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2/11【大日本】青木が阿部との熱戦制してBJWジュニアV3、リンダマン迎撃が決定

東京・後楽園ホール(2020年2月11日)
BJW認定ジュニアヘビー級選手権試合 ○青木優也vs阿部史典×

 青木が阿部を熱戦の末に下し、BJWジュニア王座3度目の防衛に成功。V4戦でのリンダマン迎撃が決まった。

 BJWジュニア王者・青木がこの日3度目の防衛戦を迎えた。挑戦者はアストロノーツの阿部。王者自ら指名して実現した一戦だ。この勝者が2・24大阪大会でリンダマンの挑戦を受けることも決まっている。

 まずは先手争いを経て、阿部がレッグロックで絞め上げると、サッカーボールキックで場外に蹴落とし、青木が戻ろうとしたところにロープ越しのドラゴンスクリューをさく裂。レッグロック、アンクルホールドで絞め上げる。ナックルパンチ、ローリングソバットと打撃も冴え渡り、ヒザ十字固めで再び左足攻めに出た。

 しのいだ青木はプランチャで反撃ののろしを上げる。風車式バックブリーカーで追撃し、タイガースープレックスを阻止されてもグラウンド卍で捕獲したが、逃れた阿部はフランケンシュタイナーですぐさま反撃。ドラゴンスクリューからの足4の字固めで捕らえる。ミドルキックを連発すると、青木は大谷晋二郎ばりに前進して真っ向から受け止める。ならばと阿部はサッカーボールキック、ランニングローキックで蹴りまくった。

 意地の青木もすぐさま立ち上がってエルボー合戦に持ち込む。サッカーボールキックには張り手で応戦し、ビンタの打ち合いで真っ向から渡り合う。これは阿部が制し、延髄斬りをキャッチしてのアンクルホールドで捕獲。耐えた青木は延髄斬りで意地の反撃をみせた。

 両者とも倒れ込んだが、ここから打撃戦に突入していく。何発もエルボーを打ち合い、阿部がソバットを見舞えば、青木はアッパー掌底で応戦。ならばと阿部はカウンターのドロップキックで動きを止め、顔面蹴りをぶち込む。伊良部パンチを振り抜くと、お卍固めでギブアップを迫った。

 耐えた青木はタイガースープレックスで逆襲。後頭部へのミサイルキックで一気に巻き返す。意地で立ち上がった阿部をラリアットでねじ伏せ、ムーンサルトを発射。自爆させた阿部がお卍固め式のエビ固めで丸め込み、回転浄土宗で巻き返そうとしても、青木はリフト式ライガーボムで鎮圧。すかさずタイガースープレックスを爆発させて3カウントを奪った。

 青木が自ら指名した阿部を熱戦に末に撃破し、BJWジュニアV3を飾った。試合後、「阿部史典選手、今日は自分と戦ってくれて、ありがとうございました」と感謝すると、阿部は「また必ずあなたが持つベルトに挑戦できるぐらいまで、もう一度後ろからやり直します。なので、また青木選手、よろしくお願いします。今日はありがとうございました」と雪辱を誓い、握手を交わすと、ともに敬意を表して深々と座礼した。これで青木はV4戦でのリンダマン迎撃が正式決定。「この次は2月24日、大阪大会、エル・リンダマン!この勢いのまま俺がこのベルトを防衛します」と誓ってみせた。

 バックステージでも青木は「これもまた大変な一戦になると思いますけど、ここ(ハート)一本で勝ってやりますよ。大日本のジュニアどんどん引っ張っていきますよ」とリンダマン返り討ちを自信満々に宣言。「自分もいつまでもジュニアというカテゴリーに納まる気はないんで、そこは追い追い話します」と意味深長な言葉も口にしていた。

【試合後の青木】
▼青木「ありがとうございました。勝ちました。もうメチャクチャ熱かったですね。ヒザも首も耳も正直、今おかしいですけど、痛いですけど、(胸に手を当てて)ここ、気持ちはもうメチャクチャ元気ですよ。阿部史典選手、文体で逆指名って感じでやらせてもらって、メチャクチャ、エキサイトした試合になったんじゃないですかね。そして次2月24日、エル・リンダマン、これもまた大変な一戦になると思いますけど、ここ(ハート)一本で勝ってやりますよ。大日本のジュニアどんどん引っ張っていきますよ。自分もいつまでもジュニアというカテゴリーに納まる気はないんで、そこは追い追い話します」

【試合後の阿部】
▼阿部「ありがとうございました。いやぁ気持ちよかった。気持ちよすぎて負けたのかわからないけど、僕の中にある大事なものを、性感帯をたくさんこういじってね、青木は素直に応えてくれる選手なので、物凄く相手としてやりやすかったんですけど、やっぱり負けちゃいけないですね。あんな試合前にたっくん(野村)がガッチリ勝って、バーン盛り上がって、ここで私も勝って最高のバトンを渡そうと思ったんですけど、物事はそんなうまくいかないというか。ただね、ジュニアのカテゴリーに納まってるわけにいかないっていう奴に負けてしまったということがあるんで。後ろからとは言ったけど、早くもう一回、ジュニアのベルトを獲って、歴史が浅いからこそ、俺が一番歴史に名を残したいというか、そういう欲が。僕は大日本の所属よりもBJWジュニアへの執着心があると思うんでね。今日みたいなイカせ合いをして、性感帯を刺激しつつ、もう一度ジュニアのベルトを目指したいと思います。そして2・24は負けたけど全力で野村卓矢の応援をして、野村卓矢が勝って、タッグを獲って、ジュニアのベルトを獲ってもいいんじゃない? という感覚になりました。ありがとうございました」

――お互いにやりたかったバチバチができた?

▼阿部「バチバチ言われすぎて、バチバチっていう言葉使いたくないんですけど、バチバチを知ってる人がいない、バトラーツの。でも僕自身の中に新しいバチバチというか、僕自身がバチバチだと思ってるんで、俺がやる試合、これ全部バチバチです。青木が思うバチバチがあるかもしれないですけど、あいつ大谷さん好きだったり、ヤリマン気質があるんで、僕は純粋にこれを一途に愛してます。僕が一番のバチバチです。ただ昔のバチバチじゃなくて今のバチバチです。アップデートされた現在進行形のバチバチです。昔のことをやろうとは思ってないです。今、僕のできる最高の、今の時代に合わせたバチバチを僕は作ってる最中です」

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