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1/26【全日本】不発も青柳が新兵器スピンキック試し斬り、最後の前哨戦で宮原に揺さぶり

『2020 NEW YEAR WARS最終戦〜神々の戦い〜』京都・KBSホール(2020年1月26日)
○フランシスコ・アキラ&宮原健斗&ヨシタツvs青柳優馬&ダニー・ジョーンズ&田村男児×

 青柳が最後の三冠前哨戦で新兵器・スピンキックを試し斬り。不発に終わったものの王者・宮原に揺さぶりをかけた。

 2・11後楽園大会の三冠戦へ向けた前哨戦もこれが7度目にして最後。これまで不意打ちジャーマンを連発し、NEXTREAM追放と最高マイク封印を突きつけるなど揺さぶりまくってきた。そして、三冠戦用の新兵器として、師匠・北原光騎氏直伝のスピンキックにも磨きをかけている最中だ。

 この日はフロントハイキックで王者に先制を許しても、同じ攻撃ですぐさま応戦。場外戦でヘッドバットを食らっても頭突きでやり返して譲らず。終盤の再激突でもフロントハイキックを食らったものの、串刺し刺し攻撃は決めさせず。挑発するように「いくぞ京都!」のアピールでお株を奪ってみせた。

 1・19春日部に続く直接勝利はならず、新兵器も飛び出さないまま、最後はパートナーの田村がアキラのメテオラに沈んで敗戦。最後の前哨戦を落としたものの、青柳は試合後に仕掛けた。一度は控室に下がっておきながら、リングに引き返すと宮原の背後から迫る。読んだ宮原が振り向き、しばし対峙したものの、エルボーを打ち込むと、スピンキックを繰り出したのだ。瞬時に察知した宮原がダッキングで回避し、未遂に終わったものの揺さぶりをかけるには十分だった。

 「やってしまった。最後の最後で。恥ずかしい。しかも蹴りも外したしね」と振り返った青柳だが、そこに動揺の色はない。この日ヒットできなかったように、「もう少し精度を上げないと」と未完成を実感しつつ、「でもまだまだ2月11日までは時間がたっぷりある。3週間近くあるんだよ、まだ。それまでに磨きをかけて宮原健斗の顔を、アゴがポーンと外れちゃうような、俳優向けの顔にしてやりますよ。覚悟しとけ宮原健斗」と強気に通告してみせた。

 一方、最後の前哨戦を制した形となった宮原は「お前が次どう出るかを俺は今日試したんだ。案の定、入ってきたな。もう言うことはないか? やることはないか? 出し尽くしたんじゃないか?」とこちらも強気そのもの。「V10がかかった宮原健斗にとっても大事な日だからな。俺のプロレス人生かかった日になるんだ。青柳優馬よ、楽しみだな」と自信をみせたが、青柳の新兵器が気にならないはずがない。本番まで取っておく形となったが、スピンキックがクリーンヒットすれば試合の流れを変える可能性大。この技が2・11三冠戦のカギを握るのは間違いなさそうだ。

【宮原の話】「きたきたきたきた。京都よ、帰ってきたぞ宮原健斗が。青柳優馬、今日も襲ってきたな。もうお前のことを受けるのは今日で終わりと決めてたんだ。お前が次どう出るかを俺は今日試したんだ。案の定、入ってきたな。もう言うことはないか? やることはないか? 出し尽くしたんじゃないか? 2月11日は宮原健斗にとっても全日本プロレスにとっても歴史的な日だぞ。眠れない日々が続いてるんじゃないか? そっちの方が心配だ。V10がかかった宮原健斗にとっても大事な日だからな。俺のプロレス人生かかった日になるんだ。青柳優馬よ、楽しみだな」

【青柳の話】「やってしまった。最後の最後で。恥ずかしい。しかも蹴りも外したしね。突かないとダメだね。(蹴りのフォームをみせながら)回して突く、回して突く。もう少し精度を上げないと。でもまだまだ2月11日までは時間がたっぷりある。3週間近くあるんだよ、まだ。それまでに磨きをかけて宮原健斗の顔を、アゴがポーンと外れちゃうような、俳優向けの顔にしてやりますよ。覚悟しとけ宮原健斗」

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