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1/30【NOAH】「Never say never」 ストーム気丈にノア所属ラストマッチ有終V

『GLOBAL Jr. LEAGUE 2020』東京・後楽園ホール(2020年1月29日)
○クワイエット・ストーム&モハメド ヨネvs齋藤彰俊&井上雅央×

 気丈に振る舞ったストームがノア所属ラストマッチで勝利を飾り、有終の美。「Never say never」とノアマットへの再登場やヨネとのタッグ再結成に含みを持たせつつ、「どこでも行きたい、どこでも試合したい。名前も広がって、名前も大きくなりたい。Hopeだね」と視線を前に向けた。

 ストームは2015年3月に拳王、大原はじめと同時にノアに入団。約4年9ヶ月間のノア所属として戦い続けてきたが、1月いっぱいでフリーに転向することになり、所属ラストマッチを迎えた。

 “50ファンキーパワーズ"として苦楽をともにしてきたヨネと組み、齋藤&井上と対戦。ラストマッチとはいえ、ストームは感傷的なムードを見せなかった。試合前からヨネと陽気に円陣を組んで気合いを入れると、かつて共闘していた齋藤とは真っ向勝負を展開。磨き上げてきたヨネとの連携を流れるように披露していく。

 最後も自ら勝負を決めた。齋藤たちの連続攻撃を耐えきると、こん身の50cm砲を齋藤に発射。井上も丸め込みなどで抵抗を見せたが、ここでもラリアットを振り抜くと、ヨネとともに数々の激闘を制してきた合体技・ファンキーバスターボムを敢行して3カウントをもぎ取った。

 ストームが合体技で有終の美。頼れるパートナー・ヨネと笑顔で抱擁し、勝ち名乗りを受けると、別れを惜しむ観客の前で陽気にファンキーポーズとマッスルポーズを同時に決め、最後まで気丈に振る舞った。

 「絶対勝たないといけないカラ、綺麗に決めて、最後の50cmラリアットやって、もう…4年くらいのパートナー・ヨネさん呼んで。いつもの合体フィニッシュできて、凄く良かっタと思いマス」と試合を振り返ったストーム。「正直悲しいよ。悲しいと、辛い」とさすがに寂しさを垣間見せたものの、「と同時に嬉しい! 逆にやりたいこと、できない部分もあって、自分の道を創れるきっかけにもなった。めちゃくちゃプロレス、大好きだから、プロレスも広めていきたい。昨日、芸能事務所2つ入りました。それで一人でも二人でもお客さんがプロレス観にきてくれたらうれしい」と気持ちは前向きだった。

 ヨネが「絶対はないから。プロレス界にね。もう一回組めることを心から願っていれば、お客さんも思っていてくれれば、もう一回この二人がベルトに挑戦する姿が見られると思います。言いたくないけど…“ひとまずは"のお別れだね、今日は」と別れのメッセージを贈ると、ストームも「今、そう言われると“絶対出ない"って言うカモしれないケド……Never say neverっていう言葉が英語にあるから」といつかの再会に思いを馳せつつ、「でも今のところは、上がらないつもり。どこでも行きたい、どこでも試合したい。名前も広がって、名前も大きくなりたい。Hopeだね」と未来を見据えた。

 最後に「まずはね、俺はノアに入ったオカゲで、俺の名前、全国区なった。クワイエット・ストームの名前、みんな知ってくれるようになって。それは会社に感謝。まずは最初の田上社長、会社に入れてくれてありがとう。内田さん、不破さんも、怪我した時も応援してくれて、ノアのファンズも6年くらいずーっとずーっと応援してくれて、心から本当にうれしい。また…また…どこかで、もし良かったら応援にきてください。ありがとうございました」と感謝の言葉を重ねたストーム。その50cm砲を武器に、今後もプロレス界で活躍する姿を見せてくれるだろう。

【試合後のヨネ&ストーム】
――所属ラストマッチを終えて?

▼ストーム「最後の試合なので、絶対勝たないといけないカラ、綺麗に決めて、最後の50cmラリアットやって、もう…4年くらいのパートナー・ヨネさん呼んで。いつもの合体フィニッシュできて、凄く良かっタと思いマス」

――寂しさのようなものはある?

▼ストーム「まぁ…会社が発表してから、今日だけじゃないヨ。どこでも、SNSでも…(励ましをもらって)凄いうれしかったよ」

――ヨネさんの思いは?

▼ヨネ「ひとつは寂しさ。そして、絶対はないから。プロレス界にね。もう一回組めることを心から願っていれば、お客さんも思っていてくれれば、もう一回この二人がベルトに挑戦する姿が見られると思います。言いたくないけど…“ひとまずは"のお別れだね、今日は。そう思いながら、噛み締めて闘いました」

――2月からはフリーとなるが?

▼ストーム「まずはね。正直悲しいよ。悲しいと、辛い。と同時に嬉しい! 逆にやりたいこと、できない部分もあって、自分の道を創れるきっかけにもなった。めちゃくちゃプロレス、大好きだから、プロレスも広めていきたい。昨日、芸能事務所2つ入りました。それで一人でも二人でもお客さんがプロレス観にきてくれたらうれしい。それだけで!」

――またいつの日かノアのリングに?

▼ストーム「うーん…今、そう言われると“絶対出ない"って言うカモしれないケド……Never say neverっていう言葉が英語にあるから。でも今のところは、上がらないつもり。どこでも行きたい、どこでも試合したい。名前も広がって、名前も大きくなりたい。Hopeだね」

――応援してくれたファンや、ともに闘った仲間へのメッセージがあれば?

▼ストーム「まずはね、俺はノアに入ったオカゲで、俺の名前、全国区なった。クワイエット・ストームの名前、みんな知ってくれるようになって。それは会社に感謝。まずは最初の田上社長、会社に入れてくれてありがとう。内田さん、不破さんも、怪我した時も応援してくれて、ノアのファンズも6年くらいずーっとずーっと応援してくれて、心から本当にうれしい。また…また…どこかで、もし良かったら応援にきてください。ありがとうございました」

【試合後の齋藤&井上】
▼齋藤「最後の後楽園で戦えたことは凄い自分としても良かったかなという。クワイット・ストームの気持ちがね。やっぱり俺も1回ノアで突然フリーになっているんで、そういった気持ちもわかりますし。そういった部分で気持ちをぶつけ合いながら、今日は。最後、本人がウワーッいう感じでお客さんのところにアピールできたんで、よかったんじゃないのかなと思います。単なる分岐点なんで。またいずれクワイとね、思いっきりやりあいたいなとは思ってます」

▼井上「さっき齋藤さんが言ったように、僕もノアで何年か前に同じ経験をしてるんでね。本人に不本意な気持ちがあるのはわかります。それがあのラリアットに込められているのがわかった。強烈だったな。だけど、次に会った時は必ずやり返します。次が楽しみです」

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