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2/23【全日本】宮原が諏訪魔ピンで世界タッグ挑戦を要求 「全日本の顔」決定戦は5冠争いへ

『2020 EXCITE SERIES』最終戦 エディオンアリーナ大阪 第2競技場(2020年2月23日)
○宮原健斗&石川修司&崔領二vs青柳優馬&入江茂弘&諏訪魔×

 宮原が諏訪魔をピンフォール。8度目の前哨戦にして初の直接勝利を奪った最高王者は世界タッグ挑戦を要求し、「全日本の顔」決定戦に5冠争いというもう一つのテーマが出来上がった。

 3・23後楽園大会の三冠戦へ向けて連日対戦してきた王者・宮原と挑戦者・諏訪魔。シリーズ最終戦となったこの日は石川&崔、青柳&入江とそれぞれ混成トリオを組んでの激突となった。

 チャンピオン・カーニバル前哨戦でもあったこの一戦。諏訪魔と石川の暴走大巨人対決が久々に実現し、リングを揺るがしたが、最後は宮原と諏訪魔の間で勝敗が決した。両者が先発で対峙すると、諏訪魔がヘッドロック地獄に引き込み、終盤には万力スリーパーで絞め上げたが、石川がカットに飛び込むと、崔が赤川鉄橋、石川がファイアーサンダーを立て続けに敢行して宮原を援護射撃。すかさずブラックアウトをぶち込んだ宮原は、シャットダウン・スープレックス・ホールドを爆発させて3カウントを奪った。

 王者・宮原が諏訪魔にピンフォール勝ち。8度目の前哨戦にして初となる直接勝利を奪ってみせた。試合後、宮原は諏訪魔の眼前で三冠ベルトを掲げて勝ち誇ると、「お前に一つ言いたいことがある。俺は三冠挑戦を受けた。俺は全日本の歴史を動かす男だ。歴史を動かしてる男にふさわしく、お前と石川修司が持ってる世界タッグのベルトに挑戦させてもらおうか?」と要求。諏訪魔も「5冠戦だな。やってやるよ。俺の世界タッグかけてやってやる」と受けて立った。

 石川との暴走大巨人で世界タッグ王者に君臨する諏訪魔は、3・23後楽園で三冠奪取を果たせば、2013年10月以来、6年5ヵ月ぶり2度目の5冠制覇を達成する。もし宮原の世界タッグ挑戦が実現すれば、自身初の5冠王者に挑むことになる。

 ただ、気になるのがパートナー。自ら「人望がない」と公言する最高男だが、この日はパートナーの名前を明かさず。それでも「俺の中で考えてる人がいる。誰かは今は言わない」と意中の存在がいることを強調。そして宮原は「5冠王者、この3月に誕生する」と予告し、3月中の世界タッグ戦開催を訴えた。

 「全日本の顔」を決める宮原と諏訪魔の戦いは、これで5冠争いの様相も呈することが決定的となった。この春、令和初の5冠王者が誕生することになるかもしれない。

【宮原の話】「オイ、諏訪魔。キッチリよ、大阪の皆様にお前の負ける姿を見ていただいたよ。これが現実だ。これが今を生きる全日本プロレスのシンボルの顔だ。シンボルの実力だ。どうだ、このシリーズ。日本全国を回ってどっちが支持されたか? お前の耳に聞こえたか? そして今日、大事なことは世界タッグ挑戦だ。いいか!? 5冠王だ! 5冠王はお前らだけのものじゃないぞ、この歴史を動かす男のこのおっきなおっきなこの夢は! 5冠王が似合うのは俺だろ。お前らだけのものじゃないぞ。挑戦を受けると言ったな。楽しみだな。しかし! パートナーは…今教えない。俺の頭の中に組みたい人間がいるんだよ。世界タッグ、3月に組んでくれ。5冠王が誕生するぞ3月!」

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