2/21【全日本】目指すは全日本の全盛期 諏訪魔断言「これからは最高締めじゃなく全盛期締め」

『2020 EXCITE SERIES』鳥取県立米子産業体育館(2020年2月21日)
○諏訪魔&石川修司&岡田佑介vs宮原健斗&ヨシタツ&フランシスコ・アキラ×

　「全盛期の全日本プロレスっていうのを目指したい」。諏訪魔が三冠ベルト獲りにかける決意を口にし、「これから全日本プロレス、最高締めじゃないんだよ。全盛期だオイッ!で締める」と宣言した。
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　3・23後楽園の三冠戦へ向けた前哨戦もこれが6度目。この日、諏訪魔は石川&岡田とのトリオで、ヨシタツ&アキラと組んだ宮原と激突した。先発で対峙するとヘッドロック地獄に引き込み、場外戦では宮原ファンから奪った「最高」タオルで王者の首を絞め上げるなど暴走しまくり。フロントハイキックで反撃されても、エルボー合戦をダブルチョップで制して気を吐いた。

　最後は宮原の眼前でアキラをラストライドで豪快に料理。前哨戦4勝目を挙げた。試合後のリング上で諏訪魔は「これからの全日本プロレスは最高の宮原じゃない。全盛期の諏訪魔だオイッ!」と断言。自身の最多戴冠記録を更新する7度目の三冠王者を狙う今回、自ら「全日本の顔」決定戦と定めたからこそ相当な覚悟がある。

　宮原が初めて三冠王者となってから4年が経過。その間、最高男による最高マイクは全日本の定番としてすっかり定着した。試合後の締めはその日の全日本を大きく印象づけ、締めた男がまさに全日本の顔といえる。それをこの4年間、宮原が続けてきたが、諏訪魔は黙って見過ごすはずがない。「これから全日本プロレス、最高締めじゃないんだよ。全盛期だオイッ!で締めるよ。全盛期締めなんだよ!」と声高に断言し、「全盛期という言葉をもっとブランディングしたいんだよ。価値を高めたいよ」と今以上に定番化させる構えもみせた。その言葉通り、この日の試合後も「俺たちは全盛期だオイッ!」の叫びで締め。宮原ファンの女性たちにも強制的に親指を突き上げさせ、さっそく米子での普及に努めた。

　そこには全日本の顔となる決意が込められている。「もっともっと(観客の)人数集めてさ、全盛期の全日本プロレスっていうのを目指したいよね。まだまだ伸びしろあると思うんでね」と宣言した諏訪魔は自らの手で全日本に全盛期をもたらすつもり。「そのためには俺が三冠ベルト絶対獲らなきゃいけないんだ。全盛期を証明していこうと思う」と改めて三冠ベルト返り咲きを誓った。

【試合後の諏訪魔&石川&岡田】
※諏訪魔と岡田がバックステージに戻ってきて

▼岡田「よっしゃあ絶好調!」

▼諏訪魔「オイ相方は? まぁいいよ。三冠に集中してるんでね俺は。今回は今言った通りだなリング上で。これからの全日本プロレス……(戻ってきた石川の姿を見つけて)石川選手!」

▼石川「タイトルマッチ控えてる二人だから…(と控室に戻ろうとすると)」

▼諏訪魔「違うよ。言いたいことあるんだよ今日は。リング上でも言ったけどさ、これから全日本プロレス、最高締めじゃないんだよ。全盛期だオイッ!で締めるよ。全盛期締めなんだよ!」

▼石川「おぉ」

▼岡田「間違いないです」

▼諏訪魔「俺やっていこうと思うんだよ。これからは最高なんかじゃねぇんだ」

▼石川「お客さんも俺たちを通して全盛期ってことで」

▼諏訪魔「そうだよ。もっともっと人数集めてさ、全盛期の全日本プロレスっていうのを目指したいよね。まだまだ伸びしろあると思うんでね。そのためには俺が三冠ベルト絶対獲らなきゃいけないんだ。全盛期を証明していこうと思う。全盛期という言葉をもっとブランディングしたいんだよ。価値を高めたいよ」

▼石川「ブランドにする?」

▼諏訪魔「そう。しようよ」

▼岡田「しましょう」

▼諏訪魔「やろう、やろう。凄いの作ろう」

▼岡田「商標登録しましょう」

▼石川「ちょっとお前、最後ちゃんとしゃべれ。まだそのへんが甘いんだよ。スキがあるよ」

▼岡田「すいません。リング上でちょっと噛んじゃったけど、それだけ気持ちが高ぶってるっていうこと。諏訪魔さんが三冠獲る前に俺が世界ジュニア、あのDRAGON GATEの横須賀選手から絶対かっさらって、俺が世界ジュニアチャンピオンとして諏訪魔さんの三冠戦のセコンドにつきたいと思います」

▼諏訪魔「ありがとうございます」

――岡田選手が先にベルトを獲ればいい弾みになりそうだが?

▼諏訪魔「そうだね。勢い出ると思うんでね。(獲ったら)ビックリするよね。ただ、そのビックリするところを見てみたいね、俺は。いいね景気づけに」

▼石川「ドラゲーファンにいっぱい来てもらって、岡田が獲ってドラゲーのファンがみんな岡田ファンに」

▼岡田「完璧ですね。流れができてる」

▼諏訪魔「おぉ凄ぇな(笑)」