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1/30【NOAH】GHC王者・潮崎が藤田指名、3・8横浜文体で激突 ナショナル王者・杉浦は地元名古屋で清宮迎撃

『GLOBAL Jr. LEAGUE 2020』東京・後楽園ホール(2020年1月29日)
○藤田和之&杉浦貴&鈴木秀樹vs潮崎豪&中嶋勝彦&谷口周平×

 GHCヘビー級王者・潮崎が次期挑戦者に藤田を指名。3・8横浜文体大会での王座戦が決まった。また、清宮海斗がGHCナショナル王座挑戦を表明し、王者・杉浦も受諾。杉浦の出身地でもある2・24名古屋大会での王座戦も決まった。

 潮崎は旗揚げ20周年イヤーの年頭に清宮からGHC王座を奪取。1月ツアーでは全国各地でメインを締め、王者としての充実っぷりを見せつけてきた。

 次期挑戦者はツアー最終戦に現れた。昨年末から激しく火花を散らしてきた藤田と、後楽園セミファイナルで激突。のっけから先発して、藤田が強烈な張り手、潮崎が猛烈な逆水平を打ち合い、場外までもつれ合って徹底的に意地を張り合った。

 杉浦と谷口、中嶋と鈴木も激しくやりあったが、試合を制したのは藤田。谷口の顔面サッカーボールキックをしのぐと、逆に猛烈なビンタからの“本家"顔面サッカーボールキック連発で巻き返し、最後は潮崎の面前で谷口をスリーパーで絞め落としてみせた。

 試合後には潮崎が金色のベルトを見せつけながら歩み寄って藤田とにらみ合いを展開。「闘魂の最後の伝承者、藤田和之か。(ベルトを叩きながら)このGHCの誇りをかけて、あいつを必ず倒す」と自ら指名。藤田は王者をじっと見つめたまま無言で引き上げたが、ノア旗揚げ20周年記念ビッグマッチ第2弾大会となる3・8横浜文体大会での王座戦が決まった。

 一方で試合後には鈴木が中嶋に一騎打ちを要求して2・16後楽園大会でのシングルマッチも決定。次々に“次の展開"が生まれるなか、GHCナショナル王者の杉浦は“俺にはないのか"といったジェスチャーとともに引き上げかけた。

 そこへ滑り込んできた男が一人。清宮だ。GHCヘビー級王座から陥落後、「刺激的第一歩」を予告していた方舟の“スーパーノヴァ"は、「鬼の強さを持った杉浦さんを、俺は新しい景色に吸収したい。そして、あの鬼の杉浦さんの持っている赤いベルト。可能性が凄い秘められていると俺は思っている。その可能性を、新しい景色を持って広げていきたい」とナショナル王座挑戦を表明した。

 杉浦も清宮の申し出を「待ってた」と歓迎したうえで「20年だ! 20年! このノアで、俺は全景色を見てきたんだ。良い景色も、嫌な景色も、見たくもない景色も見てきたんだ! 新しい景色? 新しい景色に変えられるもんなら変えてみろ。俺は今年で50だ。明るい未来はもうないんだよ! 奪えるもんなら奪ってみろ! 俺の地元名古屋でやるぞ! 2・24名古屋だ!」と怒声を響かせ、決戦の舞台を指定しながら受諾。“ノアの全景色を見てきた男"杉浦と、“新しい景色"を目指し続ける清宮によるGHCナショナル王座戦が、旗揚げ20周年記念ビッグマッチ第1弾となる2・24名古屋大会で行われることが正式に決まった。

【試合後の杉浦】
――清宮が出てきたが、意外だった?

▼杉浦「いや、待ってたよ。待ってた。(清宮は)潮崎にベルト獲られてから、何も動き無かったでしょ? あいつしかいないでしょ?」

――良い景色も、嫌な景色も、見たくもない景色も、ノアの全景色を見てきたと言っていた

▼杉浦「言わせんのか? 俺は全部見てきてるんだよ。簡単には変えられないぞ? 新しい景色には。変えさせないし」

――旗揚げ20周年イヤーの第1弾となる名古屋の大会でもある

▼杉浦「俺の地元だしね。第1弾だろ? ふさわしいんじゃないか? 俺と清宮で」

――新しい景色に“吸収"してやると、“吸収"という表現を使ってきたが?

▼杉浦「20年やってきてんだ、俺は。簡単にはさせねーよ。俺にだって意地あるんだよ、なぁ? イヤな景色も全部見てきてんだよ! ノアの良いところも。なぁ? 簡単に譲れねえよ。この景色は」

――創りたいなら力で創ってみろと?

▼杉浦「おう、創れるようなら創ってみろよ! 俺だってまだ、時代もなにも、景色もなにも変えてないんだよ! ずっと。くすぶってんだよ! さっきも言ったけど、俺はもう先がないからな。今年50だ。絶対譲らないよ」

――まだ全盛期は先だとも言っていた

▼杉浦「おう、許さないだろ? 時代が。オッサンは追いやられてるんだよ。でも俺は苦しいながらも生き残ってやるからよ」

――いろんな意味で危機感を感じるが?

▼杉浦「危機感しかねえよ、俺には! 『プロレスやって良かった』って思いたいんだよ。何もないんだよ。良かったと思って終わりたいんだよ、絶対譲らないからな!」

【潮崎の話】「闘魂の最後の伝承者、藤田和之か。(ベルトを叩きながら)このGHCの誇りをかけて、あいつを必ず倒す」

【試合後の中嶋】
▼中嶋「ちょっと待ってよ? おいおいおい。どういうこと? 説明してくれよ? 責任って何だよ? まあ、いいや。なんて言われたんだっけ? 鈴木に俺はなんて言われたんだっけ?」

――一騎打ちを、と

▼中嶋「なんでだよ! だから。おいおい、ちょっと待て。あまりにも急過ぎだし、強引だろ? でも、うーん、そうだなあ…ツイートか何かで募ってみろよ。俺と鈴木のシングルマッチが見たいか。なあ? 一定の声があれば考えてもいいよ。まあ、会社次第だよ」

【清宮の話】「みんなが知っている杉浦さん、鬼の強さを持った杉浦さんを、俺は新しい景色に吸収したい。そして、あの鬼の杉浦さんの持っている赤いベルト。可能性が凄い秘められていると俺は思っている。その可能性を、新しい景色を持って広げていきたいと思ってます。最近、ちょっと様子がおかしいというのは、なんか物足りないんじゃないかなって思ってたんで。俺が鬼の杉浦貴を吸収して、新しい景色を…さらに広大な新しい景色を皆さんにお見せしたいと思います」

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