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1/22【NOAH】小峠の進出阻止 初勝利・大原が一転して突破王手

『GLOBAL Jr. LEAGUE 2020』アクロス福岡(博多)(2020年1月22日)
Cブロック公式戦 ○大原はじめvs小峠篤司×

 大原がジュニアリーグ戦Cブロック公式戦で小峠を破って初白星。小峠のブロック突破を阻止すると同時に、自身が決勝トーナメント進出へ王手をかける値千金の1勝をつかんだ。

 無傷2連勝で最終公式戦を迎えた小峠は、“引き分け以上"でブロック突破が決まる状況。そこに立ちふさがったのは大原だった。

 実力者対決だけに、序盤から一進一退の熱戦を展開。中盤に入ると大原が久々に風車式のエメラルドフロウジョンを解禁したものの、ムイビエンはすり抜けられて決まらない。逆に鋭いカウンター・ロケットキックをドンピシャリと当てた小峠が、コウモリ吊り落とし、ムーンサルトプレスと畳みかけ、「ほな、さいなら」と勝利を確信しながらキルスイッチで仕留めにかかった。

 だが、踏ん張った大原は、逆にクラッチを利用して小峠を担ぎ上げると、起死回生の肩載せ式バックブリーカーに成功。さらには奥の手、リストクラッチ式のフィッシャーマンバスターで突き刺すや、今度こそのムイビエンへと持ち込む。小峠も必死にロープを目指したが、大原は腕を巻き込みながらフェイスロックも複合させる“ムイビエンロック"へと変化し、たまらず小峠もタップアウトした。

 小峠のブロック突破を阻止すると同時に、2戦目にしてリーグ戦初勝利。大原は続くYO-HEY戦(1・25大阪)も勝てば、直接対決で小峠を上回ってブロック突破が決まるだけに、わずか1勝で一転して決勝トーナメント進出へ“王手"をかけた。

 RATEL'SとSTINGERによる寡占状態に“待った"をかけるべく「ずっとこのリーグ戦に向けて、去年から準備してきて、気持ちをここに向けてました」と明かした大原は、「今日も、その図式に一石を投じる結果が作れたかな、って。だって小峠は今、ジュニアタッグのベルトを持ってるチャンピオンでしょ? この前までIPWジュニアも持ってたし。その小峠と久しぶりにシングルやって勝ったワケだから。俺自身もトップ戦線にまた返り咲ける機運が高まってきたかな、と思います」と“再浮上"へも手応えをつかんだ。

【試合後の大原】
▼大原「良かったね。勝った。ずっとこのリーグ戦に向けて、去年から準備してきて、気持ちをここに向けてました。なぜなら、ノアジュニアの図式が、どこへ行ってもRATEL'SvsSTINGER。この図式だった。ベルトもずっとRATEL'SとSTINGERが争ってる図式だったから、そろそろその図式に変化をつけたいと思ってるから。だから今日も、その図式に一石を投じる結果が作れたかな、って。だって小峠は今、ジュニアタッグのベルトを持ってるチャンピオンでしょ? この前までIPWジュニアも持ってたし。その小峠と久しぶりにシングルやって勝ったワケだから。俺自身もトップ戦線にまた返り咲ける機運が高まってきたかな、と思います」

――一転して次のYO-HEY戦に勝てば自力突破が可能な状況だが?

▼大原「そうですね。本当に厳しい、3回しかない公式戦だからね。一回の勝ち、一回の負けが凄く大きい。やってみるまで分からなかったけど、やってみて凄いわ。熊野に初戦負けただけで、諦めるような気持ちが生まれちゃう…っていうか、精神的にキツかったですね。でも今日勝てたから、次YO-HEYに勝てば行けるワケじゃないですか。しっかり一歩一歩前へ。やるしかないから。Do it nowですよ。今日勝ったことで、未来行きのキップは手に入ったワケだから。このキップを未来につなげるために、次YO-HEYにも勝ちます。というワケで今日も…ムイビエン!」

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