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1/12【WRESTLE-1】土肥との真っ向勝負制す 入江がOWE王座死守

『WRESTLE-1 TOUR 2020 SUNRISE』東京・後楽園ホール(2020年1月12日)
OWE無差別級選手権試合 ○入江茂弘vs土肥孝司×

 土肥との真っ向勝負を制し、入江がOWE王座を死守した。

 OWEは#STRONG HEARTSの面々が中心となって上海で産声を上げた団体。日本でも興行を定期的に行ってきたが、その無差別級王座に君臨しているのが入江だ。そんな王者に昨年の12・26後楽園で土肥が挑戦表明。入江も受諾し、約7年半ぶりに両者の一騎打ちが実現した。

 のっけからアグレッシブにやり合った2人だが、入江が先に好機を掴んだ。土肥を背負い込むと、そのまま後ろに倒れ、全体重を浴びせて大ダメージを与える。豪快なブレーンバスターで投げ飛ばすと、追撃を狙ってコーナーへ。気づいた土肥に場外へ叩き落とされたが、すぐさま動いてリングに飛び込み、トペスイシーダをお見舞い。自らバウンドしてしまうほど強烈なダイビングボディプレスも火を噴く。

 しかし、ビーストボンバーは決まらず。読んだ土肥は南京錠固めで捕獲する。しのがれてもエルボー合戦で押し勝ち、ラリアットの相打ちが続いても、執念で押し切った。入江のノーモーション頭突きに被弾しても止まらない土肥はハーフネルソンスープレックス、ラリアット、垂直落下式ブレーンバスターと怒とうのラッシュで3カウントを迫る。

 至宝を失うわけにはいかない入江も必死に応戦。急角度のバックドロップで土肥の動きを止める。コーナーで立ち上がった挑戦者の土手っ腹にキャノンボールをぶち込むと、頭突きを食らっても気にせず、こん身のビーストボンバーを一閃。セカンドロープを掴んで立ち上がろうとする土肥の後頭部にキャノンボールを突き刺すと、間髪入れずにビーストボンバーを振り抜き、接戦をものにした。

 入江がOWE王座を死守。それでも土肥との戦いに充実感をおぼえたようで、自ら手を差し出してガッチリと握手を交わした。


【試合後の入江】
▼入江「リンさん! (リンダマンをコメントブースに呼び寄せると)僕が喋りたいことは全部このリンダマンが全部言ってくれるから。よく聞いてください」

▼リンダマン「まあ、試合で入江さんは見せてくれましたよ。男の戦いには言葉なんていらねえよっていう。熱い男と男のプロレスラーらしいぶつかり合いで。でも、制したのは、土肥孝司も凄かったけど、入江茂弘。OWEのチャンピオンが防衛しましたよ。まあ、W-1とはまだまだこれからも。このベルトの防衛戦をやるやらないは別にして、これを引っさげて、ひっかき回していきましょうよ」

▼入江「OK! いきましょう」

▼リンダマン「世界中の全てを獲りにいくぞ」

▼入江「(親指を突き立てて)サムズアップ! (それを下に向けて)サムズダウン!」

【土肥の話】「クソ。また新年一発目でつまずいちまったけど、新年一発目にシングルマッチで入江茂弘と戦えてよかった。俺の中でいろいろと感じたものも受け取ったものもあるよ。ただ、1回で終わらねえ。勝つまで入江茂弘に挑戦していきたい。それでベルトもついてきたら、一石二鳥だ。チクショウ。2020年、土肥孝司はまだまだこれからだ」

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