』東京・後楽園ホール(2020年1月1日)
○T-Hawk&入江茂弘&エル・リンダマンvs田中将斗&菅原拓也&日高郁人×

 T-Hawk、入江、リンダマンの『#STRONGHEARTS』(SH)勢がZERO1初上陸。田中将斗率いる『リベンジャーズ』との全面対抗戦が浮上したほか、リンダマンが「CIMAをZERO1に連れてくる」と予告した。

 マット界を股にかけて躍動するSH勢が、新春興行でZERO1初上陸。田中&日高&菅原のリベンジャーズトリオが迎え撃った。

 のっけからSH勢がスピーディかつ息のあった連係で菅原を捕獲。リンダマンは田中の竹刀に随所で過剰反応して観客の笑いも誘った。

 菅原が入江を振り切って脱出すると、“田中vs入江"の注目対決の場面に、串刺し攻撃の追尾合戦などで熱戦を展開し、田中が鋭いエルボー連打で制しにかかっても、入江がカウンターの旋回式スクラップバスターをぶっ放して場内も沸き返った。

 さらに田中とT-Hawkも垂直落下式ブレーンバスターと、ケルベロス(ランニングニー)を打ち合って火花。ジュニアの日高とリンダマンもやり合い、日高がショーンキャプチャーを狙っても、キャッチしたリンダマンがぶん投げてみせる。

 ならばと日高もリベンジャーズ連係で巻き返す。レフェリーの死角も作ってリンダマンに集中砲火を浴びせるや、田中はリンダマンが過剰に恐れる竹刀攻撃もズバリ。スーパーフライも投下し、試合権を持つ日高が石見銀山で仕留めにかかった。

 だが、リンダマンが着地して切り抜けると、コーナーのT-Hawkが日高のブラインドを突いたタッチで日高を翻ろう。ニーアッパー、リバースパワースラムで一気に日高の動きを止めるや、間髪入れずにリンダマンがジャーマンでぶっこ抜く。返す刀でリンダマンがトップロープ超えのノータッチトペで菅原&田中を足止めするなか、最後はT-Hawkがナイトライドで日高を突き刺して3カウントを奪ってみせた。

 初上陸でZERO1が誇るリベンジャーズの強力トリオを完全粉砕。すかさずリンダマンが“日本最高レベル"とのほまれも高いマイクアピールを開始だ。

 「新年初めての後楽園で勝ったのは、この俺たち、#STRONGHEARTSだ! 謹賀新年、謹賀新年。プロレスラーとして年末年始は忙しくさせてもらってますけど、この元旦の後楽園で試合をして勝つことができたっていうのは、日本人プロレスラーとして、この上ない幸せだと思います。呼んでくださったZERO1さんには感謝しています」と、まずは真摯に始めてZERO1ファンから支持の拍手を取り付けた。

 続けてリンダマンは「このままZERO1さんに継続的に参戦したい!!……と言いたいところだったんで・す・が! 残念ながら今日の試合では彼らは僕に何の印象も与えなかった。お前(田中)のことだぞ? お前が一番印象に残ってないんだからな!?」と、誰もが認める存在を指差して、その大胆さに場内もざわついた。

 さらには「そんなことよりも、俺がZERO1に上がりたくない理由は、俺の好きな三又又三がこのリングに今いないことだ!」と衝撃(?)発言。当然、場内も「え〜!?」となったものの「あまり好かれてないようだな…。お前らはあの人の良さを分かってないだけ!」と持論を展開し、「以上、2点により俺たち#STRONGHEARTSは、このリングに再び上がることはありません。2020年も皆様、良いお年をお迎えください!」と撤収しようとした。

 無論、菅原がリンダマンらを呼び止める。「あんちゃん、相変わらず口が達者だな。俺らに手応えがなかった? やるならとことんやろうぜ、コノヤロー!」と要求したものの、「菅原?とかいったなお前がそんなに頭を下げて、この俺様に再戦させてくれって、そんなに頭を下げるなら、この俺も鬼じゃないですから。ZERO1のファンの皆様へのサプライズとして、いつでも、どこでも、何時でも、どの国でも、リングなくても、関西でも、北海道でも、お前らの挑戦、受けてやるよ」と“元DRAGON GATE"の共通項を持つ大先輩を超格下扱いしながら受諾した。

 そして今度は田中が「どこでもやるって、言ったな? 俺たちはまだ朱崇花とか4人も5人もおんねん。#STRONGHEARTSとリベンジャーズ、全面対抗戦やろうや」とぶち上げ、「お前らにはCIMAっていう大将もおんやろ? おい小僧、お前が連れてこい」と突きつけた。

 リンダマンは「俺たち#STRONGHEARTSは今、若いメンバーでやってんだよ! 小僧の俺がCIMAさんを呼べるワケないだろ!」と“小僧呼ばわり"を逆手に取って拒否。しかし田中が竹刀で威嚇しながら「たいしたことないなお前」と迫るや、やはり竹刀に過剰反応したリンダマンは「たいしたこと無いって言ったな? むかついた。まぁいい。ZERO1とZERO1ファンへのお年玉として、俺が責任をもってCIMAをこのZERO1のリングに投入してやるよ!」と翻意し、ZERO1へのCIMA招へいを公約してみせた。

 かくしてCIMAのZERO1登場と#STRONGHEARTSとリベンジャーズの対抗戦が浮上。ZERO1マットに新春から新たな局面が訪れた。

プロ格 情報局